うっとうしい日のことを a gloomy day という。今日の大阪はまさにうっとうしい日の典型の一日でした。激しい雨がふるわけでもなし、傘がなくても歩けそうで濡れる、そんな雨がやんだり降ったりの一日。気温はそんなに低くはないのだが、とにかく湿気が周り全体を包んでいるという雰囲気はお解りいただけるでしょうか。
その日の雰囲気が人の精神状態を左右する、という話を耳にした。今日のような日に定年退職した人のうつ病が始まる。居場所を無くしたと考えている或る人が部屋の隅で両膝を抱えてうつ状態で外に出てこないという話だ。どうしてそんなことが起こるのだろう。なにか経済活動をしていないといけないという強迫感にさいなまれて、自分を失っていくという老人が社会には数多く存在すると言われている。
頑張ることも大事、でも「気楽に生きる」ということも忘れては長い人生を生き切ることはできないと。人生には悲しいことやつらいことはつきものです。でもそんなことに憑りつかれることのないように、shake off (振り払う)することも覚えなければ生きてはいけない。
例えば、Sad happens. Just don't let it last too long. Shake it off.
(悲しいことは起こる。悲しみを長く続かせてはいけない。振り払え!)
定年退職した人だけの話しではない。若い人もチョット息抜き、散歩、映画、美術館、出かける先はいくらでもある。誰か友人に電話をかけて一杯酒をかわすことで気持ちの切り替えはできるものだ。とにかく自分だけが悲しんだり、苦しんだり、悩んでいると思うことがうっとうしい一日を自分で作ってしまうのだ。