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TPP論議深まらず 地方の不安強まる

2013年07月16日 10時03分24秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「TPP論議深まらず 地方の不安強まる 各党首が舌戦 (2013/7/15)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
参院選投開票前の最後の日曜日となった14日、各党首は街頭演説などで大票田の首都圏や重点選挙区を飛び回った。
安倍晋三首相(自民党総裁)が進める経済政策「アベノミクス」の評価などをめぐり各党の舌戦が過熱する一方、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題や農業政策に関する政策論議は深まらない。
論点はかすみ、農村や地方では不安や不満が募る展開となっている。

安倍首相は14日、盛岡市のJR盛岡駅前で街頭演説。
東日本大震災からの復興に取り組む考えを示した上で、「農業と漁業をしっかり守っていく」と述べた。
TPP交渉対応を意識した発言とみられるが、TPPには直接言及しなかった。

安倍首相は、政府や自民党が成長戦略として打ち出した「農業・農村所得倍増目標10カ年戦略」を踏まえて「農村や農業の収入を10年間で倍増したい」とも強調した。
公示日の第一声でも「所得」ではなく「収入」の倍増と述べた。
収入と所得では意味が全く異なり、与野党の間で首相の真意をいぶかる声も上がり始めている。

民主党の海江田万里代表は東京・巣鴨で演説。
アベノミクスについて「格差が広がり働く人の中間層が細ってしまう」と「負の側面」を指摘し、「中間層を再び厚くする」と述べて対決姿勢を鮮明にした。
TPPや農政には触れなかった。

日本維新の会の橋下徹共同代表は神奈川県川崎市で、「自民党が大勝すれば党内の守旧派勢力が息を吹き返す」と自民党を批判。
公明党の山口那津男代表は東京・銀座で「(政権運営は)かじ取りのバランスが大事」と、同党の議席増を含めた政治の安定性の重要性を力説。
みんなの党の渡辺喜美代表は千葉県柏市で、「減反で、おいしい米を作らせてもらえない」と、農業分野の構造改革を進める方針を強調した。

共産党の志位和夫委員長は京都市のJR京都駅前で、「守るものを守れないのがTPPだ」と強調。
生活の党の小沢一郎代表は、TPP反対などを掲げた党公約を踏まえて福岡県宗像市のホテルで演説した。
社民党の福島瑞穂党首は横浜市のJR横浜駅前で「TPPに参加したら瑞穂の国は壊れる」と力説。
みどりの風の谷岡郁子代表は東京・秋葉原で、「TPPは知的所有権の問題もある」と反対を強調した。

岩手県久慈市から2時間半以上かけて盛岡市での安倍首相の演説会場を訪れた80代の男性は「農産物をしっかり守らないと農業も元気にならないし、復興も進まない」と述べ、TPP交渉への対応を懸念した。

東京都内で野党党首の演説に耳を傾けていた20代の女性は「TPP反対の政党や農業に詳しい議員が自民党圧勝で埋没したら困る」と語った。
というもの。

産地に行っているからこそ、TPPや農業の事について、ハッキリとシッカリと話さなければいけないはずなのに、どの政党も、必ずトーンは下がる。
トーンが下がるという事は、どこかに、話したくない事、突っ込まれたくはない事が、あるからなんだろう。
それが無いのなら、声を張って、演説できるはずだ。
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