![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/00/bc018a820cbb076ccee71510ed0fedf1.jpg)
辻井伸行
辻井伸行さんは、2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて、日本人として初めて優勝した盲目のピアニストです。
20歳のときに受賞、その才能は内外から高く評価されました。
その後の進歩も目覚ましく、現在チケットを入手するのも大変困難な人気ピアニストのひとりです。
「辻井伸行のコンサートに一緒に行かない?」
M嬢がやってきた時、実は今月、私は既にハンガリー歌劇団の『椿姫』と『プラハ交響楽団』のチケットを購入済みでした。
今年はなぜか一年分のクラシック鑑賞が6月に集中してしまって家計のやりくりも大変です。
「行きたいけれど、これ以上買うと財政破綻するし、チケット入手は難しいんじゃな~い?」
などとブツブツ言いながら態度を明確にしないでいたら、後日、頼みもしないのにM嬢が気をきかせて私の分も用意してきました。
コンサートチケットは20分で完売。諦めずに頑張って電話をかけまくったそうです。
そういえば以前M嬢と私の間ではこんなこと【白鳥の湖】がありました。
おそらくM嬢は私と一緒にコンサートに行きたいのでしょう。
辻井伸行・・・私も興味はあるけれど、ひとりでは絶対に行かないと思うから、ちょうど良かったかもしれません。
苦労してチケットを獲得してくれたM嬢に感謝です。
[辻井伸行コンサート2013・in盛岡] 心うたれる素晴らしい演奏の数々でした。
ピアノは退屈で難解な感じがして今まで敬遠していましたが、私の無知と偏見は完全に覆されました。
前半はドビュッシー、後半はショパンで構成され、その華麗な指運びとともに、なんという音色の美しさ、純粋さ、力強さ、そして聴衆の心を魅了してやまない豊かで圧倒的な表現力!
ヴァン・クライバーンコンクールで受賞した頃と比べると、ものすごく上手くなっているのが素人の耳にもはっきりとわかります。
興奮と感動が何度も押し寄せて、不覚にも涙が流れてきました。
アンコール曲は5曲。フジコ・ヘミングとは趣の異なる『ラ・カンパネラ』の演奏もありました。
私以外の女性も男性もM嬢も、みんな泣いていました。
辻井伸行は大の大人たちの心を根こそぎ奪い泣かせるピアニストです。
あちこちからすすり泣きが聞こえるピアノコンサートは初めてでした。
本当のことを言うと私は、もう前半のドビュッシーから泣きそうになっていたのです。
聴衆は何故に泣いてしまったのか?
彼の持つ障害に同情したのではありません。
辻井伸行の持っている希有な才能と感性に共鳴したのだと思います。
こんなに素晴らしいピアニストですがひとつ心配なことがあります。
いくらファンが多いとはいえ、ちょっと活躍させられすぎではないでしょうか。
このままマスコミや商業主義にいいように消費され利用されるのは、まだまだ伸びしろのある若き演奏者の未来にとってプラスになるとは思えません。
この将来有望な芸術家の才能を静かに見守って行くことも大事なことではないかと思いました。
盛岡市・都南文化会館でのコンサートは6月2日のことでした(じぇじぇ、もう10日も過ぎている?)
とても素敵なコンサートだったのに、感動をすぐブログに反映できないところが我ながら情けないところで反省しております。
最近は、何かに感動して、涙を流すという事が少なくなりました。この記事で、なぜ泣くのだろう?周りが泣いているのにつられて、もらい泣きしたのだろうか?とか、色々考えてしまいましたが、彼が盲目だからではなく、伝わってくるなにかがあったのですね。通常は素晴らしい歌や演奏に感動して酔いしれることはあっても、涙がでるということは、よほどのことでないと、なかなかないと思いますが、それは、実際に脚を運んで、その臨場感を味わないかぎり説明も、理解も出来ないことなのでしょうね。nihaoさんの名前を勝手に使ってチケットを取ったりするM嬢ですが、今回は感謝でしたね(^^)
あれっ、そうですか?
歳のせいで涙もろくなったのは私だけ?
今回のコンサート、私も「なぜみんな泣いたのだろうか?」と考えてみました。
M嬢とも話したのですが、泣き所はみんな違うかもしれません。
私の場合は始めから泣きそうになったので、私の琴線が辻井伸行さんの演奏の妙に反応したとしか思えません。
「酔いしれる」を通り越してしまいました。
実はピアノコンサートにはあまり興味がなかったのですが(眠くなるから)、今回はM嬢のおかげでとてもよい経験をしました。
ということで今度はふたりで小山実稚恵さんのチケットを買ってしまいました
オットーさまとのお出かけや、コンサートなど。
家にいては読書だけでなく手芸やお裁縫。
私は子供が小さい時のほうがコンサートなどに出かけました。いまは体力が無くなってさっぱりなの。
辻井伸行さんが受賞した時の事はいまも覚えています。
テレビなどでも随分取り上げられていましたものね。
涙が出るほどの感動を与えてくれるコンサートって、なかなか無いですからM嬢には感謝ですね。
辻井さんの演奏で感動したのは
きっと辻井さんの思いが音に乗って伝わっているからでしょうネ。
どんどん感動して 若返ってください!
クラシックのコンサートでは「寝てましたね!」と
突っ込まれるんですが・・・
実際は寝てるんじゃなくて 聞いているんですが
面倒くさいので ええ、、まぁって答えてます。
目つぶってた方が空想の中に集中できますので。
あはっ、楽しんでいるというよりは日々の生活を消化するのにあっぷあっぷといった感じです。
お出かけや手仕事は気力・体調と相談しなければならないし・・・私もすぐ疲れます。
抵抗なく楽しめるのは読書だけ。
確かに、日々の生活を元気に楽しむことができれば、後半の人生はかなり有益なものになりますね。
辻井伸行さんが大きな賞をとって有名になったのが4年前。
お母さんの子育ての方法も大変話題になりました。
この4年の間に飛躍的な成長を遂げて、今では障害など全く意識させない大きな演奏家になりました。
将来が楽しみなピアニストです。
寝るつもりではないのに寝てしまったことが私は何度もあります。
オペラもシンフォニーも子守唄になってしまって、高額チケットの時などはホント悔しいです。
オットーが無理して買ってくれたチケットだったりした日には、もう申し訳なくて・・・
でもたいていは一人で行くので誰にも知られていません。内緒です。
特にピアノ曲なんて睡魔が押し寄せてくる最たるもの。
でも今回はもう感動と興奮のるつぼ。眠くなる暇はありませんでした。
自分でもびっくり。とても素晴らしいコンサートでした。