こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

恐れていたことが現実となってしまった

2010年09月29日 01時44分48秒 | Weblog
日曜日・月曜日と高知県へテレビの収録のために出かけていたため、2つの産地から届いた22年産米のサンプルを、今日の朝ようやく見ることが出来た。

一つの産地は、3タイプ送られてきていて、「苦しいけど、何とか販売は可能かも」という状態であったが、もう一つの産地は「何があったんだ」と言いたくなってしまうほどの状態であったのだ。

今年は、全国的に高温障害を受けているので、いくら自分の店だからと言っても、妥協しなければならない部分もあるのだが、それでも仕入れる条件としては原則「1等」で、品質や産地の現状によっては「2等」でも受け入れているのだが、「3等」や「規格外」を受け入れたり取り扱うことは、まず無い。

ところが、一つの産地のサンプルは、「規格外」と言うより、そのさらに下の「クズ米」レベルの出来になってしまっていたのだ。

原因は100%高温障害。
生産者が手を抜いたとか、農作業をさぼっていたわけではないので、何とか救済をしてあげたいと思っているのだが、品質が「クズ米」レベルというお米を、今まで扱ったことが無い自分としては、直ぐに対策が浮かぶはずもなく、今はどうしてあげることもできないのだ。

県もかかわっているブランド米のため、とりあえず明日、生産者と県とで、この事態の対策を検討始めるようにお願いしたのだが、たぶん検討しても、よい答えは出てこないのではないだろうか。

生産者は、捨て値で何処かに引き取ってもらうか、捨てるしかないと言っているが、これは大変な事態となってしまった。
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