こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

売り切れて

2018年02月16日 18時11分26秒 | Weblog


9~10日に開催した、JA四万十のお米の試食販売と農産物販売に合わせて仕入れた試験販売米。

1年前にも試験販売をしていて、既に支持してくれているお客様も付いていて、完売してからは、「何時入るの」「まだ無いの」と言われ続けていた。

なので今回、取り合えずという事で、5袋だけ仕入れたが、待っていたお客様が買い求めてくれたり、関心を持ってくれるお客様によって、今日で売り切れてしまった。

なので、またJA四万十から、10袋送ってもらう事になった。

多分、秋には、産地と品種が名乗れる様になっている事だろう。
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削除して構わない

2018年02月16日 17時38分32秒 | Weblog


今日のJAさがとの話し合いの場でも伝えたのだが、数年前から自分は産地に対して、Facebook等のSNSを使って、産地の情報を発信し続けるようにと、半ば強引にお願いをし続けていた。
それは、一般消費者だけでなくマスメディアが、産地情報を欲しがっているだけでなく、その投稿内容によって、タイムリーに産地を知ることが出来るからである。

しかし現実問題として、それが出来ない産地が多い。

田舎だから書くことが無い。
文章を書くことが下手である。
書くことが苦手である。
何を書いて良いか判らない。
書いても見てもらえていない。
等々。

理由は様々であるが、それでも自分としては、書いてほしいとお願いしていた。
であるが、今年になってから、「SNSが重荷となっているのなら、ページを削除してよい」と、ついに言い始めた。

ブランドシートについても、提出がなければ、そのままであって、催促もしていない。

お米の世界は、スピードを上げて変化し始めている。
変えてはいけないものであっても、確実に変わってしまう事だろう。

自分が産地に対して、注意するように、対処するようにと言い続けていた、パンドラの箱の蓋も、次々と開き始めている。
全てのパンドラの蓋が開き切るまで、どうにもならないことだろう。

産地が生き残れるか、そのまま消滅していくかについて、産地自らが考える事。
自分が出来ること、提案出来る事は言い続けてきたし、やってもらってきた。

今迄、口やかましく産地に言っていたことは、全てタイムリーな要求ばかりであった。
産地に来ている「波」を止めないために、その時その時に必要となる事ばかりを要求していた。

消費地の1日は、産地の3日と同じ。
時間がかかればかかるほど、消費地と産地の溝は広がって行ってしまう。

何度も言っているけど、「産地の考え方が全ての時代」。
自分が言いたかったことは、既に産地に全て伝えている。

生き残りたいと思うのなら、考える時だと思う。
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1つの時代が

2018年02月16日 14時16分17秒 | Weblog


今日の午前中、JAさがと話し合いをした。

カントリーエレベーターを上手に利用して、お米の品質をあげるとしたら、サイロに一定量のお米が入らなければならない。
少ないと、逆に品質が下がってしまう場合があるからだ。

佐賀で初めてブランド化を目指した、佐賀松浦のブランド「逢地」。
その「逢地」ブランドの品質と食味を作り上げたお米が「ヒノヒカリ」。

しかし、温暖化の中で、品質が安定しなくなってしまった。
更に、佐賀県の新しいオリジナル品種「夢しずく」「さがびより」等が生まれた事で、栽培が減っていた。

そしてついに、カントリーエレベーターを使用するには、生産量は足りない現実となってしまった。

なので、数年前から、栽培を止めるか、続けるかの話し合いが続いていた。

そして今日、自分が出した答えは、「ヒノヒカリ」の栽培を止めて、その分を「さがびより」に変える、である。

JA佐賀からは、カントリーエレベーターではなく、個人調整という方法も提案されたが、カントリーエレベーターを使ったブランド化であるため、個人調整では意味がない。
なので、その提案については断った。

差別化米・こだわり米を専門に取り扱い、この「逢地」ブランドを扱ってくれている「はくばく」も、諦める覚悟を決めるみたいだし。

「逢地」ブランドに陰りが出始めた時から、ブランドの再構築と販路の再構築をお願いし続けていたが、遂に再構築は出来ず終いとなった。

最終判断は産地に任せるが、もう変わる事は無いだろう。

佐賀米の核となっていた、1つのブランドの時代が終わる。
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とがった人たち

2018年02月16日 11時33分46秒 | Weblog


昨日15:00から20:00まで、自分がむ自転車で行かれる範囲にあるキッチンスタジオで、某番組の収録をしていた。

自分と、その道のプロ中のプロ。
とんがった2人とのコラボであった。

初対面であるが、同じ雰囲気を持っているというか、匂いが同じであるというか!
挨拶をして、椅子に座ったとたんに、カメラを無視して話をし続けていた。

目茶苦茶楽しかった。

とんがった人たちだった。
変人だった。
半端でなかった。

説明してもらった全てに於いて納得できた。
特徴についても。
美味しさについても。
使い方についても。
合わせ方についても。

自分の知識だけでは、あそこまでは出来なかった。

自分が想像できたものは1タイプだけ。
それについては、良さも悪さも判っていた。

しかし、後の2タイプについては、自分では出来なかった。
2人がいてくれたことで、初めて完成したのだから。

撮影前には、プロ同士のコラボなので、意見が分かれてしまうと、大変なことになってしまうだろうと考えていた。
でも、全くいらない心配であった。

感じる場所。
思う事。
全てが揃うのだ。

だから、やっていて楽しかった。
チャンスがあったら、もっともっとコラボしてみたいと思う程。

そして、今回のことで判った。

相手の知識が物凄いと感じているのに、どうしても、上手くコラボできない時が、今まで何度かあった。
そんな時、「なぜだろう」と、収録が終わってから、いつも考えていた。
そして、ずっと結果は出ていないままであった。

今回は、全てに於いて、どんな些細なことでも、ビシバシと感じた。

繋がる。
広がる。
そして見える。

そうか、今迄上手くコラボできていなかった人たちって、確かにプロであることに間違いはない人たちだった。
しかし、プロで止まっていた人たちで、プロ中のプロでは無かったのだろう・・・・。
と、自分なりに判断してみた。
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れんげ米とは

2018年02月16日 10時07分59秒 | Weblog


JA永平寺 れんげ米について

●れんげ米:れんげ農法とは
秋に田んぼに種をまき、春に花を咲かせたれんげ草を土にすきこんで肥料とする農法です。
れんげ草は空気中の窒素を根に取りこんで貯め込むので、稲が必要とする窒素成分を含んだ元肥となり、土壌に力がつき強い稲を作ります。
れんげ草が肥料の役割をしてくれるので化学肥料は一切必要はなく、100%有機質肥料です。
れんげ農法は栄養たっぷりで人にも環境にもやさしい農法です。

●れんげ農法プロジェクトとは
永平寺町はかつて、れんげ草の種の産地でした。
しかし、昭和30年頃、化学肥料や農薬による近代農法の幕開けにより、れんげ草の栽培は衰退していきました。
そんな中、「もう一度、田んぼ一面に広がるれんげの花を見てみたい!!」という率直な気持ちと、「これからの子どもたちには安全なお米を食べさせてあげたい」という想いから、平成19年より再び「れんげ農法プロジェクト」に取り組みはじめました。

●永平寺町有機農業推進協議会とは
「れんげ農法プロジェクト」の想いに賛同して、平成19年から永平寺町有機農業推進協議会が設立されました。
永平寺町の美しい自然を育む、環境と人にやさしい米づくりを後世に残したいという想いでわたしたちは研究・生産に努めています。

●学校給食に採用
れんげ米は、福井県の特別栽培農産物認証制度の認証(農薬・化学肥料不使用)を受けています
。手間と愛情をいっぱいかけて作られた、おいしく安全なれんげ米だからこそ、永平寺町の小中学校の学校給食に採用され、「おいしいお米」を通じて食育にも貢献しています。
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えっ。在庫なし

2018年02月16日 09時53分07秒 | Weblog


昨日、テレビ収録をしている最中に、差別化米・こだわり米を中心に取り扱いをしている「はくばく」より連絡があって、今秋のデビューに向けてのブランド化戦略のデータ取のために、自分だけが販売をしている「福井県JA永平寺産 れんげ栽培 農薬/化学肥料:栽培期間中不使用 いちほまれ」の在庫が、残り3袋となってると連絡が入った。

「いちほまれ」は、今秋がデビューであるため生産量が少ないのに、データが取れないスーパーなどの売り場の販売数量を多くしてしまった。
そのため、お米好きのお客様ばかりを相手にしている、全国の米屋には数袋しか届かないという失敗をしでかした。
結果、お米好きのお客様からの反応を得る前に売り切れてしまい、ブランド化戦略で必要なデータを失ってしまった。

その中で自分の店は、「いちほまれ」ラインナップの最上格となる「農薬/化学肥料:栽培期間中不使用」の、JA永平寺「れんげ栽培いちほまれ」を、ほぼ全量独占して、1kg1000円台という高価格帯で販売しながら、ブランド化戦略に必要なデータを取り続けていた。

であるが、ついにお米の在庫が無くなることで、データ取も終わることになる。
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