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『秋田県大館市 日景温泉』
マダムSは私の古くからの友人だ。
話題豊富で知性に溢れた面白い女性だ。
横浜在住なので、子どもたちの所に出かけた際には彼女に会うのも楽しみのひとつだ。
最近彼女に告白されたのだが、高校時代、躾に厳しい両親の目をごまかして外出する時
あろうことか、品行方正な私(?)の名前を度々利用していたという。
「nihaoちゃんの家に遊びに行ってくる!」
ご両親は安心して外出を許可してくれたそうだ。
それにしても彼女、一体どこで何をしていたのだろう?
彼女はすごく背が高い。
並んで歩くと大層疲れる。
必死で彼女を見上げながらお喋りしていると、大木にしがみついてミンミン鳴き騒いでいるセミになったような気分になる。
その上彼女ったら驚くほどいっぱい食べるのにすごく痩せている。
腰の位置が日本人離れした高さで、いくつになっても年齢を感じさせない若々しいプロポーションなのだ。
「私、基礎代謝の検査をしたら驚異的に高い数字が出たのよ!」
要するに彼女は、いくら食べても太らない恵まれた体質なのだと自慢げにのたまう。
我ら中高年の摂取したエネルギーは、脂肪に変換され蓄えられて太っていくだけ。
それが定めと諦観しているnihaoだが、彼女のような稀有な体質の人間も存在するのだ。
何たる不公平、恐るべき格差! ホント、イヤになっちゃうよね。
[代謝]に恵まれている彼女、実は[退社]にも恵まれていて...
と言っても専業主婦なので、ご主人の[退社]というつまらない言葉遊びなのだけど。
この春無事退社した夫君Mr.S、なんと退職金の半分を彼女にプレゼントした。
これは夫から妻への感謝の気持ちと労働の対価への報酬である。
夫は専業主婦としての妻の能力を認め、正当な評価をしたのである。
なんと理知的、なんと度量の広い男性だろう。こんな男性が本当にいたとは!
夫婦でこのようなうるわしい関係を築き上げてきたこともまた驚きである。
「ありがたく頂いて早速私の名義にしたわ」と彼女。
「オットーに聞かせてあげなくっちゃ!」と私。
妻のサポートに感謝はしても、退職金の半分が妻のものだと考える夫は少ない。
もし妻の方から半分欲しいと所望しても、多くの夫たちは聞く耳を持たない。
夫婦の共有財産なのだから無理して分けあう意味はないという考えもある。
「退職金ぐらい自由に使わせてよ」と言う夫もいるだろう。
よしんば「すべて奥さんのご自由に」と言う夫がいても、名義変更まではしてくれないだろう。
そもそも法律的には夫の退職金は全部夫のもので妻に分け与える義務などはない。
分けると当然ながら贈与税もかかってくる。
私も夫の退職金を半分欲しいと思ったことなど一度もない(
この話をオットーにしたら、予想通りの答が返ってきた。
「Mr.Sよりオレの方がずっと太っ腹だな。ウチはみんなお前のものだから!」
「お前のもの」と言われても、私はただ預かっているだけで頂いた訳ではない。
単に面倒な金銭の管理を放棄しているだけなのに、この偉そうな態度は何だ!!
世の中にはこんな素晴らしいご亭主がおられるんですね~。世の中広いものですな~びっくらです。
事務やの主人は晩年までの収支予算をキッチリ立てております。一寸先はわからんよ~とおもうのですがね。。。
熟年離婚が増加している中「妻にお金を持たせたらどうなるか?」を全く心配していないんだもの(^_^)
経済的だけではなく精神的余裕を感じます。いいな~ぁ。
すずめさんのお家は専門家のご主人様が管理されているのなら安心ですね。
我が家は夫に任せていたら大変なことになっていたと思います。
一流と言われる企業に勤めていたご主人の退職にあたって、奥様が「それだけの現金を見る機会は無いので、退職金は現金でもらってきて」とお願いしたそうです。奥様の願いどおり現金で頂いてきて、その夜は枕元に現金を置いて就寝。
翌朝起きたら・・・奥様も現金も消えていたとか。
これは実話です。
一般に女性のほうが欲が深い(笑)
私のものは私のもの、あなたのものも私のもの
という訳で、上の話のように夫の長年の労働対価も一銭も残さず持っていく。
それにしてもMr.Sのようなご亭主を持って、Mrs.Sはお幸せですね。退職後の、夫在宅症候群も無縁ではないでしょうか。
お父さんたち(含む又三郎)には面白いけど笑えないブラックジョークですね(^^)
普通に考えると世の中の定年退職者はほぼオットーさんと
同じ感覚なのではないのでしょうか。かく言う又三郎も
給料振り込み口座の通帳、印鑑、カードの全てを嫁子さんに
牛耳られていて(といいながらnihaoさんの指摘どおり、面倒なことは
嫁子さんにお願い)結果的に共有しているつもりですが…
熟年離婚とは子育てと定年を分岐点として妻が夫から解放される
イメージが強いけれど、夫から妻に対して「退職金を半分あげるからさ
これからはお互い、別々に自由に暮らそう」という熟年離婚もある
かもしれませんね。又三郎ブログの「退職父さん5つの落とし穴」にはまりそうな
気もするし、でも、結果は同じでも半分くれたら感謝の意を改めて表するサプライズになるかもなあ
先日、会社のOBとの懇親会がありそのおりに、何故定年後に離婚という
悲劇があるのかという話題になり我々、現役は「仕事にかまけて家庭を
顧みず、妻にずっと我慢させてきたから」
とか、「妻は自分に服従するものだ、死ぬまで付いてくるんだという夫のおごり」
とか色々言ってたら、OBが、サラッと「いや、もっと単純だ。退職して朝出かけなくなるからさ。男が定年を契機に
毎日、家にいるようになることがダメなんだ。」という
一言が妙に説得力がありました。やはり亭主元気で留守がいい(^^)
実話ですって?! 何とも...恐ろしいというか、面白いというか(^_^)
世の鈍感な亭主族を震え上がらせるだけの効果がありますね。
この家庭はおそらく、夫婦が本音で語り合うような環境を作り上げてはいなかったのでしょう。
このような実力行使を妻にさせるなんて、私は絶対に夫が悪いと思います。
この話の続きとしては、2・3日後に、奥様が何事もなくけろっとした顔で帰ってくるのがよいですね。
もちろん夫は深く反省しなければなりません。
私の身近にも、退職の日に突然夫から「離婚してほしい」と言われた奥様がいます。
夫の気持ちに全く気がついていなかったのでとても慌てていました。
その後親戚やら兄弟やらの説得で元の鞘に収まりました。
どうして夫の場合は思い通りにいかないのでしょうね。
OBさんと現役さんのそれぞれの分析の違いが面白いですね。
どれも皆真実、分かっていらっしゃるならよろしいです(^_^)
退職後は、もし夫の部屋がないのなら夫がひとりになれる居場所を用意してあげることは大事なことだと思います。
それだけで双方のストレスはかなり緩和されますよ。
たしかに そうかも・・・
知人宅もご主人が定年退職で家にいるようになったら、
「深夜番組を朝まで見るわ、昼間は寝てるわ、酒は増えるわ、、、ろくなことが無いわぁ仕事でも趣味でもいいから出かけて欲しい」とぼやいてました。
>ウチはみんなお前のものだから
・・・・私の名義にしても いいのよね?って??
今思えば働く男の姿は美しかった...
やっと仕事から解放されたのに「家にいてはダメ」とイヤな顔をされたら
夫たちもいろいろ言いたいことがあるでしょうね。
夫たちも反乱をおこせばいいのに...
ぶつかり合わなければ問題が解決しませんよね。
>私の名義にしても いいのよね?
たぶんこっそりそうしても気がつかないと思います。
でも僅かなので意味がありませんワ(^_^)