近くの小学校の横を通ったら塀際の桜がほぼ満開、今年もまた卒業と入学の季節がやってきた。時にはだらだらと長いだけの来賓の式辞に辟易しながら座っていた式場のことを思い出す。式次第もコロナで今年は簡素化されたものになっているのだろうか。大学はじめ沢山の卒業式と入学式に列席してきたがどちらの式にしても新しい世界へ出発する人にとっての入り口だ。社会人の世界へ足を踏み出す青年達や初々しい新入学生を前に僕ならどんな式辞を述べるだろうかといつも考えながら座っていた。僕なら式辞のテーマは”挑戦”だ。「挑戦すれば失敗も成功もある。でも挑戦しなければ成功はない」僕が半世紀以上も前にアメリカ留学から学んだ絶対的な信念である。挑戦するから成功という喜びを味わうことができる。何事もやってみなければ分からない。
挑戦にあたる英語表現は沢山ある。その中でも僕がアメリカにいる時に何度も耳にした英語は 『Give it a try! やって見ろよ!』である。平易な単語で表現されるこの言葉は耳に心地よいと僕は思う。挑戦とは今まで自分がやったことのないことや未知の世界へ挑むことを意味する。何をそんなにいきり立つているのか?何もわざわざしんどいことに手を出さなくても、と言う大人は多い。安全策を狙うのが大人だ。自分がした失敗を味わって欲しくないと大人は言う。彼らもまた挑戦心旺盛な頃に大人から失敗をとがめられていつしか自己否定を味わった人達だと僕は思っている。挑戦して思うようにことが運ばなかった時は、我慢、研究や工夫、というものを学ぶ。自己否定でスタートからいきなり諦めた人は辛抱や研究心を養うことを学ぶことはない。考えたり工夫することを学ぶ機会を逸することで挑戦の後にくる成功の喜びを味わう機会も同時に逸することになる。卒業式に出席した人達、そして入学式に出席しようとしている子供や青年たち、それぞれの新しい出発の時にこれから先の挑戦に値するものを探す旅が始まったことを肝に銘じて学びを始めて欲しいと思う。歳をとった僕だって同じ、加齢とともに未知の世界へボケ(?)ないように学びに貪欲であり続けたいと考えている。さあ新年度の始まりだ。
挑戦にあたる英語表現は沢山ある。その中でも僕がアメリカにいる時に何度も耳にした英語は 『Give it a try! やって見ろよ!』である。平易な単語で表現されるこの言葉は耳に心地よいと僕は思う。挑戦とは今まで自分がやったことのないことや未知の世界へ挑むことを意味する。何をそんなにいきり立つているのか?何もわざわざしんどいことに手を出さなくても、と言う大人は多い。安全策を狙うのが大人だ。自分がした失敗を味わって欲しくないと大人は言う。彼らもまた挑戦心旺盛な頃に大人から失敗をとがめられていつしか自己否定を味わった人達だと僕は思っている。挑戦して思うようにことが運ばなかった時は、我慢、研究や工夫、というものを学ぶ。自己否定でスタートからいきなり諦めた人は辛抱や研究心を養うことを学ぶことはない。考えたり工夫することを学ぶ機会を逸することで挑戦の後にくる成功の喜びを味わう機会も同時に逸することになる。卒業式に出席した人達、そして入学式に出席しようとしている子供や青年たち、それぞれの新しい出発の時にこれから先の挑戦に値するものを探す旅が始まったことを肝に銘じて学びを始めて欲しいと思う。歳をとった僕だって同じ、加齢とともに未知の世界へボケ(?)ないように学びに貪欲であり続けたいと考えている。さあ新年度の始まりだ。