学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

生き切ることは工夫すること

2018-10-16 20:17:15 | 日記

大坂にある東大阪市営の花園ラグビー場(全国高等学校ラグビー大会で有名)が新装されラグビーワールドカップの準備が完全に整った。広大なスポーツ広場や公園が整備され、世界に誇れる規模である。僕の住まいはラグビー場の北の古くからある住宅地である。少し離れてラグビー場の南に近鉄奈良線の東花園駅がある。この周辺は子供の頃からよく自転車などで友達と走り回ったところである。久しぶりに自分が生まれ、育ち、暮らしてきた地域の街歩きを試みた。隣の花園駅にあった昔の商店街を歩いていると、所々に空地がある。コロッケ屋さんのおじさんと立ち話。覚えている本屋さんや、そろばん教室のおばさんの先生などの事を聞いてみると、まさに彼らの住んでいた場所が空地になっているのである。時代が変遷して、この商店街も半分シャッター街になっている。昔は栄えていた場所も、人の流れが変わるとともに廃れていく。

東花園駅と花園駅の立場は完全に逆転した。昔は東花園駅などはなかったので、人々は花園駅で降りて商店街を通り抜けてラグビー場に足を運んでいた。現在は東花園駅前のラグビーロードを歩けばラグビー場までは5分で行ける。
時の経過は残酷なものである。新しい駅が出来たことが人の流れを変えた。そして先の商店街に生き残った店と消えていった店を生み出した。環境の変化がその違いを作った一方で、家族の問題をかかえて無くなってしまった店がある。跡継ぎがいなかったための一代限りの商売であった。そんな店は結局は消える運命にあったと、言われればますます何とも言えない思いが頭を支配する。なにごとも工夫しなければ消えていく運命にあると教えてくれる。環境が変わる、跡継ぎがいない、などなど、生きていく上で、人生には私たちを失望させるものがつきものである。うまく行かないことがあったとしても、生きるということには常に工夫が要求されているのだとおもう。
Don’t dwell on the disappointments, instead learn how you can make things better.
(失望をくよくよ考えるな、どうすればよくすることができるかを考えよう)

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