注意:この記事アップしてから、ある事に気づきました。焼山には、登山口のシェルター、泊岩避難小屋以外に避難する場所がありません。突然噴火したら、身を隠す場所はありません。登山の際には、その事を充分考慮して計画を立てねばならないと思います。と、同時に地元自治体は早急に山頂付近にシェルターを建設するよう要望したいと思います。
ある日、
はるりんさんからライン。
「
越の里さんと焼山行くんだけど一緒に行かない?」
え!焼山?あの新潟焼山?入山規制は?他の焼山?新発田の剣龍峡に焼山あったよな。まさかね、真夏にいくとこじゃない。第一、はるりんさんが行くとこじゃない。
ネットで見れば規制解除されてるじゃないか。知らなかった。
でも活火山。御嶽山の例もあるし。でも。今回行かなかったら、一生行けないかも。
行かないという選択肢はないやろ。
すぐに行きますとラインを返す。
その晩、焼岳で空振3回なんてニュースが。焼山でなくて良かったが、さらに活火山であることを意識させられる。
と、いうわけで、3日土曜日。下道でタラタラ行くつもりだったが、出発が遅くなり高速に乗る。
だが、長岡花火の渋滞が・・・。糸魚川のコンビニに着いて酒飲んですぐ寝た。
2時に目覚める。もう少し、と思って次に気づくと2時55分。寝過ごさないで良かったぁ。急いで買い物し笹倉温泉に向け出発。
(コンビニが次々24時間営業辞めたら、大変だな。)
笹倉温泉に着いたのは3時半廻ってた。すでに越の里さん、はるりんさんは準備中。
車2台で林道を上がる。
夜道をグングン上がり、第2ゲート。着。すでに多くの車が。さすが300名山。県外ナンバーも多い。
0422 またも二人を待たせてトロトロ準備し出発。
空は少し明るくなってきたがヘッドランプ点灯。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/11/f9be6ed181d43dae2da1329f2e3ee67f.jpg)
(同じ写真でしたね、というか一緒に歩いてるんだから、ほぼ同じような場所で写真撮ってる)
この日の水は3.5リットル。+清涼飲料水350ml(水じゃねーだろ)。
もっとカンカン照りだったらあと1リットルは必要だったかも。途中、水場はなくはないが、飲むのがためらわれる水だった。あてにしちゃいかん水。
0503 時折、目指す焼山が顔を覗かせる。
朝焼けに染まる焼山。八ヶ岳の赤岳が思い出される。
どんだけ長丁場か全然わかってない3人は、堰堤見物など寄り道も。
0517
左が登山道入口に向かう道。
0536 ぐるっと時計回りに回り込むとシェルターが見えた
当然、中に入る
ヘルメットなどが置かれている。
シェルター抜けると、そこに登山道入口の標柱
0540 焼山登山道入口出発
サンカヨウ
タマガワホトトギス
0600 いきなり焼山がドーンと立ちはだかると、そこは展望台(約1200m)
参考までに、鉾が岳から見た焼山。
火打山
0614 この後もずーっと広く刈払いされた快適な道が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ef/6fd952b3821e7bfab973cc043a5fa4ce.jpg)
火山災害の対策として、自衛隊も入り込んでしっかり整備しているらしい。
0705 大曲(約1600m)
ここで小休止。噴煙上がる焼山山頂が迫る。
0718 こんな大岩が目立つようになる。
すでに山頂から2km圏内。ひとたび噴火が起きれば、ここまでこんな大きな噴石が飛んでくるのか。
0744 雪渓が近づく。
ここが大谷(約1700m)
これを下って、向かいの梯子のかかる斜面をよじ登る。
0749 谷底
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/d0/a23a798825490d7cf24df5a0587b5d78.jpg)
長く居たら震えが来そうなほどの冷気が辺りを包む。
0751
奥に見える鉾が岳
岩を抱き込んだダケカンバ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/c4/c73640a37fd0464ba92237aeb6c41dd7.jpg)
どんな辛酸を舐めて来たの。まだ木が若く良くしなる頃。大噴火が起こり、すぐそばに噴石が飛んできた。その後降り積もる火山灰の重さに次第に木の上に押し付けられ、そのまま横向きに伸び。1、2mほど伸びた頃、噴火は沈静化し、サラサラの火山灰は次第に雨風に洗い流され、再び上に伸びることができるようになった・・・とか?
0806 地獄谷(約1800m)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/0d/613a73783fddf96120213f8b03709820.jpg)
真一文字に山頂へ向かうような谷。噴火が起これば、一気に火砕流が流れ落ち、雪は瞬間に溶かされ泥流となり、まさに地獄の様そうを呈するのだろう。
大谷や涸沢、一の谷、横切ってきた放射谷を駆け下る火砕流は全て笹倉温泉方向に流れてゆくのだろう。
ゆっくりしてると落石にやられますよ。
0810
0812
キヌガサソウ
0826 坊々抱岩
クルマユリ
0842 向かいの斜面の葉が作り出す模様が面白い
0848 また、次の雪渓に向かう登山道
オオサクラソウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/36/1b114b94b848b38b786fd19897189769.jpg)
もう、越の里さんの興奮はマックス状態。
あっちにもこっちにも
次いで、越の里さんが撮影に興ずるのは
これです。ユリの仲間だそうな。名前は・・・越の里さんのブログでどうぞ。
0853 雪渓に下りる。今度は横断でなく、ここを登ってゆく。
岩の根本開け
0854 またオオサクラソウ撮ってるし。置いてくよ。(この先、置いてかれるのはどっちだかわかってない)
0856
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/c1/b244c82d8ac18cc2dc6b69a5023a3ab8.jpg)
雪の上を行くと踏み抜きそうなので、左の土の斜面を。
0858 山頂から1km圏内。この先の入山規制が解除された。
0914
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/cb/81bf762b4beecda5f6b42c3593c88c69.jpg)
もう刈払いはありません。越の里さんに言わせると、刈払いするとオオサクラソウが刈られてしまうから刈払いしないのかな?と。
そこまでは考えてないと思います。
ベニバナイチゴ
0919 泊岩への分岐
0926 泊岩避難小屋。この前で休憩
夏雲が沸く。
その中を多くのアサギマダラがヒラヒラと舞っていた。
長くなったのでその1としてアップします。続く