加藤俊徳(としのり)さんは腦内科医という肩書きだ。8月号のPHP誌に“「楽しくなる脳」を育てよう”という話を寄稿されている。”生活の中に自分なりの発見があれば、人は幾つになっても毎日を楽しく過ごせる(P 37)”というお話だ。朝のウオーキングを利用して道端の花壇の定点観測の写真を撮って花の成長を楽しむというのが彼の一つのやり方だ。これだ!と僕は飛びついた。早速、野草のエノコログサを観察することに決めた。
エノコログサは子供の頃によく遊んだ“ネゴジャラシ”のことだ。麦のような穂先がついているあの草は放っておくとアッという間に庭の片隅に繁茂する厄介な草だ。でも子供の頃は、本当に猫じゃらしを使ってよく楽しんだ。手のひらに穂の部分を入れて“むすんでひらいて”をするとブラシのような毛の部分の向きによって、握った手から顔を出す手品のようだ。ちょっと危険なのは、口に入れて「ラリルレロ」を言うことだ。喉に引き込まれてえらいことになる。そんな思い出が蘇るネコジャラシを毎日観察してスマホで写真を撮っていると徐々に変化する様子がよくわかる。穂先が少しずつ開いてきて、例の毛か針のようなものの根元にたくさんんの種(タネ)がつく。それからだんだん色が薄茶から黄色になって、気がつけば周りは秋になっていると言う具合だ。ネコジャラシを注意して観察するようになってから、だんだんと気温が夏の終わりを告げ始めたことに気がついた。天候が曇りがちであることが理由かもしれないけれど、33℃から32℃と過ごしやすくなってきた。そして、明日は夏休みの最終日、子供さん達の宿題は大丈夫かな。
エノコログサは子供の頃によく遊んだ“ネゴジャラシ”のことだ。麦のような穂先がついているあの草は放っておくとアッという間に庭の片隅に繁茂する厄介な草だ。でも子供の頃は、本当に猫じゃらしを使ってよく楽しんだ。手のひらに穂の部分を入れて“むすんでひらいて”をするとブラシのような毛の部分の向きによって、握った手から顔を出す手品のようだ。ちょっと危険なのは、口に入れて「ラリルレロ」を言うことだ。喉に引き込まれてえらいことになる。そんな思い出が蘇るネコジャラシを毎日観察してスマホで写真を撮っていると徐々に変化する様子がよくわかる。穂先が少しずつ開いてきて、例の毛か針のようなものの根元にたくさんんの種(タネ)がつく。それからだんだん色が薄茶から黄色になって、気がつけば周りは秋になっていると言う具合だ。ネコジャラシを注意して観察するようになってから、だんだんと気温が夏の終わりを告げ始めたことに気がついた。天候が曇りがちであることが理由かもしれないけれど、33℃から32℃と過ごしやすくなってきた。そして、明日は夏休みの最終日、子供さん達の宿題は大丈夫かな。