虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

Mr.インクレディブル (2004/米)

2004年12月11日 | 映画感想ま行
THE INCREDIBLES
監督: ブラッド・バード

 かつて世界の危機を救ってきたスーパー・ヒーローたちは、その桁外れの破壊力が問題視されて以来、スーパー・ヒーローとしてのパワーの発揮を禁じられた。正体を隠し一般市民として暮らし、そのパワーと正義感を持て余すもとスーパーヒーローMr.インクレディブル。実は彼の妻ももとスーパーヒーローで、3人の子どももスーパー・パワーの持ち主。彼らは普通の生活を送ることに、それぞれ苦しんでいる。一方その頃、元ヒーローたちが次々と行方不明になる事件が続発していた。

 面白かった!
 監督さんは、「アイアン・ジャイアント」の監督だったんですね!実にツボをはずさないって感じで楽しませてもらいました。伏線なんかもチョーわかりやすくて、ラストでは、あちこちで小学生が(3~4人しかいなかったけど)「やっぱり~」と声を上げていました。
 家族向けとは言っても、人の死とかそういうのは結構ストレートに描かれていて、でも、スーパーパワーの持ち主である子どもたちが、まず自分の生死に直面するというところで戦う覚悟と決めていくまでの運びなんてうまいなあ~、と。そうでないと自分のパワーで人を傷つけることに対する怯えとか、見てる子どもたちにも躊躇が生まれるから。(これやっぱりアメリカ的なのかな~と考えた部分ではありますが)
 それにスーパーヒーローのドメスティックな苦労が、実に克明にありそうだな~という感じに描かれて面白いですね。「スパイダーマン2」が奉仕の努力・身をやつす苦労独身版で、こちらは所帯持ち版の、世間に同調する大変さ。大変だよね~
 それにしても、色彩・質感・量感・スピード感の素晴らしさったらないですね~!もう感動!
 登場するキャラクターのプロポーションは現実離れしてるんだけど、そのほかのリアル感が素晴らしく、それが違和感なく画面にはまって、無駄のないストーリーが進行していく!
 今回は吹き替えで見たけど、それぞれ担当の方違和感なく、お上手でした。
 次はホリー・ハンターで見に行こう!

 最近忙しいといいつつ映画館ばっかり行ってるみたいですが、これ見に行って夕食は菓子パン一個と館内のコーヒー、家に帰ってバナナとみかん各一個になりました。

登録ブログランキング
人気blogランキング
元祖ブログランキング