今日の1日は病院でのCT検査からはじまった。多分何事も深刻なことはないとは思うのだが、先日の帯状疱疹から右脇腹の痛みに腎結石の疑いがあるとのこと。歳をとると、前立腺や頻尿、など身体のいろんな箇所で金属疲労的な現象がが起こっている。血液検査などで表示される数字による健康の数値のように完璧な身体などほぼあり得ない。
病院にいる人たちの観察はおもしろい。会計の前でスマホに「どこにいるのよ!」とどなっているご婦人がいた。想像するに車でこのご婦人を病院に送ってきた付き添いのご主人の姿が見えないことにいらだっているのだ。じっと待つことに我慢ができなくなったご主人が病院の喫茶室か売店にでも行って時間をつぶしているのだろう。スマホのおかげで待ち合わせがアバウトになった。特に病院などにいる時は、いつでもスマホさえあれば合流できる。待ち時間ほど長く感じる時間はない。病院では1分は5分に感じるし、30分は1時間にも感じるものだ。時間とは本当に不思議なものだ。「何事も為さぬにはあまりにも長く、何か為すには余りにも短い」と言った偉人がいた。成功する人とは誰にでもある余った時間をうまく活用する人だとも。それから、心に負った傷を癒してくれる妙薬もやっぱり時間というものだ。時間の経過は「今」を中心(今が一番大事)に左から右に一直線で表せる。「今」の左にあるのは過去、右にあるのは未来、「今」だけに囚われすぎると面倒になることもある。あのスマホの先のご主人、そんなことを知ってか知らずか…ついでにご夫人方はお強い(?)ことも忘れずに。