blog-cafe

マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

もう一度会いたい

2011-11-10 19:54:35 | ももちゃん
 友人のyumekoさんが、ブログを読んで我が愛犬の死を知り弔花を送ってくださいました。
yumekoさんは東京都大田区の【夢や】という素敵な花屋さんのオーナー夫人です。

 yumekoさんのブログ【夢だより 花だより】で、最近はペットの死を悼み花を贈る人が増えていることを知りましたが、まさかももちゃんが戴けるとは...
思いがけないご厚意に感謝感激です。
舅・姑が眠っている仏壇より華やかになったももちゃんの祭壇↓
なんと言っても持つべきものは友達 いや花屋の友達です。



  



 ももちゃんは、ペットの葬儀屋さんで火葬してもらいました。
ゴミ処理場でも焼いてくれるのですが、ゴミと一緒に焼却されるのは不憫なので、葬儀屋さんにお願いしました(一万七千円也)
この金額には、葬儀屋の社長さんによる簡単なセレモニーが付いています。

 社長さんの下手くそな般若心経とか、あらかじめテープに録音されているペットからの感謝の言葉(お父さん、お母さん、ももは大変幸せでした...みたいな)とかを聞かされます。
私はその作られた嘘くさい世界にちょっとうんざり。
オットーにいたっては笑いを噛み殺すのに苦労していました。
このような神聖(?)な場で真面目になれないことが、我ら夫婦の最大の弱点です。
 
 セレモニーが終了すると、ももちゃんは数珠とお守りを身につけてもらって火葬場に移動しました。 
火葬に要する時間は40分ほどです。
我らはお茶とお菓子が用意されている部屋で待っていました。
その部屋にあった【犬と私の10の約束】を読みながら、私ははたしてよき飼い主であっただろうかと自問自答していました。
よき飼い主ではないとしても、悪しき飼い主ではなかったと思うのですが......

 社長さんが
「癌などの病気がある犬は焼くのに時間がかかりますが、ももちゃんはとても早くきれいに焼けました。」
と言ってくれたので、なんだか誉められたような嬉しい気分になりました。
穏やかな死であったことが幸いです。

 「おい、骨壺を落とすなよ!」
やっぱりね。言わずもがなのことを言うオットー。
言われた通りに細心の注意を払いながら帰宅の途に就きました。


 「私はペットロス症候群にはならない!」
と常々断言しておりましたが、どうやらそれはちょっと違ったかも...

 生前とりためておいた写真を飽かず眺めていたり
特に死の数時間前に撮った動画を繰り返し再生しては、ぐすぐすと鼻をかんでいたり
窓を叩く風の音に、ももちゃんが帰ってきたような気がしたり
どのような方法でもよいから、もう一度だけ会いたいと願ったり

 ああ、もしかしたらこういう症状をペットロス症候群と言うのでしょうか?
たかがペット、されどペット。
それにしても両親との別れの時にも感じなかったこの寂しさはなんでありましょう?










最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
yumekoさんへ (nihao)
2011-11-23 15:31:22
yumekoさんのお花のおかげで立派な祭壇ができました。ありがとうございました。

ももちゃん人形...実はこの素材は粘土です。
何度もデッサンをしたり、ももちゃんをじっくり観察したりして苦労して作り上げました。
会心の出来です(^_^)
手仕事は、結婚後仕方なく始めたようなものですが、ず~っと不器用だと思っていたので自分でもビックリでした。
もし学生時代に、本を持つ手を針に変えていたら、その後の人生はかなり違っていたかも?

中央組の皆さんは、地方組が上京するたびにプチ同期会で大変ですね。
でも確実に上京の楽しみが増えます。ありがたいです。
私の時もどうかよろしくね。
返信する
Unknown (yumeko)
2011-11-22 22:29:12
nihaoさんのブログに登場させていただき光栄です。

祭壇に置かれているももちゃん、
お人形と思えないくらいそっくりですね。
手作りとは驚きです。

学生時代のnihaoさんは、
いつも本を読んでいる文学少女でしたよね。
手先も器用とはうらやましい!
私も手仕事は好きですが、
すべて中途半端なんです。

話は変わりますが、
先日、またまた同期のT君とK君が上京して
プチ同期会を開催しました。


返信する
こまめさんへ (nihao)
2011-11-18 19:06:08
こまめさん、ありがとうございます。
私ならだいじょうぶ、もうかなり元気になりましたよ。
ただ...外出から戻り、迎えてくれるものの誰もいない寂しさが結構こたえます。

我ら夫婦の間では、ペット2号を育てる話がちらほらと出ています。
私は、まさかオットーが欲しがるとは予想していなかったのでちょっとビックリ。
空虚な老夫婦の生活にペットは必要なのかもしれません。
でも自分たちの年齢や体力を考えると慎重にならなければね。
もし今ペットショップに行ったら絶対に欲しくなると思うので行かないようにしています(^_^)
返信する
Unknown (京こまめ)
2011-11-18 00:28:53
ももちゃん・・・亡くなったんですね
いろいろなももちゃん話を思い出します。
偉かったですね、ももちゃん。
最期までがんばったのね。

『ペットロス症候群』
それはしかたがないこと。
17年間もいっしょだったんですから・・
さみしいですね。nihaoさん。
ぼちぼち元気だしてくださいね。
返信する
百子さんへ (nihao)
2011-11-15 13:49:56
百子さん、ありがとうございます。

17年間、子どもの成長を見守るのと同じように接してきましたが
子どもたちはまだ若いのに、犬の一生は短くて、ももちゃんだけはあれよあれよと老いていく不思議。
なにせ私の歳ですらすぐに追い越し婆さんになりました(^_^)
そして婆さんになってからがえらく長かった...
幼い時に可愛かったのはもちろんですが、私にとっては、老いて介護が必要になり、私に寄り添うようになってからの方がずっと可愛いかったです。
思い出すと心温まることばかりです。感謝感謝。
返信する
 (百子)
2011-11-14 21:33:53
ブログにもたくさん登場したももちゃん。。。
きっと、たくさんの人が、ももちゃんの冥福をお祈利してると思います。
しばらくは、さびしいでしょうけれど、
あんなこともあった、こんなこともあったと、
いい思い出が残っている嬉しさに気づくはず。。。
ももちゃんに感謝!ですね。

返信する
うららさんへ (nihao)
2011-11-13 15:13:43
>年を重ねると共に受けるダメージは大きくなるのかも。

ああ、確かにその通りだと思います。
最近は歳のせいか涙もろくなってきているし、得体の知れない不安感でいっぱいです。
しかもダメージは、すぐ後よりもしばらくたってからやってきます。
筋肉痛と同じでたちが悪いですね(^_^)
とにかく今年は悲しい別ればかりありすぎました。
新しい年に期待したいです。
返信する
Unknown (うらら)
2011-11-13 11:21:40
若い時は何があってもダメージは少ないかと思います。
年を重ねると共に受けるダメージは大きくなるのかも。
もっと年を重ねたらどうなるのでしょうね。案外何にも動じなくなるのかもしれませんが、まだ未知の事なので何とも言えません。

ももちゃんは沢山の良い思い出を残してくれたのですね。
返信する
すずめさんへ (nihao)
2011-11-13 08:11:01
すずめさん、ありがとうございます。
我が愛犬はたった3.5キロの小さなからだ。
ただ可愛いだけの癒しの存在であると思っていましたが
いなくなって初めて、nihao家をしっかり支えてくれていたのだと実感しました。
17年の歳月を振り返ってもよい思い出しかありません。
りっぱな家族の一員だったという感謝状と勲章をあげたいです(^_^)

すずめさんも震災後は、プーさんが大きな力になったことと思います。
プーさんもどうか元気で長生きしますように...
返信する
ももちゃん! (すずめ)
2011-11-12 16:13:45
ももちゃん!・・・・
天国に旅立ってしまったのですね・・・
きっとお空の上で元気に飛び回っていることでしょうね。

家族の一員として暮らした日々がせつないですね。寂しいですね。
nihaoさんに慰めの言葉もみつかりません・・・・
ももちゃんのご冥福をお祈りいたします。

返信する

コメントを投稿