学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

乖離(かいり)ってなんだ?

2018-05-31 19:46:49 | 日記

暑い夏に備えて教室の冷房温度設定を改正したという新聞記事を読んだ。教室の望ましい温度環境は10~30度以下という今までの室温を17~28度以下に変更したという。
僕の時代の環境は暑さも寒さも耐えることが教育の方針だったと覚えている。今日、エアコン設備の利用は学校の都合で温度を決めるのではなく、要するに大切なことは子供達が勉強し易い環境をつくることなのだ。僕は長年、教室で学生とともに授業という環境の中で過ごしてきた。強制はされたことはなかったけれど、世間でいう30度以下に、いや28度以下だ、という設定に随分悩まされたものだ。
冷房に関しては女子は寒い、男子は暑いと訴える教室の中では、「つけたり消したりで調節しようね」と学生を納得させる以外に方法がなかったことを思い出す。

さて話はがらりと変わるが小学生のランドセルはコンクリートのブロックを運んでいるように重い。背中の痛みを訴える小学生が増えているということを耳にした。整体に通う子供達が増加しているのだ。ここでも、学校は教科書など、教室に残して帰宅してはいけないというルールをつくっているらしい。現状を理解しない教育現場を改善しなければならない。

これら二つのケースは教育の現場に存在するいわゆる乖離というものである.
英語にdiscrepancy という単語があって、“二つのものが別の方向を見ていること”、つまり乖離である。誰かが良しとするものと現場での現実には何らかの乖離があることが多い。
   There are two sides to every question. (すべとの問題に二面あり)

幸せは健康にあり

2018-05-30 19:46:39 | 日記

子供を自転車の後ろに乗せてスマホを操作する若いお母さん。新聞やテレビでよく話題にのぼり問題になることだが、僕も今日はこの光景を目の当たりにした。僕の家は道路の角にあるので、交差する道の反対側から車なり自転車が来ないかと大急ぎで左右を確認した。何事もなく行ってしまったこの親子、一言注意する暇もなかったけれど、「どうか事故がありませんように」と、後姿に祈っていた。

スマホと言えば、この便利な機器との付き合いが深夜にまで及ぶ若者が小中学生にまでおよんでいることを新聞で知った。スマホを操作しながら眠るのが深夜の一時や二時という。翌日の学校に行けるのかとか、学校での勉強は大丈夫かなどと考えてしまう。
大阪の堺の中学校で就寝と起床時間の記録をする活動を実施していることを知る。“眠りの質は生活の質を左右する”ということを証明できるだろうか。「睡眠教育」なるものを実施して子供たちの生活のリズムの乱れを改善しようということで、この活動が本当に子供たちに何らかの学びの機会を提供できることに繋がればとつくづく思う。
英語の格言の中に、Happiness lies in health. (幸せは健康にあり)というのがあって、歳をとるにつれて健康と睡眠は大いに関係があると毎日実感している。まさに充実した睡眠は生活の質を左右するだけでなく、幸せと言う日常の満足感につながっていくのだ。
現在、社会の中心となって経済活動をリードしている人達は、やはり睡眠や健康を大切にして自分の‘幸せ’を考えてながら仕事に打ち込んでもらいたいと切に望んでいる。

休日:”花鳥風月”とゆったり感

2018-05-28 20:13:09 | 日記

土曜日の朝、晴れと言えば晴れ、でも薄曇りの一日。近くにある大きなラグビー場の公園に散歩に出かけることにした。独りで泊まりに来ていた11歳の孫娘を連れ出して散歩に付き合ってもらった。二人で歩きながら公園の花壇などを巡りながら花の名前を当てっこしながら歩いた。会話の中から孫娘が何らかの学びを感じてくれれば最高だ。難しい話はいっさいなし。楽しく、気楽に、花を観賞して鳥の声を聴きながら歩いた。すれ違う人達がなにをおもったか、「こんにちは」「今日は暑すぎずにいいですね」などなど声をかけてくれる。僕もできる限り明るく答えを返して「この公園ではみんなフレンドリーやね」と孫娘。知らない人には注意してなどと教えられている今日この頃の小学生、やはり声を掛け合う一瞬を楽しんでいたように思った。
日本には“花鳥風月”という表現があって、花を楽しみ鳥のさえずりを聞きながら、そして肌に感じる風さえも有難く思うという感覚を思い起こすひと時であった。(もちろん月を観賞はできなかったけれど)

“花鳥風月”的な感覚を英語に直せるだろうか・・・
Let’s go outside, look up at the sky and soak in the atmosphere. And let’s smile at the world.
(外に出て、空を見上げて、空気に溶け込もう。そして周りに微笑みを) な~んちゃって。

失敗を他人のせいにする人は...

2018-05-25 21:46:15 | 日記

日大アメフトの反則行為問題がどんどん他の分野にも拡散して、大変なことになってきた。
毎日、テレビ各局で報道されて、人に会うたびに話題になるほど問題が大きくなると、やはり何らかのコメントをしたくなる。
今日は自己弁護(self-justification)という観点からこの問題を考えてみようと思った。例の監督とコーチの記者会見をテレビで見ての感想である。自己弁護的な発言を繰り返すということは自分の弱点を暴露しているようなもの。
社会では自信を持って、自分の得意分野で力を発揮している人は自己弁護などというような“守りの姿勢”を前面に出すようなことはしない。例の会見は批判を受けても仕方がない種類のものだった。

昔、教授法の勉強をしていた時に「教え方がお粗末な教師はその責任を生徒に押し付ける」ということを教えられたことがあった。つまり自分の教え方の未熟さを生徒の学習能力や意欲の欠如のせいにする教師のことを言っているのである。
親に関するものもあったのを覚えている。「親は自分の子供の非行を学校の責任だと非難する」というものだ。家庭でのコミュニケーション不足などが非行の大半の原因であることが多いのに。子供は特に家族やまわりの人達に必要とされていると感じている限り、非行などには走らない。
『自己弁護とは常に‘言い開き’をして自分の立場を守ろうとすることを意味する』

心配していても解決することはない

2018-05-23 20:20:43 | 日記

日大のアメフト反則行為の反響は日本国中を駆け巡って大騒動になっている。昨日は反則を犯した宮川君の記者会見をテレビでみた。勇気ある記者会見であったと思った。大学をも揺さぶる大事件に発展した今、宮川君の将来を思うと本当に気がかりだ。
心配、気苦労、悩みなどは長く続けば続くほど失うことは多いと言われる。心配してみても、悩んでみても、何も解決することはない。思い切って事件の背景などを話した彼の勇気は彼が心の整理を決断した瞬間だと思う。

英語には Worry never fixes anything.(心労心配は何事も決して解決することはない)というのがある。悩んでいても何事も解決しないということだ。

彼はまだ若い。大変なことを経験したけれど、それを糧(かて)に次のステップに進んでほしいと心から願っている。まだもう少し気苦労は続くだろうけれど、必ず道はある。新しい道を見つけて本当の意味で Rock your world! ロックンロール音楽のように自分の世界を切り開いてほしい。<rock:揺り動かす、(人を)びっくりさせる、という意味がある>