学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

自分だけの夏の思い出を創ろう

2024-07-23 16:21:58 | 日記
 いよいよ夏休みが始まった。夏休み前の話で恐縮だけれど、近所のコーヒー・ジュースの自販機前での小学生3人の会話が耳に残る。「夏休み家族でどっか行く?」「金ないって!」…なんとなく投げやりで荒っぽい雰囲気を持った言葉を返した子がいた。親が言った言葉なのだろうか、子供が言うには言葉が露骨過ぎて身も蓋も無い会話であった。いや、もっと簡潔に表現すれば、にべもない、そっけない、味気ない言葉のやり取りに少し落胆を覚えた。
 昔、僕たちが子供の頃は、夏休みが楽しみで、蝉を捕りに出かけたり、大阪市内の親戚の家に泊まりに行ったり、友達と軟球の野球だの日没近くまでの遊びを満喫したものだ。気温も課題の絵日記を思い出すに当時は32~3度程度だったようにおもう。そして8月の終わりには宿題の課題に追われて連日半泣きで夜遅くまで取り組んだものだ。
 最近では、”夏休みは本当に必要なのか"ということが議論されているのだから時代の変化を感じざるを得ない。先日のテレビでは、嘘か真か、主婦の6割が長い休みを望んでいないと言う。最近は共働きの夫婦が多く、子供だけの留守番とお弁当、エアコンと電気代 子供の生活のリズムが狂うというのが目立った理由である。もっと微妙な理由はあるのかもしれない。親もまた「私にも夏休みください」と言う。大人にも、子供にも、いろんなことを考えさせる夏休み、どんな人の一生にも「自分を変えた夏休み」というものがあるという。思い出を作る夏休み、一昔前の時間はもっとゆったりと流れていたに違いない。

舌も目も、口ほどにものを言う

2024-07-19 16:38:10 | 日記
 アメリカの大統領選挙の状況が毎日のように報道される。アメリカの大統領が世界に与える影響が大きいからだ。それにしても主張などがコロコロ変わってくると、不適切かも知れないけれど「二枚舌」という言葉が頭に浮かぶ。二枚舌とは手元の国語辞典によると”前後で矛盾したことを言うこと“とある。一言、付け加えてあって”嘘を言うこと”とある。アメリカの選挙で罷り通っている政治家達の「二枚舌」を新聞で読むたびに落胆を覚える。なんでもそうだが、政治家が全てそうだとは言わないけれど自分の支持基盤の人たちに話すウケをねらった演説と自分の主張が一時期と真逆になっていたりして「そんなんでいいの?」と言いたくなる時がしばしばだ。
 現役の頃、大学で「アメリカ現代社会」と言う科目を担当していて、選挙が近づくと大統領選挙の仕組みなどを何度か講義したが政治家の話をするのは苦手だった。「政治」の「政」を大昔は祭り事といっていた。古代に神を祀ることと政治が同意だったからである。アメリカ大統領選挙の演説会のフィーバーぶりを見ていて、意味が少し違うけれど「お祭り」になっている会場を見ながら僕が作った川柳がある。”皆が言う「そうだ、そうだ」に落とし穴」”
 二枚舌のことを英語では日本語と同じように”two tongues 舌が2枚”と表現したり”double talk もっともらしい言葉”と表現したりする。2枚の舌、一つは約束に使って二つ目は嘘をつくために使う、などと言われたりもする。舌には骨はないけれど、ひとつ間違えば”人の心"を傷つけるほど強力なものだということを肝に銘じておかねばならない。

今やるか、後に回すか

2024-07-16 16:09:40 | 日記
 昨日の朝、天気予報は曇りのち雨、少し溜まった洗濯物をどうするかで奥さんとしばし意見交換(トランプ銃撃事件が話題の時に年寄りは気楽なものだ)。理由は夏の太陽が出たり入ったり、空を見上げてみても雨が降るようには見えない。大阪の僕の住む地域の天気を予想するには雲の動きと西の空を見て明るいか暗く曇っているかだと子供の頃に祖母に教えられた。雲が東西のどちらかに流れている時は風が吹く、南に動いている時は晴れ、そして北に流れれば雨という。これが僕の天気予報、何十年もこれを信じてやっているけれど、当たる確率はほぼ8割越えといっても過言ではない。昔の人の観察力は半端じゃない。
 西の空はそれほど暗くない。雲もちょっと自信がないが南に流れているように見える。「よ~し、思い切って洗濯は今日する!」と決めた。雨は3時以降までは降らないと勝手に決めた。梅雨の真っ最中、洗濯物は「う~ん、後日にするか」「これをしたあとで」と自分を納得させて先延ばしする人が多いと聞いたことがある。(”それ、ダメ!”)先延ばしは泥棒、そう、時間泥棒である。先延ばしは後で後悔するのがオチである。何でもかんでもとまでは言わないまでも、僕の経験では失敗は先延ばしが元になることが多かった。体調不良の女房の手助けで洗濯物を干しているといつも思うのは皿洗いや部屋の掃除、ただひたすら一生繰り返される同じ作業…特に感謝されるわけでもないしオーバータイムのペイもない。僕の洗濯物は2時には乾燥、「やっといて良かったー」。雨は6時前に降り出した。雲がゆっくり北に向かって動いていた。

文句が多いのは齢のせい?

2024-07-12 16:27:09 | 日記
 テレビを見て1日を過ごす類の年寄りではないのだが、テレビを見ながらの文句が多くなってきた。歳のせいかもと思う理由は、若い人達はそんなことを考えている暇などないはずだから。
 お昼になると詳し過ぎる民放の天気予報、一般の人は天気予報士になりたいと思ってみているわけではない。簡単で的確な予報が聞けたらそれで大満足なのに、天気図から気圧の配置の理由、など詳し過ぎて”もういいよ”となる。夕方にはNHKのニュース番組、アイドルのような服装の女子アナ達、そして番組の終わりには軽装の出演者達のお辞儀が”丁寧過ぎ"て違和感を覚えたりする。時代が変化して僕らの時代とは違うのなら、にこやかに、手でも振って終わった方が親しみが湧いてくるのにと考えたりする。なにかがチグハグな感じがしてしかたがない。
 ところで、”過ぎる”、と言えば我が家にくる少し年配の宅配のおじさんは丁寧過ぎてこちらが恐縮してしまうほどの勢いだ。本当にありがたそうに「いつも利用していただいてありがとうございます」から始まって「またよろしくお願いいたします」で終わる。いやいや、そんなに言ってくれなくても…「ありがとう。ご苦労様です」と返事を返す。子供への過保護場合は「過」とは本人が望んでいないことを押し付けること、まさに、「過ぎたるは及ばざるがごとし」である。英語ではToo much is as bad as too little.となって、日本語訳は “(何事も)やり過ぎは何もしないことに等しく碌(ろく)なことはない” となるのだろうか。

頭の中で”はてなマーク"が交錯するとき

2024-07-09 16:14:42 | 日記
 アメリカの大統領選挙に関わるニュースを追っていて、バイデン大統領の高齢が問題になっていることを知った。もともと言い間違いや聞き間違い、舌足らずが多い人という定評があるようだが、確かにワールドニュースのインタビュウをみているとちょっと不安になってくる。アメリカの大統領となると体力的にかなり厳しいものがあることは想像に難くないのだが。
 歳をとるとひょんなことから昔のことを思い出す。バイデンさんの言い間違いや言葉不足で思い出したことがある。もう何年も前のことだが本当にあった話である。我が家から車で20分ほど走ったところの駐車場の脇の歩道に手書きの看板が立てられていて「ここは駐車場です。ここに車を止めないでください」とあったのだ。かなり車の往来が激しい道路に面した駐車場の前は平均的な歩道、その一角に建てられた看板である。あの看板の舌足らずというか言葉足らずというかを補足すれば、「ここは駐車場の入り口です。前を塞ぐ車の路上駐車はお控えください」となるのだろう。曖昧な言葉や、説明を必要とする言葉は誤解を招くことになることを学んだ看板だった。大学に通う途中にあった看板で、何度も看板の書き換えを提案しようとして胸がドキドキ、撤去されるまでの1ヶ月余り結局はなにもしなかった、そんな日々のことを思い出したのだ。街歩きで看板英語の研究をしている時期のことで注意していると面白い発見をすることも多々あった。「正解の逆、誤解とは頭の中を(?)マークが散らつく時に起こる」と定義できるかもしれないなどと考えていた。とは言え、誤解や間違いがあるから人生は面白いと思う時もある。