こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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トキの里で安全なコメ 厳しい要件守り特産に

2013年08月02日 10時12分00秒 | Weblog
47NEWSの地域ニュースの中に「これがイチオシ!地域再生」という特集の中に「トキの里で安全なコメ 厳しい要件守り特産に」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
日本で唯一、国際保護鳥トキが放され、野生で繁殖している新潟県の佐渡島。
現在、自然界に約70羽が生息する。
トキをシンボルに豊かな自然や安心・安全のイメージも加えた認証米コシヒカリ「朱鷺(とき)と暮らす郷(さと)」は、島の特産に成長している。

認証米の取り組みはコメのブランド化を目指す佐渡市が中心となり、トキの放鳥が始まった2008年にスタートした。
農薬・化学肥料をそれまでの5割以上減らすことや、冬も田に水を張り生物の生息環境を守ることなどを認証要件とした。

農家にとっては手間がかかるが、生産者や作付面積は増えている。
佐渡市のまとめでは、08年に256戸、426ヘクタール。12年は684戸、1367ヘクタールになった。
認証米の小売価格は5キロで3千円前後と、一般の新潟県産コシヒカリより高い。
それでも消費者の人気を集める。
JA佐渡によると、販売量は08年産米の約1100トンから年を追って増え、12年産米は約1650トンとなる見込みだ。

佐渡島の玄関口、両津港の土産物店に並ぶ認証米「朱鷺と暮らす郷」=新潟県佐渡市

新穂(にいぼ)地区の約80アールで認証米を作る土屋穂積(つちや・ほずみ)さん(68)は「うちの田んぼにはドジョウやカエル、ミズカマキリがいるよ。農業を通じ、自然が豊かになっていることを感じる」と誇らしげだ。
農作業中にトキがドジョウなどをついばむ姿も見かけるようになった。

認証米の取り組みが評価され、佐渡市は11年に石川県の能登半島とともに、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に国内で初めて登録された。

過疎や高齢化など厳しい現実もあるが、佐渡市農林水産課の渡辺竜五(わたなべ・りゅうご)課長(48)は「認証米が消費者に受け入れてもらい、農家の励みになっている」と話す。(新潟日報社、文・中島陽平、写真・富所真太郎)
というもの。

石川県が世界農業遺産に認定されたことと、佐渡が世界農業遺産に認定されたこととは、同じ世界農業遺産であっても、大きく違っていると思う。
佐渡が認証米を失敗してしまったら、世界農業遺産の価値は無くなるのだから・・・・

だからこそ、佐渡市とJAと生産者の、足並みの揃ったブランド化と地域活性化が必要となるのだ。
ばらばら農業では、世界農業遺産の価値は出ないだろう。
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