こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

四万十ブランド米について

2012年05月18日 10時36分29秒 | Weblog
昨日の午後、高知県の四万十から、地域ブランド米を作るための相談で、県と農協が訪ねてきた。

品種は「ひのひかり」と話題の「にこまる」。


自分が仕掛けている、同じ高知県本山町の「天空の郷ひのひかり」と「天空の郷にこまる」とは、同じ高知県とは思えないほどに、炊きあがりなどに違いがある。

天空の郷が男性だとしたら、四万十は女性。
それほど違っていると考えても良いほど。

四万十には「仁井田米」という、地域のブランド米がすでにあるのだが、今回仕掛けていくのは、それとは地域が異なる、まだ誰も触れていない四万十川の支流のお米である。
よって、炊きあがりの特徴も異なるお米なのだ。

しかし、ブランド米にするためには、やらなければならないことがあるし、決めなければならないことがある。

「ひのひかり」と「にこまる」の、どちらを仕掛けるのか。
それとも両方とも実行してみるのか。

栽培方法はどうするのか。
品質はどこまで上げるか。
産地のストーリはどう組み立てるのか。

放射能検査なども実行できるか。

ロットはどの程度確保できるか。
価格はどうするのか。

米袋やパンフレットなどは作成するのか。
HPは作ることができるか。
などなど

ブランド米として育てるためには、これらを1個1個整理していって、初めてブランド米として動き出す第一歩となるのだ。

これから、いろいろと計画を立てていかなければならないナ。
「追肥」の時期になったら、実際に産地にも行かなければならないだろうし。

上手に、四万十ブランドを作っていかなければな・・・
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