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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

私ひとりで行ってきた!

2010-09-13 11:28:00 | Weblog
 住田町にある鍾乳洞・滝観洞(ろうかんどう)に行く途中、紫波ふる里センターという産直で『かかしまつり』をやっていた。






      鳩山さん、管さん、蓮舫さん
 
 明日の代表選を控えて舌戦を繰り広げている。
小沢親分の姿が見えなかったが、今回も地元入りしていなかったか?
案山子には「見かけだけで役に立たない人」という意味もあるが、こちらは今にもエネルギッシュに動き回りそうで、特徴をつかんでいて面白い。
出品されている作品は、世相を風刺したものや話題の人物、テレビアニメのキャラクターなどが多い。
今年は遠野物語生誕百年と、NHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』のヒットがタイムリーに重なって、鬼太郎かかしなども目を惹いた。


 さて遠野市を通過して住田町・上有住(かみありす)へ

 滝観洞は大理石による鍾乳洞で、現在は全長880メートルの地点まで一般公開されている。
日経新聞ランキングで「お得に楽しめる鍾乳洞」の第一位を獲得したそうだ。

 気の遠くなるほどの長い時間が流れているとはいえ、鍾乳洞としては比較的若い方なので、鍾乳石の発達はあまり見られない。
一番奥の洞窟ドームには天井の裂け目から落ちる『天の岩戸の滝』がある。
低く狭く水で濡れた蛇行した道を苦労して前進しなければこの滝を見ることが出来ないのだ。
入り口で料金千円を払うと、長靴と合羽とヘルメットを貸してくれるのだが、この三点セットがなければ、おそらく無事戻ってくることは保証されないだろう。

      





 頭が岩にぶつかって、ヘルメットがぼこんぼこんと派手な音をたてる。
中腰の姿勢で進まなければならない箇所が多いので腰が痛くなる。
やっと200m到達した地点で、夫が......

 「この先苦労して進んで天の岩戸の滝を見たからと言って、オレの人生に何ほどの意味があるのか?
オレはここで待っている。お前一人で行ってこい!

 あ~あ、また夫の途中放棄が始まった!
この暗く険しく曲がりくねったうら寂しい迷宮で、またまた放り出された可哀想なnihao。
入場者はほとんどいないし、洞窟にはコウモリが棲んでいるらしいし、映画『八つ墓村』のロケ地にもなったほどの薄気味悪いところなのだ。
しかも気乗りのしない私をここまで無理矢理連れてきたのは夫の方なのに......







 ここまできて諦める訳にはいかない。
前にも後ろにも誰もいない。
足を滑らせれば地底深くで永遠の眠りにつくことになるだろう。
残りの行程をドキドキしながらひとりで進み、ついに神秘の天の岩戸の滝に到達。
今回も私のみ、達成感を抱きつつ意気揚々と帰還した。