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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

きのこロードを行く

2010-10-14 11:10:00 | グルメ
        
   

      (チリ製の織物)

 昨日からチリ鉱山落盤事故の作業員救出のニュースで賑わっている。
地底700メートルの闇の中で二ヶ月以上も生き抜いてきた強靱な精神力に心打たれた。

 チリと言えば...40年前に出張した長兄が、トリオ・ロス・パンチョスが着ていたようなポンチョをお土産に買ってきてくれた。
それが私のお気に入りとなり、10年間はポンチョで着て、20年間はブルゾンにリフォームして着て、その後はベストにして大いに利用している。
おそらく最後はバッグになるだろう。
40年経ってもいまだにしっかりしている織物で、刺繍のクロスステッチも丁寧で美しい。
私とチリとの唯一の接点の品であることを思い出した。
チリの人々も、なかなか良い仕事をする。



                     ☆


                                 



 今年は天然のきのこが大豊作。
しかし夏の異常気象で毒きのこの生育に変化が現れ、姿・形がホンモノと見分けがつかなくなっているのもあるそうだ。
自分で間違って採ってきたきのこで食中毒になるのは諦めがつくが、産直や八百屋で買ったきのこで毒当たりはしたくない。
松茸も大量に採れている様子なのだが、はたして我ら庶民の口に入るだろうか?

 舞茸や松茸のニュースが流れるとじっとしてはいられない。
岩手産直きのこ路を巡ることにする。
家を出て、雫石、沢内村(現西和賀町)のきのこロードを走り抜けると、なぜか車は自然に湯田町・湯川温泉の『きのこ祭り』の会場にたどり着く。
これらの地域は日常の生活圏内に山があり、天然のきのこや山菜が豊富に採れる。
岩手の秋のきのこ路は「山の恵みの感謝祭」一色。
『きのこ祭り』は、一階はきのこの販売、二階はイベント会場となっていて、食事をしながら郷土芸能などを見ることが出来る。
「ミスターきのこコンテスト」というイベントがすごく気になったのだが......



       



 金魚すくいならぬ「なめこすくい」 これは難しそうだ。


 今回の私のお目当ては香茸!(馬喰茸とも言う)



           


 
 傘の直径が15センチ以上ある香茸、2本で3400円だった。
今年は香茸も大豊作らしいが、あまり安くはなっていない。
松茸は冷凍保存出来るが味が落ちる。香茸は乾燥させて保存する。
乾燥させた香茸は、味や香りがいっそうよくなり香茸ご飯にすると大変美味である。
我が家の「晴れ食」のためには欠かせない食材だ。
今年も立派な香茸を手に入れることが出来て、山の恵みに感謝!感謝!
とは言え...悲しいかな、乾燥させたら右の写真のように減ってしまった。