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除草機改良 水稲有機栽培 新潟県上越市

2014年01月22日 14時57分24秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「[農作業らくらくアイデア 7] 除草機改良 水稲有機栽培 新潟県上越市 (2014/1/22)」という記事が出ていた

内容は以下の通り
新潟県上越市の農業生産法人・(有)内山農産は、水稲の有機栽培で使っていたエンジン式の歩行型除草機を改良し、除草作業を省力化した。
除草部分を竹ぼうきに付け替えたことで除草効果が高まり、その後の雑草の発生量も減少。
夏場の手取り除草の作業負荷を大幅に軽減した。

・竹ぼうきに付け替え 夏の手取り作業軽減

同社は水稲単作で32ヘクタールを経営する。
2013年の栽培方法の内訳は(1)慣行栽培18.8ヘクタール(2)特別栽培10ヘクタール(3)改良機で除草をする有機栽培3.2ヘクタール――だった。
品種は「コシヒカリ」と「こしいぶき」が中心だ。

以前から手で引くタイプの竹ぼうき除草器を自作して使っていた。
作業幅は1.8メートルで、6条分の田面を満遍なく削る。
併せて使っていた市販のエンジン式除草機は作業幅1.5メートルで、条間だけを除草。
手製の竹ぼうき除草器の方が除草効果は高いが、作業負荷が大きい。
そこで11年春、市販機に改良を施すことにした。
代表の内山義夫さん(61)は「あるものを使って除草作業を簡単にできないか考えた」と振り返る。

材料は竹ぼうき2本、長さ1.8メートルの角材2本、針金など。費用は1000円程度だ。
改造の手順はまず、竹ぼうき2本を分解して得られる竹枝を長さ1.8メートルの角材に並べる。
もう1本の角材で竹枝を挟み、ねじで固定。除草機に取り付けて完成だ。

除草は3回が基本。
1回目は、苗の活着を見計らい田植えから7~10日後に、以前から使う竹ぼうき除草器を手で引いて行う。
その後、雑草の生育に応じて2回、改良機で除草する。

改良機の導入前は米ぬかや炭をまいたり、チェーン除草器を人手で引いたりして雑草を抑えていたが、重労働だった。
改良機による雑草抑制効果は高く、7月下旬~8月中旬の雑草の発生量が減少。
内山さんは「夏の手取り除草の時間が減って気が楽になった」と、負担の軽減を実感する。

同社は、東京都内の米穀店を中心に米を販売しており、今後、有機栽培の面積を増やしていく方針。
経営面積の少なさを付加価値が高い有機栽培米の生産で補うためだ。内山さんは「自分でできる改良は極力、自分でする。余計な投資を控えて増産したい」と考えを示す。

他にも作業の改善に工夫をする。
その一つが、乾燥機のもみ搬出部分を改良し、安全に作業できるようにしたことだ。

同社では、栽培方法や品種の違いで数種類の商品があるため、乾燥後にもみが混ざらないよう、3基のタンクを備えて一時的に保存する。
もみ搬出先の切り替えは従来、高さ約8メートルの足場まで登り、手動でレバーを操作していた。
このレバーにロープを取り付け、地上で切り替えができるようにした。
長男の博登さん(30)のアイデアだ。

内山さんは「今まで危険性を自覚していなかった。工夫次第で楽に安全に作業ができる」と説明する。
今後も省力化を追求して、余裕のある作業体系を目指す。
というもの。

日本農業新聞e農ネットの記事を見てもらえば判るが、自分は思わず吹き出してしまった。
一昔前というより二昔前の生産者みたい。

自分の農地の環境を知り尽くしているからこそ出る、独特のアイデア。
形よりも効率。

昔は、こんな生産者が沢山いたんだよな。
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