虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

『坊やだからさ』…シャアは三味違う

2004年12月12日 | エンタテインメント
 うちの高校生が「『坊やだからさ』Tシャツが欲しいよう!」と、いきなりねだり始め我が家は時ならぬガンダムブーム。
 ガンダムシリーズを知らない方には「坊やだからさ」というのは何のことだかわからないと思いますが、これは第1シリーズからの強烈な敵キャラ、シャア・アズナブルの名セリフです。この人は名セリフの多い人で、集めたら毛沢東語録の如き名セリフ集が出来るんじゃないかと思うほどです。このキャラクターでなければ許せんようなセリフばかりです。
 第3シリーズでの「何だコリャ」なビジュアルといい、デスラー総統よりも、出来るライバル敵キャラのイメージをしっかりと植えつけたキャラクターだと思います。スパロボで実力ほどの扱いを受けてないのが悲しい。(そういえば、エヴァンゲリオンのシンジ君見たときはウッソを思い出したし、ガンダムはいろんな意味で偉大だった…笑って見てたのも事実だけど)
 やはり、ガンダムSEED DESTINY(土曜午後6時からTBS系で放送中)の影響でしょうか。私は現在全然見てませんが、チラッと覗いたら、かわいい絵になってるなあ~なんて思いました。

 しかし、ネットで探しても『坊やだからさ』Tシャツがなかなか出てこない!『若さゆえの過ち』は結構あるのに。これは秋葉まで遠征して探すしかないだろうか?(なんとなく私も欲しくなってる…がしかし何処で着るんだ?)

 お楽しみください
 俺選ガンダム名セリフ・データベースNO-FUTURE様)

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恋愛小説家 (1997/米)

2004年12月12日 | 映画感想ら行
AS GOOD AS IT GETS
監督: ジェームズ・L・ブルックス
出演: ジャック・ニコルソン ヘレン・ハント グレッグ・キニア

 ベストセラー恋愛小説家メルビンは、現実には、異常なまでに潔癖性で神経質、それに周囲をとびきりイヤな気分にさせる特技の持ち主で、一人で孤独に暮らしている。隣人の画家とは、犬をめぐってやりあう仲。そんな彼が、行きつけのレストランのウエイトレスで、病気の子を抱えるキャロルに興味を持ち、彼女以外の給仕を拒否するようになる。

 ジャック・ニコルソンは確かに名優なんだけど、いかにもそれらしい「臭み」みたいなのを感じてしまう。でもほんとにうまい。「アバウト・シュミット」を見て、続けてニコルソン見たくなってこれを借りちゃったけど、これを申し込んだのは、その「ニコルソンくささ」がこの映画だと最高に活かされてるから、選んでしまったのだと思う。
 相手の最も気に触るようなことを選んで言う名人で、それなのに相手が強気に出るとすぐ引っ込んじゃう。うわ~ 本当に見れば見るほど「やなヤツ」ですもんね。それでいて芯は寂しがりや。これを「駄目だな~」と感じさせて嫌悪感ぎりぎりでラストの「よかったね~」まで持って行く様に救ってるのはニコルソンのうまさなんでしょう。
 ヘレン・ハントも、生活と闘うお母さんと恋する女性の部分がちゃんと同居してる名演だし、あの背中ヌードキレイでした。グレッグ・キニアのいい御家出身の不運なゲイの芸術家の、いろいろあった表情の変化が良かったですねえ。

 それにしてもワンちゃんの名演技!助演賞はグレッグ・キニアだけじゃないな~とか、アカデミー動物賞とか、思わずあげたくなりません?

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