今日のJAさがとの話し合いの場でも伝えたのだが、数年前から自分は産地に対して、Facebook等のSNSを使って、産地の情報を発信し続けるようにと、半ば強引にお願いをし続けていた。
それは、一般消費者だけでなくマスメディアが、産地情報を欲しがっているだけでなく、その投稿内容によって、タイムリーに産地を知ることが出来るからである。
しかし現実問題として、それが出来ない産地が多い。
田舎だから書くことが無い。
文章を書くことが下手である。
書くことが苦手である。
何を書いて良いか判らない。
書いても見てもらえていない。
等々。
理由は様々であるが、それでも自分としては、書いてほしいとお願いしていた。
であるが、今年になってから、「SNSが重荷となっているのなら、ページを削除してよい」と、ついに言い始めた。
ブランドシートについても、提出がなければ、そのままであって、催促もしていない。
お米の世界は、スピードを上げて変化し始めている。
変えてはいけないものであっても、確実に変わってしまう事だろう。
自分が産地に対して、注意するように、対処するようにと言い続けていた、パンドラの箱の蓋も、次々と開き始めている。
全てのパンドラの蓋が開き切るまで、どうにもならないことだろう。
産地が生き残れるか、そのまま消滅していくかについて、産地自らが考える事。
自分が出来ること、提案出来る事は言い続けてきたし、やってもらってきた。
今迄、口やかましく産地に言っていたことは、全てタイムリーな要求ばかりであった。
産地に来ている「波」を止めないために、その時その時に必要となる事ばかりを要求していた。
消費地の1日は、産地の3日と同じ。
時間がかかればかかるほど、消費地と産地の溝は広がって行ってしまう。
何度も言っているけど、「産地の考え方が全ての時代」。
自分が言いたかったことは、既に産地に全て伝えている。
生き残りたいと思うのなら、考える時だと思う。