学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

空が暗くなると星がよく見える

2018-01-31 21:53:47 | 日記

冷たい空。ダウンのポケットに手をつっこんで空を見上げる。皆既月食( a total lunar eclipse )が静かに進行している。
    20:00 東の空に満月が薄いもやの中に輝いている
    21:20 月は少し上空に移動して半分以上欠けていた
    21:40 あの満月の7割が隠れて頼りない姿になっている
    10:00 薄いカーキー色の月の影
宇宙のドラマだ。天空のドラマが取りざたされる度になぜか解放された気分になる。地球が生まれてから46億年などと、とほうもない時間の経過を考えてしまうからか。人の一生、100年の時代に入ったと言われても、宇宙の時間と比べれば本当に、本当に、瞬き(まばたき)のような一瞬だ。そんな一瞬の人生の中で、僕たちは悩んだり、落ち込んだり、いやはや人間のちっぽけな存在を考えてしまう。

   When it gets dark enough, you can see the stars.(本当に暗くなると、人は星を見ることができる)

本当に真っ暗になると星が見える。上の英文は各自、自分なりに訳せばいいと思う。真っ暗の中からは確かに見える一条の光というものがある。光を見ようと努力しないと、見えるはずのものも見えないのかもしれない。暗くなるというイメージや状況は、必ずしも否定的に落ち込むということと同じ意味ではないのかも。皆既月食とは何の関係もないこんなことを考えてしまった。今夜も寒いいいいー。

学ぶとはとにかく“やり切る”こと

2018-01-29 16:43:40 | 日記

ズボンのチャックの上に或るボタンがとれた。これくらいの修繕は女房の手を借りずに自分でもできる、と思いきや、糸が針穴に通らない。何度やってもダメ。糸の先がだんだんほぐれてくるので、ますますうなくいかなくなる。唾をつけて先を整えてもダメ。ヤッパリ歳か。「もう無理」と投げ出した。

    My fingers are not as nimble as they used to be. (指がもう昔ほどうまく動いてくれないのだ)

糸通し、1時間後に再度挑戦してみようと思った。なぜって? 
去年の夏に近所の女の子が必死になって一輪車の練習をしていたのを想い出した。倒れても倒れても、膝をすりむきながら練習していたのだ。実際、翌日には友達と家の前の道路を楽しそうに走り去るのを目にしたのだ。どこかで乗るコツを教えてもらったのだろうか。ぼくがうれしかったのだから、本人はなおさらだろう。

ところで糸通しはうまくいきました。ズボンのボタンはしっかりと縫い付けられています。本当は、糸を通す小さな針金を買ってきたのです。文明の利器はやっぱり歳をとると必要だ。
    Don't whine to yourself.(自分自信にぼやくことになかれ)
物事ははやっぱり「やる」か「やらないか」のどちらかで、うまくいかなかったら誰かの助けを求めることだ。

私たちの脳は毎日、毎分、毎秒、学習しているのだ

2018-01-26 15:23:10 | 日記

たまたま NHK BSプレミアムの「ハイビジョン特集」でジル・ボルト・テイラー博士のことを知った。脳学者の本人が脳卒中に倒れた経験を特集したものだ。脳の手術を経験したテイラー博士は、人を認識できなくなるほどの後遺症を克服、今では講演できるようにまで回復した。数学者の母親の助けを得て、すべてリハビリで脳に幼児のように一から教えた結果でである。

その記録映画の中で頻繁に登場する言葉に不思議な感動を覚えた
“脳は復活する”“脳の可塑性と柔軟性”“脳は学習する”などなどである。脳の不思議を思い知らされたのは、僕の女房が脳梗塞で倒れたときである。梗塞を起こした脳の位置で現れる障害が異なる。話せなくなったり、言葉を忘れてしまったり、簡単な動作ができなくなったり、いろんな症状が現れる。僕の女房の場合はリハビリでほとんどの機能を回復させている。日常の生活には特に支障がない程度までになっている。テイラー博士の場合も、僕の女房の場合も、失った機能を自らの脳に学習させなければならないという事実である。

脳は学習している...と言う事実は健常者の我々の脳も同じである、と気づいた途端にやる気がでてきた。歳をとったことを強調することは単なる言い訳だ。若者、高齢者を問わず、やっぱり自分の興味を追いかけて、なにかを成し遂げることは可能なのだ。
 
      Shoulder back, chin up. (胸を張って、顎を上げて前向きに)

笑いとは“温かさ”を生み出すもの

2018-01-24 12:17:02 | 日記

1月24日、テレビの天気予報が大阪の寒さに注意するようにと盛んにに報道している。最低0度、最高3度、おまけに風がきついということだ。確かに寒い、冷たい、風が強いので歩行者は皆、身を縮めて歩いている。家庭内の暖房器具を屈指して部屋を暖めることはもちろんだが、手足を動かす運動で身体を温めようと、自分勝手に考えた「気功」まがいの動きを数分続けてみた。本当に身体が温かくなってくる。変な恰好をして、自分で自分を楽しませては可笑しくなってひとりでケㇻケㇻ。

そんな時、宅配便のお兄さんがやってきた。「今日はえらい涼しいですなー」と言ってお兄さんをジョークで笑わせてみようと思ったのだ。「イヤー、ホンマ厳しいですわ。ここにサインをお願いします」...。面白くもなんともない。真面目なお兄さんに冗談言ってる場合か、と咎められているような気がして、また寒くなった。

今日はどうなっているのだろうか。また30分ほど経って別の宅急便。こんどは40才ぐらいの男性だ。「えらい涼しいですね。今日は」とニコニコしながら、それでも恐るおそる言ってみた。「イヤー、ホンマ、こんだけ涼しかったらジャンパー要りませんわ」と返事が返ってきた。受領のハンコを押しながら、二人で大笑い。やったー、これが大阪じゃ。こんどは身体がホッと温かくなった気がした。

笑いは友をつくる。一緒に笑ったことのない人と友達になるのは難しいと聞いたことがある。ユーモアのセンスがある人と出会うことは
本当に楽しい。やっぱり笑いを大切にしようと思った。

   I will do something to make someone laugh, maybe tomorrow too.(明日もまた、誰かを笑わせてみよう)

気にしない、気にしない(Keep Your Cool)

2018-01-22 13:55:43 | 日記

“怒りの大小でその人の度量を図れる”ということを聞いたことがある。
最近、道路上での運転のマナーが原因で起こる事故のことが盛んに話題にのぼる。数日前、友人とビールを飲んでいる時にこの話が出た。「煽(あお)り運転」「急な車の割り込み」など、英語で何というのだろうという質問を受けた。アメリカ文化や英語を教えた者が、何でも知っているわけではない(たまたま、アメリカ生活で知っていたからよかったものの)。
煽り運転は tail-gating, 割り込みは cut you off in traffic と言う表現がある。車はハンドルを握ると人を変えてしまうらしい。日本だけではなくどこも同じだ。
高速道路が混んでいたり、知らない土地で不安に支配されながらの運転だったのかも知れない。そんな運転をしている人を煽ってみても
何の得にもならないのに。
煽られる方もまた、よく考えてみると、あまり大したことでもないことにイライラしないことだ。「気楽」と言う漢字は気を楽にと書くではないか。
       Take a deep breath and be forgiving. (深呼吸して寛大であること)

日常にイライラする場に出くわすことはよくあるものだ。自動販売機の前の長い列、ウエイトレスさんのオーダー間違い、などなど。
なにか理由があって前の人が自販機の前でまごついているのだろう。誰かが休んで、ウエイトレスさんの数が足らないのかもしれない。
小さいことに Don't lose you cool.(カッカカッカしないこと)。