女房に付き合って来たスーパーの鮮魚売り場、刺身などを見ていた時、横にいた30歳ぐらいの女性に彼女の友人だろうと思われる40歳前後の女性が賑やかに声をかけ、それからの会話に興味を持った。「月曜日が『主婦休みの日』だってこと知ってた?」「知らんよ。何それ?主婦が仕事をしないってこと?」聞き耳を立てているわけにはいかないのでその場を去った。
コロナ禍で皆が家にいることが増えた頃に知ったこの日、「主婦休みの日」は主婦が一息ついて気分転換できるように設定された日(一年に3回一月、五月、九月のそれぞれ25日)であるという。「休んで何するの、テレビ見ながらごろ寝してビールでも飲んでるなんてだらしないことしたくもない。文句言いながら家のことを仕切っている方がよぼど体に良い」、などと知り合いの奥さんが笑っていた。子供のいる家庭では主婦がいなければ家の中はグチャグチャで収拾がつかないことになる。休んでいるよりは動いている方がいいという意見もあった。「主婦休みの日を作ったり、ありがたいと感謝するより手伝って」という人もいて、家事の手助けをしてくれる方が嬉しいという現実的な提案もある。(手伝いは余計な用事を作るなという意味も含む)
アメリカではハウスワイフは家に閉じ込められた妻となり、ホームメイカー(homemaker)やホームマネージャー(home-manager)なる言葉が使われる。時代が変化して、家事に誰が携わるにしても、“ホームメイキングとは「家」を「家庭」に変えること Homemaking means making a house a home.”と考えていたい。
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