虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

紅葉狩り

2004年12月05日 | 日記・雑記
ご近所へ紅葉狩りに行って来ました。
横浜の三渓園です。
12月なのに、
20度以上の気温だわ、
風は猛烈だわ、
で妙な晩秋(ホントは初冬ですよね)です。
でも風の為にまさに紅葉のじゅうたんで
お散歩をゆっくり楽しんできました。

アバウト・シュミット (2002/米)

2004年12月05日 | 映画感想あ行
ABOUT SCHMIDT
監督: アレクサンダー・ペイン 
出演: ジャック・ニコルソン キャシー・ベイツ ホープ・デイヴィス
 仕事一筋のまじめで平凡な一人の男が、定年退職・妻の突然の死に直面し、孤独と戸惑いにあがく。

 これもまた「マッハ!」とは別の意味で「イタタ…」とつぶやきながら見ている映画だった。
 主人公が自分の守備範囲をきちっと守って、真面目に生きてきたことは十分わかるけど、彼は自分の世界は自動的に自分がそうあるべきだと思う形になっていることに慣れすぎて、誰かがそうしていたのにも気づかない。妻が死んだら、娘に同じことをしてくれと、当然のように要求し、それが当然ではない要求であることにもまったく気づかない。よく見かけますよね。こういうタイプの人。
 娘だけにではなくて、世界に対しても(当人意識せずに)同じことを考えているから、それが受け入れられないときの身の処し方がわからない。怒る理由を表明できず、しかも怒りはたまっていく。
 あの、援助している子どもへの手紙には、見ている人は笑うか絶句するしかないと思うんだけど、いつ自分もこんなスットコドッコイなことをやらかすかわかったもんじゃない、と薄ら寒いのも事実。ありがちで、あえて見たくないことを実に上手に見せてると思った。
 かわいそうだけど、獅子食った報い、自分自身が今の自分や人間関係を作ってきたんだしねえ…
 ラストは公開時のコピーでは「すべてを失くした日、人生最高の贈りものが届いた。」ちょっと違うよなあ。
 すごくシビアだもの。シュミットのことを「心にかけていてくれる」のは、会った事もない、シュミットが勝手な自分だけのことを(ホントに、相手のことを知ろうとか、心遣いを見せるというくだりは手紙にほとんどない!)書き送っていた6歳の男の子…

 ジャック・ニコルソンの演技はさすが。結婚式のスピーチは再度、声だけで聞いちゃいました。英語は全部聞き取れるほど得意ではないけれど、声だけでも十分気持ちのありどころがわかるようです。
 それにキャシー・ベイツの怖いような迫力にも、たまげました。

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