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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

三婆、大学祭へ

2009-10-27 10:50:00 | Weblog
 今年も中国語同志のお姉様方と三人で『岩手大学・不来方祭』へ出かけた。
子どもや孫がお世話になっている訳でも学祭で活躍している訳でもないのに、なぜかこの時期になると私たちは、キャンパスの紅葉が美しい不来方祭に足が向かう。
もちろんお目当ては音楽科の学生たちによる『カフェ・カンタービレ』の演奏。
昨年の記事はこちら→【大学祭を楽しむ方法
毎年、新しいエンターテイナーとの出会いに期待しているのだ。

 若者たちがひしめいているキャンパスの中を、我らのごとき三婆(さんばば)が闊歩しているのは、もしかしたら結構目立っているのではないかと気が引ける。

 そう言えば.....最近は人が大勢集まっている所に出かけてまごまごしていると、必ず若い男性が寄ってきて大変親切にしてくれる。
労られているなどとは断じて思ってもいない。モテモテなのだ♪
この日もただぶらぶらと歩いているだけなのに、背中に「スタッフ~!」と書いたウインドブレーカーを着ている男子たちに
「どちらにいらっしゃいますか?お供いたします。」
とナンパされ.....いや声をかけられ、お断りするのが大変だった。

 今年も外国人留学生の模擬店で国際色豊かな昼食を調達し、中央ステージ前のベンチで、やかましい.....いや若々しい演奏を聴きながら戴いた。


       


 中国、パキスタン、ベトナムなどの民族料理。右は中国・刀削麺の実演。
遠く故国を離れて一生懸命勉強している学生たちが、家族のことを思い出しながら作った料理だと思うと.......喉が詰まって涙が出そうになる三婆。
 
 昼食を済ませ、さて音楽科のある教育学部3号館へ!
と思ったが、何度も来ているのに道に迷ってしまった三婆。

 すかさず「スタッフ~!」の青年がやってきて
「教えてくれれば自分たちで行けるから!」と言ったのに
「とても分かりにくい場所ですから」と会場まで護衛してくれた。
道々いろいろなお話をしながら歩いていると、この感じのよい青年は不来方祭の実行委員長だと身分を明らかにしてくれた。
委員長自らのエスコートに感動し、またまた涙が出そうになる三婆。
この大学には、敬老という......いや、女性に親切という美しい風習を大切にしている若者たちが確実に存在している。


          


 昨年のプログラムは器楽の演奏に偏っていたが、今年の『カフェ・カンタービレ』は歌唱とのバランスがとれていてよかった。
何よりも明るくのびのびと演奏する若者たちの姿に癒された三婆。

 「今年も揃って元気で不来方祭に来られてよかったわね。来年もね!」
と固く約束して帰途についた。