niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

9月28日 守門岳山頂まで。紅葉満喫

2014年09月28日 | 守門岳・浅草岳
今年3回目の守門岳。4月は大雪庇を見に。5月は入塩川からの山開き。守門岳に登ったつもりになってたが、どちらも大岳止まり。
やはり、袴岳の山頂踏まねば。というわけで、大原スキー場までやってきた。だが、1台も登山客らしい車はなく、しかもそこから通行止め。
少し進んでみたが、他に誰も登っていない登山道は怖い。またもあっさり退却。来伝から保久礼に車を進めた。
望み通り、多くの車が止まっていた。一人で行くが、一人の山が好きなわけじゃない。
一人で圏外の山に入り、何らかの理由で歩けなくなったらと思うと、とても行けない。
 前日夜までは、八海山に登るつもりだったが、夜ネットをチェックすると、山頂から滑落した人がいると。朝刊に載るだろう。
朝、八海山に行くと告げて出発した後で家族が新聞記事見たらどれほど心配するだろうと思い、八海山は無しになり、あちこち迷った末、守門岳紅葉狩り登山に落ち着いた。


0929 保久礼小屋発

0950 キビタキ小屋分岐

東西に一直線につけられた登山道。よくまあここまで直線的に辿ったものだ。
赤土の登山道は、よく滑る。しかも大きく抉れている所が多く、意外と歩きにくい。

1027 不動平
不動明王像があるらしいが、どこだかわからず。

1048 大岳
釣鐘や石碑のある場所から、東側の崖の縁まで、あまり距離がない。前2回の登頂時には、もっと広大な雪原だった。
そこは全て雪庇の上だったことがわかり、今更ながら驚きだ。


目前に迫る青雲岳、袴岳、袴腰の斜面は期待以上の紅葉に覆われている。
ここで食事している方も多い。腹は空いたが、袴岳まではガマン。

網張付近?からの川内山塊。近くて遠い秘境。


大岳を振り仰ぐ。


1138 青雲岳
青雲岳周辺は木道が整備され、歩きやすい。
食事をしている方が多い。せっかくなら最高地点で食べればいいのに、などと思いながら通過。
ただ、この草もみじの中での食事は悪くない。

1151 袴岳

ようやくたどり着いた袴岳山頂は、羽蟻が多く、なるほど、とても食事という雰囲気ではない。天気はいいが、あまり遠くまでは見通せない。




見える範囲の写真を撮り、青雲岳まで戻り、ゆるりと食事にする、事にした。









1308 青雲岳発




1400 大岳
1418 不動平
1446 キビタキ小屋分岐
1503 保久礼小屋着

山には色んな危険が潜んでいるが、突然の噴火という新たな恐怖が現れた。
朝、駐車場で出会った方はヘルメットをしていた。
噴火でなくとも、どこから石が落ちてくるかわからない。大袈裟ではないな。

日本200名山 6座目


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9月21日 荒沢岳

2014年09月21日 | 荒沢岳
枝折峠付近から見た荒沢岳 2013年9月22日撮影


昨年、前を越えたところで、天候が不安で引き返した荒沢岳。
前を体験したから、まあ登ったようなもんだ、なんて勝手に思っていたが、
きょう登ってみて、荒沢岳の本当の厳しさは、前を過ぎ、2,3のピークを超えてからの登り一辺倒の尾根歩きだということがわかった。

0830 登山届提出して出発


0908 前山


リンドウ だと思うが、何リンドウなのかわからない。


ミヤマママコナ マママと3つ重なり、いつも変な名前、と思っていたが、これかぁ。
登山口近くから頂上近くまで、広く咲いていた。 

他にトガクシコゴメグサなども咲いていた。花びらに紫色が入っていないのがトガクシコゴメグサ、と思っているのだが、いいのだろうか?
平標山にも咲いていた。

1006 前下。最初の鎖


1039 中ほどのトラバース


前の核心部を登りきった所からの北側の展望

未丈が岳の二等辺三角形が素晴らしい。
春の日向倉山も登ってみたいリストの上位にランクインしている。

1103 前

ここを過ぎれば、後は軽快に尾根を登るだけ、と思っていたが、次第に傾斜を増していくような登りにしばしば立ち止り、思うように捗らない。


1211 漸く、荒沢岳の右の翼の上に出る。この向こう側の眺めは?


1230 山頂着

山頂近くなっても足はなかなか前に出ず、ゆっくりゆっくり登る。
顔をしかめて漸くたどり着いた姿を、山頂の二人が「ご同輩」との意を込めて、ニヤニヤ迎えてくれた。


山頂からまず目を引くのは燧ヶ岳


燧ヶ岳とくれば至仏山。平ヶ岳の後ろにチョコっとのぞく


越後駒ヶ岳方面


中ノ岳方面


灰ノ又山方面


平ヶ岳方面


会津駒ヶ岳方面


会津朝日岳方面



360度どこを見ても素晴らしい眺めだが、最も心惹かれたのは、灰ノ又山へ続く稜線だ。
このルートは、裏越後三山縦走路の一部で、灰ノ又山周辺は灰ノ又高原という天上の楽園なのだそうだ。

山頂に着いた時、「もう登らなくていいんだ」と、心底思ったのだが、このルートを目で辿ると、歩いてみたい、という思いが湧いてきた。
登りの途中で話をした地元の男性は、灰ノ又山でテン泊し、兎岳へ向かうという。羨ましい。
改訂版越後百山によると、一度廃道化したが、2004年に復活したのだそうだ。

改めて山頂周辺の紅葉











1330 山頂発

1440 前


1522 前を越えた。


1619 前山

日が傾き、長い影ができた。思いのほか、時間がかかった。

1643 水場

 
1648 駐車場着
去年からの宿題を漸く片づけた気分。越後百山21座目。
日本200名山 5座目

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9月14日 平標山~仙ノ倉山

2014年09月15日 | 谷川連峰
初の谷川連峰は、土樽から茂倉岳にしようと以前から思っていたが、各地のクマ出没や、富士駐屯地でクマに襲われたニュース、とか、足の松尾根他のスズメバチ被害、アルプスで度重なる遭難ニュースなど、最近、山の事故が多い。家人に心配かけないように、渋滞したっていい、なるべく人の多い山を選ぼうと、初・谷川連峰は、いつでも混んでるらしい平標山~仙ノ倉山となった。谷川岳とか谷川連峰、というと古いイメージで、また心配しそうなので、湯沢の平標山とだけ伝える。

13日夜新潟市を出て、道の駅みつまたに11:30頃着。寝袋で車中泊。
2時頃目が覚めると、山の端にオリオン座が昇ってきていた。

0601 元橋駐車場着
   有料500円だった。帰りに支払う。

0619 駐車場を出発

0623 帰路との分岐

0625 松手山経由の登山口

0726 送電線鉄塔で休憩
   なだらかなお気楽登山かと思っていたが、松手山までは結構な急登で、認識を新たにした。
   素晴らしい快晴で、この時点ではきょうの絶景が約束されたように思っていた。

0754 松手山


この辺りから見る苗場山は、意外と迫力がない。


   この後、しだいにガスに包まれ寒くなってくる。

0903 山ノ神

0922 平標山山頂着
   平標山の家方向は見えている。


   平標新道方向も一瞬ガスが晴れ、平標新道が池塘の間を通っているがわかった。




1042 仙ノ倉山山頂着
昨年の越後駒ヶ岳以来の2000m越え。
   ガスに包まれ展望なし。食事してしばらく待てば晴れるだろうか?しかし、時間も早いし、寒い。
   そういえば、この先に避難小屋がある。地図みると、往復1時間くらい?展望のないまま、ここにいても仕方ない。
   避難小屋で昼食としよう。

下り始めると、今までとは違い、道幅が狭く、草の被った階段のない急降下。結構滑る。
   2名のソロと二人連れの計4名とスライド。
   お一人は前日、大障子ノ頭の避難小屋に泊まったそうだ、
   最後にスライドした若者に、小屋はまだかと聞くと、もう、すぐそこです。と。
   登りの彼が言うのだからすぐかと思ったが、そこからまたグングン下る。登り返しを考え、ここまで来たことをちょっと後悔する。

1105 エビス大黒避難小屋着
   「越後の山旅」など古い書物見てると仙ノ倉小屋または仙ノ倉避難小屋になってるが、他のガイドブックやヤマレコの写真など見ると、エビス大黒避難小屋のようだ。
   「越後の山旅」では、収容10名となっているから、建て替える時になんらかの理由で名前を変えたんだろうか?
   3人の男性が食事中。
   スペースを開けてくれたので、中に入るが、フライパンで調理するには狭いので、食材もって外に出る。
   きょうは塩麹豚肉入チャーハン。   
   フライパンで炒めていると、ガスが晴れてきて万太郎山を中心とする谷川連峰が雄姿を現す。
   エビス大黒ノ頭の南面の荒々しい崖も凄い。
   川棚ノ頭も、ちょこっと頭を覗かせて、存在を誇示している。
   浅間山もその巨体を現している。立ったまま、食べながら、飽かず眺める。
   










   さらにエビス大黒方向から二人連れが到着。   
   私もいつかここを縦走したい。
   新潟市から車で来て周回コースにするなら、土樽~茂倉岳~谷川岳~万太郎~平標山ときて平標新道で土樽に戻るのがいいか。
   平標山から見えた池塘が魅惑的。その先、平標新道がどのくらい荒れているのかが問題。渡渉の大変なところがあるようだ。
   それでなくても渡渉は苦手。
   どこで1泊するのがいいだろう?かまぼこ型避難小屋は不気味すぎる。

1158 避難小屋発

1230 仙ノ倉山に戻ってくる

1330 平標山から山の家方向へ下る途中にて。




荒船山みたいな山が。三峰山でした。吾妻耶山、赤城山も。


1352 平標山の家着
   冷たい湧き水を頂き、一休み
   平元新道も、見事に階段を敷き詰めてある。カイダンカイダン。1歩ごとにカイ・ダン・カイ・ダン リズミカルに足が出るときはいいが、巾が違ったりすると、膝が悲鳴を上げそうになる。
   展望もなく階段のことばかり考えながら下る。
1996年発行のヤマケイ空撮登山ガイド 上信越の山々 の写真みると、現在のような階段はさすがになさそう。
   登山ブームの盛り上がりとともに、階段の数も増えて行く。多くの人が押し寄せるから階段が作られる。
   階段のある山が嫌だったら、そのことに文句をいうんじゃなくて、階段のない山、ないコースを探すべきなんじゃないか?
   自分が登ることで山を破壊してないか?等々
    

1433 平元新道登山口

1453 鉄塔潜る

1459 ゲート

1503 駐車場へのショートカット?道入口
   川沿いの人気のない道になる。
   音を消していたクマ鈴のねじを締める。
   が、
   きょう一日、飯豊と違って、クマの爪痕、糞などは見なかった。
   スズメバチも見なかった。もう季節的にいないのか?駆除されたのか?
   蛇も見なかった。
   偶然?それとも?

1520 往路との分岐

1522 駐車場着

これで越後百山は20座となった。
日本200名山4座目



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8月31日 五頭山

2014年09月01日 | 五頭連峰
胎内の風倉山に行こうと出発した。


この時期に登る山かなぁ?と一抹の不安はあったのだが。
前日旧友と飲食したので早起きは無理。下越は晴れの予報。すぐに行けて、展望の良い越後百山、ということで風倉山にしたのだが、
いざ登り始めると、藪が被さり気味で目の高さに蜘蛛の巣も張っている。でっかいアブもブンブン飛び交っている。あっさりキャンセル。
そうなると、遅い時間から手軽に登れるところは五頭山三ノ峰ルート。1月以来の五頭山。
近場にいい山がたくさんあることは有難い。

1057 三ノ峰コース入口 

1209 三ノ峰

1220 一ノ峰

前一ノ峰で大休止
雲は多いが、意外と遠くまで見える。


棒掛山の向こうに磐梯山

むかしあった「やまおたく」の表示を思い起こさせるきれいな二等辺三角形

小野岳、那須岳なども見渡せる。


帰りに福島潟に寄った。
オニバスが咲いているとのことだったが、すでに終わったようで、コウホネの黄色い花が水面で揺れていた。
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