学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

おっちょこちょい

2021-03-16 17:21:44 | 日記
“おっちょこちょい”は大阪弁(?)などと思っていたられっきとした日本語。手元の国語辞典には「(俗)落ち着きが無く、軽々しいこと。またそう言う人」とある。要するにちょこちょこ動いて軽率なことであるが、そんな子は学校では楽しい子で人気者に多かったような記憶がある。
土曜日、久しぶりの外出の帰路、駅の自動改札機の前で何が嬉しかったのか大喜びの3才ぐらいの男の子、「やったー」と叫んでくるくる回り始めた。喜びを体で表すというのはこのことだ。そばを通り過ぎた僕の後ろで不意に泣声が。何があったのだろうと振り返ったら目を回したのかひっくり返って僕が通り過ぎたばかりの自動改札機にぶつかったらしい。鼻を押さえて痛がっている。ママらしい女性が「もう、おっちょこちょいやなー、アホ」と駆け寄って慰めていた。「アホ」が余計なのだが大阪人の常、ま、いいか。大ごとにならなくてよかった。
さてそれから、駅で電車を待っていたら中学生の男子二人、「俺、なんでか知らんけどまたマイナスつけ忘れてペケ。二回目やで。計算は合ってるのに」と悔しそうな一人。どうやら数学の試験結果の話し。可哀想に僕もそんなことがあったっけ、と昔を懐かしんでいたらもう一人が「それはおちょこちょいて言うんや」とツッコミをやっている。これも大阪人、ま、いいか。
おっちょこちょいも「二度あることは三度ある」、翌日、今度はとうとう僕の番。大事なアメリカ旅行の写真を全て削除してしまった。気候も活動しやすい春の兆し、そろそろ本格的に街歩きに少し芸術的(?)写真をと考えて、僕の大事な一眼レフのカメラ機能を再確認していての悲劇である。覆水盆に返らず、いくら天を仰いでも取扱説明書には「一度削除した画像は復元されません」とつれない最後通告だ。「ちくしょう、なんと言う不注意。このおっちょこちょいが」、3度目のおっちょこちょいの言葉が僕に降りかかってくるとは考えてもみなかった。英語にも scatterbrain という単語があって、いろんなことに脳(brain)が反応、散乱(scatter)して注意散漫ということになるのかな。僕の場合はデジタル系の機器を失敗を恐れておどおどしながら扱うことに問題がある。とは言え、写真消滅は、ま、いいか、では済まされない。悔しい〜。

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