北日本冷夏の恐れ ３カ月予報

日本農業新聞 ｅ農ネットに「北日本冷夏の恐れ　３カ月予報 （2014/4/26）」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
気象庁が２５日に発表した、７月までの３カ月予報によると、今年の夏はエルニーニョの影響で、北海道から東北にかけての北日本の気温は平年並か低く、冷夏の恐れがあるとしている。
偏西風が南下し、太平洋高気圧が平年より弱いためで、梅雨明けも遅くなりそうだ。

エルニーニョ現象は、南米沿岸など太平洋西部の海面水温が平年より高くなることなどで、日本付近の海水温が低下し冷夏を引き起こす。
前回は５年前の２００９年に発生し、北日本を中心に冷夏となった。

今年の夏は、エルニーニョの発生する可能性が高く、その影響で偏西風が平年より南に流れ、北日本で寒気の影響を受けやすい。
全国的に、季節の進行が遅く、梅雨前半に当たる東・西日本の６月は、前線の影響を受けにくく、雨が少ない。

５月の気温は、全国的に平年並みだが、６月は、北日本がやや低く、逆に西日本は やや高い見込み。
７月は北日本の気温がやや低く、東・西日本は平年並みの見通し。

３月に発表された予報と比べ、北日本の６月は寒気の影響を受けやすく、低温の確率が高まった。

過去のエルニーニョ現象は、１９９１年、９７年、０２年、０９年から起きているが、発生１、２年の間に、米の作況指数が１００を切った年が、９３年（７４）、９８年（９８）、０３年（９０）、０９年（９８）と高い頻度で発生している。
というもの。

生産者の皆さんは、注意が必要だ。