最近の早朝のように空が澄んで雲ひとつない日は別として、公園の日陰のベンチなどで横になってじっと空の雲を見つめている人は案外たくさんいることに気がついた。皆さんどんな思いにふけっておられるのか想像するのもおもしろい。そんなことを考えていると、ときどき空を見上げて雲の動きを追うことを提案したい。雲はとにかくじっと止まることがなく常に動きながら姿を変える。うさぎに見えていた雲の塊はいつの間にか狼の顔に変わっている。そんな雲の動きを追って一度ゆっくりと空を見上げる時間をお勧めしたい。雲が刻々と姿を変えて10分後にはどのような形に変わっているかを想像してみる、そんな空想や物思いの時間をもってみるのもこのご時世には必要かも知れない。
あの理論物理学者のアインシュタイン氏が言うのだから不思議な気がするが、なにかの発明や発見には想像力が必要で、それは研究などを前向きにさせるという。納得できるような気もするが科学者は理論を詰めて何かの結果に結びつく発見や発明をするのではないかという先入観が一般人の我々にはあるとも思うのだが…。「想像力は知識に勝る。知識には限りがある」と彼は言う。理論とはA~Zのように区切りがあるけれど想像力はありとあらゆる方向へ人を導いてくれるという。例えば、人は飛べないと信じてしまえばそこで可能性が終わりを告げる。そう、現実の世界には限りがあり、想像の世界には限界という終わりがない。そんなことを考えながら空を見上げていると、確かに”ひらめき”のような何かを感じる時がある。脳とは不思議な存在だなぁ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます