さて今日は、菊の花を使ってフラワーアレンジメントの披露でも.....
と言うのは嘘!これは食用菊。
菊の花を好む食文化は東北地方特有のものではないだろうか。
東北人は、日常の食材として野菜と同じような感覚で菊を消費する。
私は、当地に暮らすまで菊を食べる習慣はなかった。
姑が台所で黄菊の花びらをむしり取っているのを初めて見たとき、一体何をしているのだろうと不思議に思ったが、それが酢の物となって登場したのには驚いた。
以来このほろ苦く風流な味と香りが、食卓に欠かせない一品となっている。
蕗のとうが北国の春を告げる味覚なら、菊は「行く秋」を惜しむ情緒溢れる季節の味覚である。
紫色の菊の名前は『もってのほか』
けしからぬほど旨いのでこの名前がついたらしい。
茹でておひたしや酢の物に調理するのが一般的だが、天ぷらや寿司の具材としても重宝する。
大量の花びらをむしって入れたかき揚げは、さくさくとした食感の後に菊の香りがほのかに広がる。
上品な天然の色合いは大いに食欲をそそるし、レシピを考えるのも楽しい。
菊の花は平安時代に中国から伝来した。
今ではもう廃れてしまったが、菊の花を愛で長寿を祝う『重陽の節句』は江戸時代まで盛んだった。
杯に菊の花びらを浮かべた菊酒を酌み交わしていたという。
なんとみやびな節句だろう。
菊の香りと高貴な気品は、邪気を払い寿命を延ばすと考えられていた。
10月は旧暦の『重陽の節句』に当たる。
邪気だらけな上に短命の予感のnihaoは、たくさんの菊を食べなければならない。
と言うのは嘘!これは食用菊。
菊の花を好む食文化は東北地方特有のものではないだろうか。
東北人は、日常の食材として野菜と同じような感覚で菊を消費する。
私は、当地に暮らすまで菊を食べる習慣はなかった。
姑が台所で黄菊の花びらをむしり取っているのを初めて見たとき、一体何をしているのだろうと不思議に思ったが、それが酢の物となって登場したのには驚いた。
以来このほろ苦く風流な味と香りが、食卓に欠かせない一品となっている。
蕗のとうが北国の春を告げる味覚なら、菊は「行く秋」を惜しむ情緒溢れる季節の味覚である。
紫色の菊の名前は『もってのほか』
けしからぬほど旨いのでこの名前がついたらしい。
茹でておひたしや酢の物に調理するのが一般的だが、天ぷらや寿司の具材としても重宝する。
大量の花びらをむしって入れたかき揚げは、さくさくとした食感の後に菊の香りがほのかに広がる。
上品な天然の色合いは大いに食欲をそそるし、レシピを考えるのも楽しい。
菊の花は平安時代に中国から伝来した。
今ではもう廃れてしまったが、菊の花を愛で長寿を祝う『重陽の節句』は江戸時代まで盛んだった。
杯に菊の花びらを浮かべた菊酒を酌み交わしていたという。
なんとみやびな節句だろう。
菊の香りと高貴な気品は、邪気を払い寿命を延ばすと考えられていた。
10月は旧暦の『重陽の節句』に当たる。
邪気だらけな上に短命の予感のnihaoは、たくさんの菊を食べなければならない。
ご案内ありがとうございます
pancoさんあての書き込みは
前ページにレスさせていただきました
酢の物やおひたしにすると色がとてもきれいで、料理の見栄えがよくなるんですよ。
いつも面白いと思うのは、北海道と東北とすぐ近くに位置するのに、結構食文化の違いがあることです。
野菜も魚も知らないモノがたくさんありました。
日本は狭いようで広い......実感です。
こまめさんが戴いたのは、多分「干し菊」とか「のし菊」と呼ばれている保存用のものでしょう。
当地の方々は、この「干し菊」の消費も多いんですが、今の季節はフレッシュの菊を戴くのが一番です。
花を食べる気分って.....結構いい気分よ。
『めし泥棒』も愉快なネーミングですね。
『ままかり』にしても『もってのほか』にしても、強気なネーミングで自信にあふれているところが面白いですね。
酢の物にしましたが天ぷらにも出来るのですね。
おひたしも美味しそう。
今度頂いたときには是非試してみたいと思います。
菊の香りって独特ですものね。良いことを聞きました。この菊は食用で特別な物ですよね。お庭の菊とは違って。
以前に菊の花をお煎餅のように丸く広げて乾燥させたものをいただいたことがあります。
少しずつちぎってお吸い物や酢の物に入れてたべたことあります。それも一緒なんでしょうかね。それは黄色でした。紫の菊はもっと美味しいのでしょうね。『もってのほか』っておもしろいですね。面白いと言えばこちらで”もろみ”
のことを”めし泥棒”と言う物騒なネーミングで売ってたりして愉快ですよ。(笑)
東北地方の菊食文化は素敵な習慣だと思います。
『ままかり』には、そんな由来があったんですね。
名前を聞いただけで食欲が増しそう。とても面白い言葉です。
一度だけ戴いたことがあるのですが、すごく酸っぱかったような気が......。
前回の蒸し野菜の記事のコメント欄に、pancoさんより又三郎さんへのメッセージを預かっています。ご覧下さい。
食べられると聞いたことはありますが
実際に食べたことはないですね
「もってのほか」(^^)
岡山でイワシの酢漬けみたいなものを
「ままかり」といって、おかずとして
あまりにおいしいので隣の家からおまんまを
借りてこないといけないくらいおいしいと
いうことで「ままを借りる」で「ままかり」
という由来でした