テレビ、新聞はサッカーの話で大騒ぎ。ドイツに勝ったあの日から日曜日のコスタリカ戦とその盛り上がりは本当に尋常ではない。サッカーというスポーツはそういうものなのだろう。以前のラグビーのW杯でもそうだったが今回のサッカーの盛り上がりなどを見ていると商業主義におかされたオリンピックより、各スポーツのW杯の方が応援の盛り上がりがあるように思える。
どういう訳か自分が甲子園に行くと阪神タイガースは負けるというファンがいる。なぜか勝ち負けを自分の責任かのように塞ぎ込んでしまうファンがいる。今回のサッカーW杯、コスタリカ戦で“日本が黒星”と新聞が伝える。あまりサッカーというスポーツをTV観戦しない僕が初めから終わりまで見た試合は日曜日の中継が2度目。結果は両試合とも負け(負けを自分のせいにしてしまう人からすれば、きっと僕が観たせいだ)。一回目といえばサッカーファンなら忘れることもできない1994年のカタール、あの「ドーハの悲劇」という言葉を生んだイラク戦である。W杯本戦出場を2−1でほぼ手中に収めていた日本チーム、何とロスタイムで同点に追いつかれ予選敗退の悲劇に見舞われた。僕がやっとサッカーの面白さを理解し始めた頃だった。勝ちと負けはいつも紙一重、どちらかが勝ってどちらかが負ける、引き分けということもあるのだが。そういう意味で、今回の試合はせめて引き分けて欲しかったというのがあるのだろう。サポーターたちの悔しがりようを見ていると、かつての「ドーハの悲劇」が目に浮かぶ。負けは自分を挑戦者にし、何が足りないのかを教えてくれる。障害物が大きければそれだけ勝利に味が出る。それが真の勝者を作る。テレビで見たサッカー狂のあの人へ、負けはあなたのせいではない。
どういう訳か自分が甲子園に行くと阪神タイガースは負けるというファンがいる。なぜか勝ち負けを自分の責任かのように塞ぎ込んでしまうファンがいる。今回のサッカーW杯、コスタリカ戦で“日本が黒星”と新聞が伝える。あまりサッカーというスポーツをTV観戦しない僕が初めから終わりまで見た試合は日曜日の中継が2度目。結果は両試合とも負け(負けを自分のせいにしてしまう人からすれば、きっと僕が観たせいだ)。一回目といえばサッカーファンなら忘れることもできない1994年のカタール、あの「ドーハの悲劇」という言葉を生んだイラク戦である。W杯本戦出場を2−1でほぼ手中に収めていた日本チーム、何とロスタイムで同点に追いつかれ予選敗退の悲劇に見舞われた。僕がやっとサッカーの面白さを理解し始めた頃だった。勝ちと負けはいつも紙一重、どちらかが勝ってどちらかが負ける、引き分けということもあるのだが。そういう意味で、今回の試合はせめて引き分けて欲しかったというのがあるのだろう。サポーターたちの悔しがりようを見ていると、かつての「ドーハの悲劇」が目に浮かぶ。負けは自分を挑戦者にし、何が足りないのかを教えてくれる。障害物が大きければそれだけ勝利に味が出る。それが真の勝者を作る。テレビで見たサッカー狂のあの人へ、負けはあなたのせいではない。