虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
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スコセッシ、ディカプリオで「酔いどれ天使」のリメイク?

2005年02月14日 | 映画の話題
allcinemaONLINE HEADLINEから
「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」、そして次回作となる「インファナル・アフェア」のハリウッド・リメイク「The Departed」でもコンビを組むレオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督が、今度はワーナーが手掛ける黒澤明監督、三船敏郎主演「酔いどれ天使」(48)のリメイクでもさらにチームを組む可能性が出てきた模様。まだ、ごく初期の段階ながらすでにディカプリオの主演が内定しており、脚本にも「アビエイター」のジョン・ローガンが起用される模様。一方、監督についてはまだ確定ではないものの、スコセッシの起用を前提に調整が進められているという。

 ディカプリオ=三船敏郎というのは今のところすご~~~~~~く抵抗感がある。出来ればやめて欲しいと思ってしまう。あのとがった肩を、苛立ちを、素直じゃないつい、意気がってしまう悲しさをレオちゃんがどう演じるのか?ディカプリオでは駄目というのも思い込みかなあ。でもやっぱり見るの怖いなあ。

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キング・アーサー (2004/米)

2005年02月14日 | 映画感想か行
KING ARTHUR
監督: アントワーン・フークア 
製作: ジェリー・ブラッカイマー
出演: クライヴ・オーウェン キーラ・ナイトレイ ヨアン・グリフィズ ステラン・スカルスガルド

 イギリスの伝説のアーサー王を新視点で描く。
 ローマ帝国の版図が拡大しきっていた頃、各地から集められ、15年の兵期を勤めたブリテン駐留のローマ騎士アーサーと、その仲間の騎士たちは、現地の勢力に包囲された危険な死地へ、少年とその家族を救出に行くとという最後の指令を受ける。

 今まで知ってるアーサー王伝説とは全然違ったもので、ランスロットはグウィネビア王妃と道ならぬ恋に落ちるまもなく、なんとアーサーとグウィネビアの結婚前に死んでしまいました。エクスカリバーはあんなところから引っこ抜いてるし、キーラ・ナイトレイのグウィネヴィアは戦化粧で肌もあらわに大暴れ。今まで知ってた「アイバンホー」の貴婦人イメージなどとは打って変わった変貌振り。荒ぶる野生の美女にしては顔が都会的かも…でもきれいだからいいです。
 最後まで見てやっぱり「主役が地味だ~」と思ってしまいました。特に、エンディング。なんか気が抜けちゃった。ストーンヘンジってほんとにこうやって使ってたのか?とかそんなこと考えちゃったし。
 これが現代物の戦争映画でクライヴ・オーウェンが指揮官とかだったら、きっと納得でしょうけど、ヒーローになるにはなんか地味。常識人に見え過ぎて華がないというか…まあ、それなりかっこいいんだけど、この映画は周りの「ナイツ・オブ・ラウンド」のほうが絶対かっこよく見える。
 ランスロット役ヨアン・グリフィズも、ガウェイン・ギャラハッド役も見せ場はぐっと来ます。あの氷原のシーンの戦士の皆様にはほんとにしびれたッ。
 強くて誇り高い男の群像劇としてはなかなかだったので、ラストは特典映像の「もう一つのエンディング」のほうが絶対いいし、あんまり「自由」とか連呼しないほうが、己の誇りにかけての死を決意したアーサーの姿が、劇的に映ると思う。