虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

天覧映画

2005年02月13日 | 日記・雑記
今読んでるの本
「オペラ座の怪人」ルルー/長島良三訳
 面白いから一気に行っちゃいますけど時間かけて考えておきたい。ただ、昔読んだ日影丈吉の訳文のスタイルが気になる。何とか見つけたい。
「原子宇宙の旅」アシモフ
 アシモフの本は教科書にしてます。
「ゲバラ日記」
 文庫があったので。これは映画のおかげで再販されたのかな。
それと、今更だけどゲーム理論の入門書から。ゲーム理論批判の新書を読んで、なかなか面白かった。

 それにヨコジュンの「明治おもしろ博覧会」
 既にほかの本で読んだことが多いけど、一項目4ページ程度にまとめて集めてあり、時間が細切れな時でも進めて楽しい。
 その中に明治天皇と映画の記事。
 明治44年、九州大演習御統制の行き帰り山口県の毛利公爵邸に御駐泊遊ばされ、その時毛利公は、御旅情を慰め奉らんとして、両日共に御前において琵琶を弾奏せしめ、また活動写真をご覧に供し奉ったのあった、そうです。〈なれない敬語は大変)

その時の上映は行きが
青森県鮫港沖の捕鯨作業の実況、アフリカ山河紹介の記録映画2本と日本映画「狸の七変化」
帰りが
アフリカからパリまでの郵便輸送の実況、番犬が泥棒を捕まえる劇物、荷馬車に積んだ瓜が運搬中に遁走して大騒動のドタバタ喜劇。
 
 とっても喜ばれたようですが、当時は喜劇しかなかったのかな?1911年では今見られるのなんて残ってないでしょうね。
 この時には、お召し列車脱線で自殺者が出る事件もあったそうです。

 さて、今回届いたDVDが「キングアーサー」これ見て「アレキサンダ-」見に行くのはなんだか、とっても無謀なことをするような気がします。史劇の「アレキサンダー」に関して言うと、私、思うにああいう英雄って、エキセントリックなところが感じられないと無理なような気がします。例えば、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールも十分エキセントリックだったと思う。冷静さに張り付いた得体の知れない影みたいなのが、コリン・ファレルに感じられるか?それが今までの彼の映画を見たところで持ってる懸念。

登録ブログランキング