虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ラブレター(1999/米)

2005年02月02日 | 映画感想ら行
THE LOVE LETTER
監督: ピーター・チャン
出演: ケイト・キャプショー グロリア・スチュアート トム・エベレット・スコット トム・セレック

 マサチューセッツの海辺の町で本屋を経営する離婚暦のあるヘレンはある日、封筒もない熱いラブ・レターを見つける。彼女はそれがアルバイトの学生からだと思い、恋に落ちるが…

 BS2の放送で予備知識も何も無しで見て、けっこう楽しめるコメディでした。
 ケイト・キャプショーが、あまり身なりにも気を使っていない、「恋は引退!」ふうな女性で、それが若い学生と高校時代の同級生やらとの思いの渦の中に入って、それなりにきれいになっていくけれど、あまりすごい変身もせず、ただ女性としての感じが柔らかくなっていって、それなりの美しさを感じさせてくれて、うまいと思いました。

 ストーリーの中心となるのが、一通のラブレターなんだけど、それを読んだ人が、みんな舞い上がってしまう。この言葉の力に、同意出来ちゃう。話の都合上、タイプになってるけど、これは本来手書きのものでしょうね。
 後半はちょっとしんみりだけど、前半の「はにゃにゃ…」「うう~」という笑いもけっこう好きです。

 ヘレンは最後に、謎のラブレターでなく、自分に宛てられた真実の愛の言葉を発見するけれど、その時にはその言葉の人は、少し遠くに行ってしまっている。戻ってくるかどうかは分からない。でも彼女は「あなたの言葉を待っている」とだけは伝えることが出来た。少しだけ苦いけど、ほんのり甘いラストだった。

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