朝夕はかなり冷え込むが、日中はポカポカ心地よい小春日和が続く。
新しい遊歩道が完成したというので、ちょっと鞍掛山までお散歩に。
写真の岩手山の手前の、馬の背に乗せた鞍のような形をしたのが鞍掛山。
標高897m 、ハイキング感覚で誰でも気軽に登ることが出来る。
キャンプ場入り口に、この辺りの山々やこの近辺を愛してやまなかったという宮沢賢治の詩碑がある。
「くらかけ山の雪」
たよりになるのは
くらかけつづきの雪ばかり
野はらもはやしも
ぽしゃぽしゃしたり黝(くす)んだりして
すこしもあてにならないので
ほんたうにそんな酵母のふうの
朧ろなふぶきですけれども
ほのかなのぞみを送るのは
くらかけ山の雪ばかり
(ひとつの古風な信仰です)
「酵母のふうの 朧ろなふぶきですけれども」とは......???
なんとシュールな感覚であることか。
賢治の詩は難解だが、見えないものまで見るのが詩人だから、意味など全然解らなくてもよいのだ。
ちなみに私は作者と同じ位置に立ち、この詩を10回以上読んだ。
もちろん理解出来なかったが、この詩の中の雪は温かそうな感じがする。
近づく冬を目前にした穏やかな風景。
雪が降るとここは「歩くスキー」のコースになるので、年間を通じて多くの人々がそれぞれの目的を持って訪れる。
ここから僅かの距離のところに『千年の名湯・網張温泉』がある。
森林浴は出来なかったので、代わりに温泉浴をすることにした。
温泉を楽しんだ後は、岩手名産フジの『りんご鍋』を戴く。
ポトフ(西洋おでん)風にブイヨンで煮込んだりんご鍋は、りんご産地の人々の創意工夫の感じられる絶品鍋だ。
煮くずれを防ぐために皮付きのまま煮ているのが、目にも鮮やかで美しく賢い調理法だと感心する。
フジ特有の酸味と甘みがスープの中で優しい味に変化して、疲れた心身を癒してくれる。
最近人気が低迷しているりんご。
この鍋を考案した人物は、実に郷土愛豊かな優れた調理人だ。
みなさん!『りんご鍋』を食べましょう!!
(註)『りんご鍋』は、網張温泉の名物料理ではありません。
nihaoの思いつき節約料理です。
りんご、お高くてとてもとても…
熱を通した りんごはクニュクニュするのかしら?シャクシャク感ではないですよね~
>nihaoの思いつき節約料理
あはっ!トマト鍋もありますもんね。
・・・
実際、あるようですよ
http://www.kiso-tutaya.com/blog/2009/10/post_234.html
チャレンジャーなnihaoさんらしく、でりんごの産地ならではの創作料理!?
節約料理とはいかないでしょ、リンゴだもんねぇ^^
↑のおよよさんのURL見たら、あら!すでに先駆者が
>この鍋を考案した人物は、実に郷土愛豊かな優れた調理人だ。
nihaoさん先に特許を取っておけば良かったのに
、リンゴ鍋はnihao発信と
りんごの産地に住んでいると、お金を出さなくてもりんごが集まってくるので消費が大変です。
買う時も、ひと山いくらのではなく段ボールで買います。
それでりんご料理をいろいろ考えるのですが.....
すでにりんご鍋を売り物にしているお宿があったんですね。
こちらのお宿は牛肉とセットになっていて高級そう!
nihaoのはおでんに入れるだけだから簡単ですよ。
食感はもちろんクニュクニュ。
あれっ、茨城でもりんごはお高いですか?
今朝の新聞に、りんごの価格と消費が低迷していると書いてあったので、それは大変と思ったnihaoです。
りんご鍋はとっさに思いついた料理です。
でも先に考える人はいるものですねぇ。
自信がなかったので、この鍋には四つ切りりんごがふたきれしか入っていませんが、もっとたくさん入れればよかったと思いました。
マスタードをつけて食べたら結構乙なお味でした。
冬場は『歩くスキー』ですか・・いいですねぇ。
『りんご鍋』呼び名がかわいいですね。 寒いときは栄養いっぱいの『りんご鍋』を
作ることにしましょう。りんごですが食べるときにはとろけて皮だけになってたりして~
この日はポカポカ陽気でとても気持ちがよかったです。
雪景色を見たら賢治の詩も理解できるかもしれませんね。
以前から歩くスキーにも興味を持っていたのですが、今ならきっとすぐ息切れしてしまうわね。
りんご鍋は爽やかなお味です。
不味いりんごで作っても大丈夫よ。
『歩くスキー』は健康増進によさそうですね。
子どもの頃は、毎日が歩くスキー生活のnihaoでした。
>りんごですが食べるときにはとろけて皮だけになってたりして
鋭いご指摘です。まさにその通り!
ですから、煮込む時は時間差テクニックを用いなければなりません。
りんごはすぐ煮えますものね。
トマト鍋が話題になってますが、りんご鍋というのもあるんですね。
香りもよさそうですね。
私も気になっているのでレシピを検索してチャレンジしてみようと思っていたところです。
『りんご鍋』と言ってみたところで、これは何の苦労もなく生まれたものです。
余剰金や余剰米はないけれど、余剰りんごならたくさんある我が家の台所事情(笑)
次はりんごのポタージュスープを作ってみようと考えていますが、こちらの方はちゃんとレシピが存在しますよ。