学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

頭は使わなければ錆びてくる

2024-06-04 16:09:27 | 日記
 今の時期、僕の家では植木などの剪定鋏(せんていバサミ)が大忙しである。庭の南天の木を少しずつ整えなければならないし、樫の木だって放っておけば葉っぱが文字通り野放図に生えてくる。そんな木々の剪定は疲れるけれど僕の大好きな時間である。ところでそんな大忙しの選定鋏のひとつの支点が錆びついていて使えない。長い間使っていないことに気がついた。捨てるには忍びない、なんとかその機能を復活させたいということで錆止めのオイルを噴射して数日かけて少しずつ開いたり閉じたりしているうちにスムースに動くようになってきた。やったー、復活!
 この鋏、歳をとって活動が鈍ることへの警鐘のようにも見えてきた。鋏も人間も、働きすぎてダメになるより休みすぎてサビが付く方がずっと多いと言った人がいた。誰あろう世界に知れたあのケンタッキー・フライドチキンを世に広めたカーネル・サンダースだ。人間は休み過ぎるとかえって疲れる。休みが少なすぎてもやっぱり疲れるというやっかいな代物だ。それでも人は心の持ちようで疲れもするし張り合いも出てくるということも知っている。英語に”If you rest, you rust.(休めば錆びる)”という諺がある。ちょっと失礼して、”昔とった杵柄(きねづか)、短い講義を許してほしい(時々体が覚えたこの癖が…)。rest(レスト=休息)とrust(ラスト=錆)は真ん中のeとuの違いだけで大きな意味の差が出てくる。この諺の意味は、頭というものは使わなければ錆びる鉄のように、知力もまた使わなければ錆びて無力になるという意味だそうだ。