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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

秋の予感

2010-09-08 11:42:00 | Weblog
 今朝の目覚めは感動的だった。
窓を開けると、部屋いっぱいにひんやりとした風と清冽な空気が飛び込んできた。
気温は17度。爽やかな朝の到来。猛暑が終了した予感。


 今年の夏ほど天気予報の画面に釘付けになった年はない。
『涼風一陣価千金 (by nihao)』などと古い漢詩をもじっていい気分になっていたら、だんだん寒くなってきて窓を閉めた。
朝食後には熱い番茶を入れフーフーしながら飲んだ。


 この猛暑の中、夫は文句も言わずにせっせせっせと稼いでいた。
祝日やお盆休みがない仕事なので、普通のサラリーマンよりずっと過酷だ。
サンデー毎日の暮らしを早くしてみたいだろうが今しばらく頑張って欲しい。
日曜と月曜は久しぶりの連休だったので...



                




 網張スキー場の三基のリフトを乗り継いで、岩手山と屋根続きの犬倉山(標高1,408m)までハイキングをしてきた。
夫の体調を考えて途中で引き返してきたが、次回は頂上まで登ってみたい。




           


     (秋の山の草花)

 山は下界より涼しいだろうと考えていたが大間違い。
より太陽に近い分だけ強烈な日差しだった。
本格的な装備をした数多くの登山者が岩手山(標高2,038m)の方から下山してきたが、ほとんどの方々は私たちよりも年配だった。
一度でも岩手山を制覇すると、仰ぎ見る度に手を合わせて拝みたくなるらしいが、私はまだ未経験なのでその心境には達していない。



            



 ハイキングの翌日は、入場券を2枚戴いていたので『キグレNewサーカス』へ。

 子どもたちの手を引きながら、最後にサーカスを見たのはいつだっただろう?
夏休みが終了したサーカス小屋は2・3割の入りだった。
団員さんたちの熱演を目の当たりにしても、この歳では正直言ってあんまり気分が乗らないが、それでもいつの時代でも夢と郷愁がつきまとうサーカス。

 私が小学生の頃は、町にサーカス小屋がかかると団員の子どもたちが転校してきたものだった。
彼らは皆、色白で美しい顔をしていて、ちょっとおませで都会の雰囲気を身につけていて、一挙手一投足が児童たちの注目の的だった。
そしてやっと仲良くなった頃には、彼らの姿は教室から忽然と消えているのだった。

 悪さをするとよく「サーカス小屋に売り飛ばすぞ!」と脅かされた。
「それも面白い人生かも?」と妄想にふけっていた子ども時代の記憶がよみがえった。