昨日、日帰りで熊本県の多良木町に行ってきた。
多良木町のお米をブランド米にするための考え方を教えるためである。
アクセスが物凄く悪い地域という印象ばかりがあり、全然、地域のデータを持たないままで多良木町を訪れてしまったのだが、1万年以上前の旧石器時代の遺物や、縄文・弥生時代の遺物が出土していたり、全長18kmにおよぶ灌漑用用水路、灌漑面積1400ヘクタールの百太郎溝(ひゃくたろうみぞ)、または百太郎堰(ひゃくたろうせき)があるなど、歴史がある地域であった。
多良木町 https://www.town.taragi.lg.jp/gyousei/about_taragi/index.html
百太郎溝 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%A4%AA%E9%83%8E%E6%BA%9D
地域のブランド米として考えている品種は「にこまる」。
生産者の平均年齢は、70歳に届いていないし、若者もいる。
交通の便が悪い事から、外部からマイナス情報が入っていない事、生産者が以外とサバサバしている事、精米施設を作ったばかりという事、行政のアドバイザーが付いている事等、動きやすく、ブランド米を作りやすい環境がある。
流通の米袋も出来ていたし、リーフレットも作成に入っていた。
残念ながら、ピントがずれていので修正をお願いしたが、諸々の事が着々と進んでいた。
昨日提案したので、年内にブランドシートは出来上がるだろうし、「自分たちのブランド米とは」を統一するために、同時に「憲章」も作ってしまう予定である。
動ける産地は、どんどん先に進み、動けない産地は、どんどん置いて行かれ、差は広がり続けている。
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