はるりんさんとお約束しながら、毎回お流れになってきた平ヶ岳・鷹ノ巣コース。
脊柱管狭窄症とか、いつもドタキャンしてきたのは私。
はるりんさんと、3年越し?とか言ってたのに、ブログを見返してみたら、最初にお約束したのはなんと2016年の7月17日。間違い。まだ2年でした。快晴予想のこの連休。満を持して、さらに健脚の「あの山この山越の里」さんもご招待して、アラカン3人組で挑んできた。
14日、仕事が終わるとすぐに高速に乗る。
小出インターで降りて、まずは腹ごしらえ。インター近くのラーメンあづまやさんでチャーシューメン。旨いよ。
コンビニで長い夜の燃料を仕入れて、奥只見シルバーラインへ。トンネル内は霧が立ち込めおっかない。
銀山平でトンネルを抜け、クネクネの樹海ラインへ。途中、神蜂という展望場所がある。
1858
振り返ると、薄く霞がたなびき夕焼けに染まる荒沢岳の鋭鋒群。
越後駒ヶ岳
銀山湖
20時過ぎ、鷹ノ巣登山口前の駐車場 着。
8割がた満杯。運よくトイレの近くに駐車できた。日付が変わるころ満杯と聞いていたが、こんなに早い時間から埋まっているとは思わなかった。
深田百名山恐るべし。
空には満天の星。こんなに多くの星を見るのは久しぶり。これだけでも来てよかった。
外で酒盛りしていたグループも撤収。燃料給油した私もぐっすり寝込んだ。
目覚めるとすでに2時過ぎ。トイレの灯りが度々つくようになる。3時前に腹ごしらえ。
暫くすると車の後ろに人影。越の里さんでした。また、固い握手。
その後、はるりんさんも到着。
二人とも、深夜にあの樹海ラインを走ってくるとは大したもんだ。
一番グズグズ準備してたのは私。その間にも多くの方が、ヘッデンつけて続々出発していく。
4時11分。GPSスタート。長い1日の始まり。
ちなみに、15日の歩数は40136歩。初の4万歩越え。
暫く樹海の中を進む。まだ薄暗く、フラッシュ炊いても上手く撮れない。
0435 やがて、下台倉山~台倉山の稜線が望まれるようになる。
0439 振り返ると燧ケ岳。
0445 東の空が染まり
0447 稜線が朝日に染まると
0448 ご来光
0522 渋滞はしないが、数珠繋ぎの登山者。
0546 ロープも多い急登の連続。ここ、下台倉山までの急登でペースを上げ過ぎないのがロングコースを制するコツだとか。
0613 あの木まで登れば・・・
0620 下台倉山 着。コースタイムよりも速いペースで辿り着く。(ただ全コースの長さをまだわかっていなかった。)
0718 漸く平ヶ岳が望めるようになる。なだらかな、なんと素敵なお姿。
0719 下台倉山までは多くの登山者が視界の中にいたが、若者たちにどんどん離され、この辺りからぐっと少なくなる。
0725 台倉山 三角点しかなく、ここなの?という感じ。アラカン三人オヤジの影。
0742 台倉清水
期待できる水場だったが、きょうは3リットル以上持ってきていてまだ十分残っているし、頂上付近の水場がもっと期待できるとわかっていたでスルー。
0824 白沢清水 多くの方はこの水場を敬遠するようだが、一見溜水のように見えても、時折ポコポコと泡が上がり、湧き水であることがわかる。
ちょっと勇気がいるが飲める。まだまだ水はたっぷりあるので一口飲んだだけだが。
0841 尚しばらく、樹林の中の木道を歩き、
0859 ようやく視界が開けると、魅惑的な山肌が。天上の楽園の始まり、始まり。
0902
0908 越し方を振り返る。
0918 見上げる最後の急登
0925
燧ケ岳と
至仏山
タテヤマリンドウも多くなる。
0931 まだまだ見上げる平ヶ岳山頂
こんな岩場こそ、ここには似つかわしい。
0935 赤芝沢と鷲倉沢が合わさる、急峻な谷間
0939 近くで、カァ~カァ~ではなく、キャ~キャ~に近い鳥の鳴き声。
カラスかなぁ?と独り言を言うと、ちょうど通りかかった可愛いオネーサンが「ホシガラスですよ(ニコッ)」と教えてくれて、オジサンはそんなのも嬉しい
すると、それでは!と思ったかどうか知らないが、近くの枝に止まってくれた。
0941 荒沢岳
オオシラビソの青い実
オオシラビソかシラビソか迷ったが、葉が枝を覆うようについてるのがオオシラビソ、枝がよく見えるのがシラビソ。
木の天辺に十字架がついてるのがオオシラビソなんだって。
コバイケイソウ
0952 池ノ岳への急登が終わる。
いよいよ。
0953 夢にまで見た(ウソ)憧れの風景
平ヶ岳山頂を背景にした姫ノ池。これを見るために登って来たといっても過言ではない。皆さんもきっとそうでしょ?
姫ノ池越しに苗場山
大観にばかり見入っていると、越の里さんが「モウセンゴケにトンボが捕まってる」という。
流石に観察が細かい。
池の岳まで5時間42分。過去のどの5時間超の登りより楽に感じたのは日の出前の出発と、荷を軽くした事と、なにより気の置けないお二人のお陰。
0959
ここを直進すると山頂。右に行くと玉子石。
登る前は、果たして玉子石に寄るだけの体力が残っているか心配だったが、ハイテンションになっていたので疲れも忘れ当たり前にように玉子石に向かう。それに、そちらに行かねば、越後の名峰達に逢えないのだから。
1000
1005 玉子石と水場の分岐で小休止。
GPSの電池の持ちは10時間。絶対に足りないのはわかっていたので、充電器を持ってきた。ここで充電器と接続しようと充電器を取り出し、接続ケーブルを探すが・・・ない。・・・いつもの事で。
1011 玉子石に向かう。GPS再起動
1015 登りが一息つくとシャクナゲ
1016 そして池塘が
池塘越しに荒沢岳
1023 さらに進むと、いよいよ越後山脈が横一列で望めるようになってくる。
越後三山
正面に巻機山
1028
越後三山とワタスゲ
1034 玉子石を見下ろす地点で休憩
1035
裏越後三山縦走路
転げ落ちそうな玉子石を必死に支える越の里さん
1042
この写真の藤原山とにせ藤原山。
にせ藤原山とは、おかしな名前だなぁと思っていた。
平ヶ岳から釼ヶ倉山~にせ藤原山~藤原山~大水上山と辿るエキスパートルートがある。
藤島玄は、駒ヶ岳~中の岳~兎岳~大水上山~藤原山~にせ藤原山~釼ヶ倉山~平ヶ岳~景鶴山~尾瀬ヶ原と辿ったそうだ。
写真をそのまま見ると、にせ藤原山より藤原山のほうが高く見える。
が、藤原山の1709mに対し、にせ藤原山は1750.4m。40m以上も高いのだ。
視点の位置が2060mくらいあるので、どちらも見下ろす形になりこの錯覚が起きる。
そう思ってもう一度写真を見ると、なるほどにせ藤原山のほうが高い事が理解できる。
こうした事が、にせ藤原なんて失敬な名前を付けられた理由のひとつなんだろう。
藤原山から辿ってきた登山者が、次にもっと高いピークがあって、あれ?こっちが藤原山か?と迷う。なんてことがあったんだろうな。
素晴らしい快晴の空の下、玉子石と越後の山々の展望を満喫。
ここまでをその1としてアップ
後半は山頂と、福島・群馬側の展望を。
脊柱管狭窄症とか、いつもドタキャンしてきたのは私。
はるりんさんと、3年越し?とか言ってたのに、ブログを見返してみたら、最初にお約束したのはなんと2016年の7月17日。間違い。まだ2年でした。快晴予想のこの連休。満を持して、さらに健脚の「あの山この山越の里」さんもご招待して、アラカン3人組で挑んできた。
14日、仕事が終わるとすぐに高速に乗る。
小出インターで降りて、まずは腹ごしらえ。インター近くのラーメンあづまやさんでチャーシューメン。旨いよ。
コンビニで長い夜の燃料を仕入れて、奥只見シルバーラインへ。トンネル内は霧が立ち込めおっかない。
銀山平でトンネルを抜け、クネクネの樹海ラインへ。途中、神蜂という展望場所がある。
1858
振り返ると、薄く霞がたなびき夕焼けに染まる荒沢岳の鋭鋒群。
越後駒ヶ岳
銀山湖
20時過ぎ、鷹ノ巣登山口前の駐車場 着。
8割がた満杯。運よくトイレの近くに駐車できた。日付が変わるころ満杯と聞いていたが、こんなに早い時間から埋まっているとは思わなかった。
深田百名山恐るべし。
空には満天の星。こんなに多くの星を見るのは久しぶり。これだけでも来てよかった。
外で酒盛りしていたグループも撤収。燃料給油した私もぐっすり寝込んだ。
目覚めるとすでに2時過ぎ。トイレの灯りが度々つくようになる。3時前に腹ごしらえ。
暫くすると車の後ろに人影。越の里さんでした。また、固い握手。
その後、はるりんさんも到着。
二人とも、深夜にあの樹海ラインを走ってくるとは大したもんだ。
一番グズグズ準備してたのは私。その間にも多くの方が、ヘッデンつけて続々出発していく。
4時11分。GPSスタート。長い1日の始まり。
ちなみに、15日の歩数は40136歩。初の4万歩越え。
暫く樹海の中を進む。まだ薄暗く、フラッシュ炊いても上手く撮れない。
0435 やがて、下台倉山~台倉山の稜線が望まれるようになる。
0439 振り返ると燧ケ岳。
0445 東の空が染まり
0447 稜線が朝日に染まると
0448 ご来光
0522 渋滞はしないが、数珠繋ぎの登山者。
0546 ロープも多い急登の連続。ここ、下台倉山までの急登でペースを上げ過ぎないのがロングコースを制するコツだとか。
0613 あの木まで登れば・・・
0620 下台倉山 着。コースタイムよりも速いペースで辿り着く。(ただ全コースの長さをまだわかっていなかった。)
0718 漸く平ヶ岳が望めるようになる。なだらかな、なんと素敵なお姿。
0719 下台倉山までは多くの登山者が視界の中にいたが、若者たちにどんどん離され、この辺りからぐっと少なくなる。
0725 台倉山 三角点しかなく、ここなの?という感じ。アラカン三人オヤジの影。
0742 台倉清水
期待できる水場だったが、きょうは3リットル以上持ってきていてまだ十分残っているし、頂上付近の水場がもっと期待できるとわかっていたでスルー。
0824 白沢清水 多くの方はこの水場を敬遠するようだが、一見溜水のように見えても、時折ポコポコと泡が上がり、湧き水であることがわかる。
ちょっと勇気がいるが飲める。まだまだ水はたっぷりあるので一口飲んだだけだが。
0841 尚しばらく、樹林の中の木道を歩き、
0859 ようやく視界が開けると、魅惑的な山肌が。天上の楽園の始まり、始まり。
0902
0908 越し方を振り返る。
0918 見上げる最後の急登
0925
燧ケ岳と
至仏山
タテヤマリンドウも多くなる。
0931 まだまだ見上げる平ヶ岳山頂
こんな岩場こそ、ここには似つかわしい。
0935 赤芝沢と鷲倉沢が合わさる、急峻な谷間
0939 近くで、カァ~カァ~ではなく、キャ~キャ~に近い鳥の鳴き声。
カラスかなぁ?と独り言を言うと、ちょうど通りかかった可愛いオネーサンが「ホシガラスですよ(ニコッ)」と教えてくれて、オジサンはそんなのも嬉しい
すると、それでは!と思ったかどうか知らないが、近くの枝に止まってくれた。
0941 荒沢岳
オオシラビソの青い実
オオシラビソかシラビソか迷ったが、葉が枝を覆うようについてるのがオオシラビソ、枝がよく見えるのがシラビソ。
木の天辺に十字架がついてるのがオオシラビソなんだって。
コバイケイソウ
0952 池ノ岳への急登が終わる。
いよいよ。
0953 夢にまで見た(ウソ)憧れの風景
平ヶ岳山頂を背景にした姫ノ池。これを見るために登って来たといっても過言ではない。皆さんもきっとそうでしょ?
姫ノ池越しに苗場山
大観にばかり見入っていると、越の里さんが「モウセンゴケにトンボが捕まってる」という。
流石に観察が細かい。
池の岳まで5時間42分。過去のどの5時間超の登りより楽に感じたのは日の出前の出発と、荷を軽くした事と、なにより気の置けないお二人のお陰。
0959
ここを直進すると山頂。右に行くと玉子石。
登る前は、果たして玉子石に寄るだけの体力が残っているか心配だったが、ハイテンションになっていたので疲れも忘れ当たり前にように玉子石に向かう。それに、そちらに行かねば、越後の名峰達に逢えないのだから。
1000
1005 玉子石と水場の分岐で小休止。
GPSの電池の持ちは10時間。絶対に足りないのはわかっていたので、充電器を持ってきた。ここで充電器と接続しようと充電器を取り出し、接続ケーブルを探すが・・・ない。・・・いつもの事で。
1011 玉子石に向かう。GPS再起動
1015 登りが一息つくとシャクナゲ
1016 そして池塘が
池塘越しに荒沢岳
1023 さらに進むと、いよいよ越後山脈が横一列で望めるようになってくる。
越後三山
正面に巻機山
1028
越後三山とワタスゲ
1034 玉子石を見下ろす地点で休憩
1035
裏越後三山縦走路
転げ落ちそうな玉子石を必死に支える越の里さん
1042
この写真の藤原山とにせ藤原山。
にせ藤原山とは、おかしな名前だなぁと思っていた。
平ヶ岳から釼ヶ倉山~にせ藤原山~藤原山~大水上山と辿るエキスパートルートがある。
藤島玄は、駒ヶ岳~中の岳~兎岳~大水上山~藤原山~にせ藤原山~釼ヶ倉山~平ヶ岳~景鶴山~尾瀬ヶ原と辿ったそうだ。
写真をそのまま見ると、にせ藤原山より藤原山のほうが高く見える。
が、藤原山の1709mに対し、にせ藤原山は1750.4m。40m以上も高いのだ。
視点の位置が2060mくらいあるので、どちらも見下ろす形になりこの錯覚が起きる。
そう思ってもう一度写真を見ると、なるほどにせ藤原山のほうが高い事が理解できる。
こうした事が、にせ藤原なんて失敬な名前を付けられた理由のひとつなんだろう。
藤原山から辿ってきた登山者が、次にもっと高いピークがあって、あれ?こっちが藤原山か?と迷う。なんてことがあったんだろうな。
素晴らしい快晴の空の下、玉子石と越後の山々の展望を満喫。
ここまでをその1としてアップ
後半は山頂と、福島・群馬側の展望を。
詳細なレポ 有難うございます。 行っといてなんですが、時間とか覚えてないので あゝそうだっだっけ と今更ながら思い出し 良かったなぁ〜 とポケ〜っとしています。
帰りの運転ヤバかったッスσ(^_^;) アクセルを踏んでる右足が痺れ、ハンドルを持つ右手も痺れ、トドのつまりに眠気が襲ってきて(≧∀≦) やっとこさ帰ったら両手足の痙攣。 さすが最難関の平ヶ岳 家に着いても楽しめました(^^)
今度は紅葉の頃 彼処に行きましょうね〜٩( 'ω' )و
とにかく一緒に登る約束を果たせて良かったです。
めんどくさい私ですがこれからもよろしくお願いします。
糸魚川シリーズ、手伝ってください。
凄い凄い凄~~い
登るチャンスは有ったのですが終に登らずじまいの山になってしまった平が岳。
鷹ノ巣コースは恐ろしい程のロングコースなんですね。
永遠に憧れの山、平が岳。
次回も楽しみです。
いいなぁ〜
たかさんの思い出の山の中に、平ヶ岳がないなんて、ちょっと意外でした。でも、プリンスコースがありますよ。まだまだチャンスがあるんじゃないでしょうか?お孫さんたちに荷物全部持たせてプリンセス気分でいかがでしょう?
誘ってくれて、ありがとうございました。
山の名前を見ると、「あーー、なるほど」と思います。
同じ風景を見ていたからこそ、ストンと、響きますね、
火打山と、妙高山の位置取りが、面白いです。
こういう風に見えるのは、日本海から見る時だけだと、思ってました。たいしたものです。妙高山の形も面白いです。
また、よろしくお願いいたします。
いいなぁ~と感じたらスタート地点。挑戦してみませんか?
劒に違いないと思ったんですが、まだまだ勉強不足です。
7月12日に私も登ってきました。途中から雲が多く周りの山が見えずでした。石楠花が綺麗に咲いてた。
下山の最後に雨が。木々に掴まると滴がかかって大変。
思い入れが強すぎたので、今は平ヶ岳ロス、って気分です。
雨はどの辺りですか痩せ尾根辺りで雨だとかなり滑りそう。
やまさんは、何時間くらいで登りましたか?速そう。記事楽しみにしてます。
15日のシャクナゲは、ややくたびれててちょっと残念でした。