niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

8月22日 ブナアオシャチホコによるブナの食害

2021年08月24日 | 守門岳・浅草岳

またまた懲りもせず黒又ダムを見に入広瀬へ。

途中、国道290号線から見る刈谷田川などの水量が少ない。きょうの黒又ダムも期待できないことは明らか。

道の駅に寄る。緊急事態宣言発令下、県境を跨ぐ移動の自粛が叫ばれているのためか、車も少なめ。

例によって鏡ヶ池。

いつもは写真撮ってる人が沢山で、女神様のご尊顔を拝したことがなかったが、空いてるきょうは前に回ってみる。

思ってたより表情が硬いなぁ。

鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだ~れ?え?私じゃないの?

 

湖畔にはこんな碑も。この曲、知らないなぁ。ご当地ソング。

 

案の定、黒又ダムは期待外れ。いつもよりもさらに水が少ない。渇水なんじゃ?

一瞥しただけでUターン。

まだ、父を連れて行っていない場所がある。新潟県立浅草山麓エコ・ミュージアム。すぐに只見線大白川駅を目指す。

大白川駅には蕎麦屋があるので混雑していた。東京のナンバーの車も多い。ちょっと複雑。

まあ、フジロックにどえりゃ~数の関東ッポが集結してたし、今更心配してもね。自分もこうして中越に出掛けてるんだし。目くそ鼻くそを恐れる、ってとこだよね。

時刻表をチェックして県道346~385号を辿り、エコ・ミュージアムを目指す。

歴史の道百選 八十里越 の企画展を開催中。

ブナの緑溢れる森を見せようとここまで連れてきたが、なんとなく周りの木々が寂しげ。違和感があるがまずは館内へ。

一部だけご紹介。

館内は、やはりコロナ感染拡大のため、多くの展示が休止中。

では、外の遊歩道へ行こうとすると、今年は虫が大量発生して、ブナの葉っぱを食べ漁っているとのこと。

寂しげだったのはその為だったか。あまりに葉っぱがなくなり、例年なら見えない浅草岳が透けて見えるほど。

なるほど。こりゃ酷い。

ミュージアムに戻り、虫の名前を訊くと、ブナアオシャチホコという蛾の幼虫だそうだ。初めて聞いた。

帰宅後、ググってみると、エコ・ミュージアムのページが。大変興味深い解説。以下からどうぞ。

ブナアオシャチホコ。ここをクリック。

 

お山はもう秋。

虻の数も半端ない。

折角ここまで来たからにゃ登山口も見せとこう。

さらに358号を進み、次第に道が細くなり、まわりの草が車体をこするようになると登山口。

大白川駅を14:00に出発するディーゼル撮らなきゃ。引き返す。

またまた飽きもせず、浅草大橋付近から破間川ダム。

ほんとに水少な!

13:50頃、大白川駅。まだまだ混んでる。少し先で列車を待つ。

色づき始めたコシヒカリ(だと思う)を前景に列車がやってきた。

黒又ダムは今回もお預け。終

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6月18日 大白川登山口より守門岳 サンライズさん、はるりんさんとご一緒に。詳細版

2017年06月23日 | 守門岳・浅草岳
ヤフーブロガー サンライズさんと、はるりんさんの守門岳登山にお邪魔させていただき、大白川登山口から4回目の守門岳に登ってきた。

早朝、小出から入広瀬へ向かう252号線。JR只見線の線路の奥に、守門岳が綺麗に姿を現してくれた。


登山口 私が到着した頃出発していった二人連れをモデルに



タニウツギなど撮りながら皆さんの到着をお待ちしてると、福島ナンバーなど次々やってくる。

0714 登山開始
登山口から青雲岳まで
時間     :3:44'19.0 (袴岳での写真撮影タイム含む。青雲岳での昼食・休憩時間含まず)
距離     :4.32 km
上昇     :903 m
下降     :63 m
上昇継続時間 :2:32'56
下降継続時間 :0:11'57
水平移動時間 :0:59'26
最大高度   :1542 m (実際の標高は1537.3m)
最低高度   :632 m


0723 尾根への登り


0744 エデシ尾根に上がると、両翼を広げて空を見上げる猛禽のような守門岳が現れた。



白状すると、ここで見上げていた時点で中岳のとんがりが袴岳だと思っていた。
そして、ここ、エデシ。私の地図にはイデシと記入されている。これは「越後の山旅」の記載を書き写したのだが、玄さんも下越の方。
新潟弁はイとエがひっくり返ることがある。それは文字として書く時にもひっくり返る。私の父はビデオのラベルにラスト・インペラーと書いていた。
さて、イデシ・エデシ。正しいのはどっち?

振り返ると毛猛山


0800 尾根に上がると少し楽になると思っていたが・・・。


0827 パッと展望が開ける。1100m、見晴らしと呼ばれる地点だろう。


0853 雪渓現る


0905 大休止しながら、ここは道を間違えそうだと言っていた地点。ここが1270m、藤平山への分岐・三ノ芝か?中央奥に米山。右手前は長岡の東山丘陵


越後三山を中心に展望は広い


0918 立ち姿が決まってるぜ!はるりんさん!


0925 雪渓を登り切った辺りから振り返る。


八海山方向にズームインしてネガポジ反転


0934 二ノ芝付近?


0936 浅草岳の北方向に伸びる早川尾根が優美。前衛の山肌の縦溝。アバランチシュート?


0953


浅草岳にズームイン




浅草・鬼ヶ面の右は




1015 山頂が見える。ここまで、とにかく虫が多かった。ディート含有量が最も多いというムヒをシュパシュパしてきたが、意味ないのか?
   口にも飛び込んで来た。耳元に来ると恐怖。防虫ネット被れば良かったか?この時期、この山域に行くには、必携。



1016 山頂着


1018 大岳方向を眺めて。

大岳の奥に弥彦山、その右に角田山。弥彦の奥に佐渡島まで。
時間も早いので大岳の左に見える青雲岳まで行ってお昼にしようということになった。

1112 青雲岳の大雪庇の名残の前でランチ・休憩
 

きょうの山岳展望の、私の一押しはこれ


青雲岳からの毛猛山と黒又三山(太郎助山、百字ヶ岳、桧岳)

毛猛山は登山道の無い新潟100名山。

ところで、毛猛三山という呼び名。私はこれまで漠然とこの写真の一塊をもって毛猛三山と呼んできた。つまり毛猛山・百字ヶ岳・桧岳が毛猛三山なのだと思っている。ところが、【新版】新潟100名山では、上記のように、毛猛山と黒又三山と表記されていた。へぇ?そんな呼び方もあるんだぁと思い、それではと【旧版】新潟100名山をチェックすると、なんと浅草岳・鬼ヶ面山・毛猛山をもって毛猛三山としているではないか。
浅草と鬼が面はセットにしていいが、そこに毛猛を加えて、あろうことか毛猛の名を冠するとは不届き千万~浅草様を何と心得る。毛猛グループにまとめられるような存在ではないぞ!プンプン!(なんてね。それが正しいの?)
   

飯豊連峰


前衛に川内山塊。新潟100名山の矢筈岳。


その左に粟ヶ岳




さらに左に。大岳 左上に弥彦 その左上に佐渡


1125 下山開始しGPSスタート
青雲岳から登山口まで
時間     :2:27'37.3
距離     :4.19 km
上昇     :42 m
下降     :910 m
上昇継続時間 :0:07'15
下降継続時間 :1:56'18
水平移動時間 :0:24'04.3
最大高度   :1538 m (これはなかなか正確だった。私のGPSとしては上出来)
最低高度   :638 m

1128 青雲岳から袴岳にもどる


1153 権現堂山を眺めながら下山


ここが小烏帽子なんだな。大休止地点は小烏帽子の手前だったか?
藤平山。「越後の山旅」ではフジビロヤマとルビをふってある。


1300 ちょっときょうのコースを舐めてました。なかなかの急登・急降下 群馬の皆さんは健脚だぁ。


1349 登山口近くのブナ林まで下ると、私の今年初物の、ハルゼミの蝉しぐれが。


1353 ワラビ園に出る。登山口はすぐそこ。


最近、右足のアキレス腱付近が痛くて、この登山に備えてランニングもお休みしてたが、降りてきてからの方が調子がいい。
次は、O君の初1000m越え登山。どこ行こう?新潟100名山更新もしたいなぁ。
サンライズさん、お仲間の皆さん、はるりんさん、いい登山ができました。ありがとうございました。



コメント (21)
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9月28日 守門岳山頂まで。紅葉満喫

2014年09月28日 | 守門岳・浅草岳
今年3回目の守門岳。4月は大雪庇を見に。5月は入塩川からの山開き。守門岳に登ったつもりになってたが、どちらも大岳止まり。
やはり、袴岳の山頂踏まねば。というわけで、大原スキー場までやってきた。だが、1台も登山客らしい車はなく、しかもそこから通行止め。
少し進んでみたが、他に誰も登っていない登山道は怖い。またもあっさり退却。来伝から保久礼に車を進めた。
望み通り、多くの車が止まっていた。一人で行くが、一人の山が好きなわけじゃない。
一人で圏外の山に入り、何らかの理由で歩けなくなったらと思うと、とても行けない。
 前日夜までは、八海山に登るつもりだったが、夜ネットをチェックすると、山頂から滑落した人がいると。朝刊に載るだろう。
朝、八海山に行くと告げて出発した後で家族が新聞記事見たらどれほど心配するだろうと思い、八海山は無しになり、あちこち迷った末、守門岳紅葉狩り登山に落ち着いた。


0929 保久礼小屋発

0950 キビタキ小屋分岐

東西に一直線につけられた登山道。よくまあここまで直線的に辿ったものだ。
赤土の登山道は、よく滑る。しかも大きく抉れている所が多く、意外と歩きにくい。

1027 不動平
不動明王像があるらしいが、どこだかわからず。

1048 大岳
釣鐘や石碑のある場所から、東側の崖の縁まで、あまり距離がない。前2回の登頂時には、もっと広大な雪原だった。
そこは全て雪庇の上だったことがわかり、今更ながら驚きだ。


目前に迫る青雲岳、袴岳、袴腰の斜面は期待以上の紅葉に覆われている。
ここで食事している方も多い。腹は空いたが、袴岳まではガマン。

網張付近?からの川内山塊。近くて遠い秘境。


大岳を振り仰ぐ。


1138 青雲岳
青雲岳周辺は木道が整備され、歩きやすい。
食事をしている方が多い。せっかくなら最高地点で食べればいいのに、などと思いながら通過。
ただ、この草もみじの中での食事は悪くない。

1151 袴岳

ようやくたどり着いた袴岳山頂は、羽蟻が多く、なるほど、とても食事という雰囲気ではない。天気はいいが、あまり遠くまでは見通せない。




見える範囲の写真を撮り、青雲岳まで戻り、ゆるりと食事にする、事にした。









1308 青雲岳発




1400 大岳
1418 不動平
1446 キビタキ小屋分岐
1503 保久礼小屋着

山には色んな危険が潜んでいるが、突然の噴火という新たな恐怖が現れた。
朝、駐車場で出会った方はヘルメットをしていた。
噴火でなくとも、どこから石が落ちてくるかわからない。大袈裟ではないな。

日本200名山 6座目


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6月15日 鬼ヶ面山

2014年06月15日 | 守門岳・浅草岳
午前中、ある講演を聞いてから、近場の山(角田・弥彦・せいぜいで五頭三ノ峰程度)に行こうかと思っていたが、下越の天気予報はイマイチ。
中越、上越は晴れるらしい。そこで講演をパスして好展望が期待できる鬼ヶ面山へ向かう。

0900自宅発

252号線にはいるとゼッケンつけた自転車が。ロングライド魚沼だ。

11時過ぎに六十里越えトンネル手前の駐車場で車を降りると、エゾハルゼミの蝉時雨が降り注ぐ。
私にとって今年の初物のエゾハルゼミ。またこの季節の山に来たなぁ、と。
いつも思うが、エゾハルゼミの声に混じって聞こえる、くぐもったような引きずるような鳴き声の主は誰?
ここでいつものICレコーダーでなく、ラジオのAMを聞こうと思うが、どの局も受信できない。
ドログバ投入が、ポパイのホウレン草(古!)のように効を奏したコートジボワール。
日本危うし。大久保なぜ投入しない?
どーなったんだ?ニッポン。

1130 登山口発。
すぐに多くの下山者に会う。そういう時間。

1210 マイクロウェーブ(今の反射板だけのようなのもマイクロウェーブって呼ぶのかな?)
ここで圏外を抜ける。家にメールし日本の結果を聞くと、1-2で終了だった。

1230 吹峠分岐

1300 南岳

右が切れ落ちた登山道はアカモノ街道だ。アカモノに対してシラタマノキをシロモノという、のは最近知った。
昔、黒斑山に登った時、山中であった山ガール(当時そんな呼称はなかったが)に「噛んでみてください」と手渡され、想像もしてなかった味にビックリしたことがあった。













山頂手前より






1345 鬼ヶ面山着  越後百山18座目

1406 往路を戻る。

忠右エ門沢




南岳は横倉沢カッチのこと?

「越後の山旅」では、忠右エ門カッチを南岳としてるが、地理院地図も、標柱も、横倉沢カッチが南岳である。
あえて、忠右エ門カッチを南岳とすることはないだろうが、地理院地図を見てると、鬼ヶ面山を挟んで北岳と南岳が対称的な位置に来るように見え、違和感なく受け入れられそうな気もする。


1500 吹峠分岐
この辺りから、またエゾハルゼミが鳴きはじめる。

1545 登山口に戻る。

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5月25日 守門岳山開き 入塩川より

2014年05月26日 | 守門岳・浅草岳
0600 入塩川集落センター前で受付
0619 登山口

0620 堰堤脇の橋
0633 山の神
0635 渡渉
   ネットによるとおよそ23回の渡渉を繰り返すとなっている。
   1回目の渡渉から大変だった。渡渉は苦手で、これだけがちょっと気後れさせる原因だったが、ひとつ渡った時点でテンション下がる。
   すぐに長靴を履いてこなかったことを後悔する事になった。
   何回目かの渡渉でついに左足が滑り、水中にドボン。
   

0730 三角点
   次第に、渡渉は少なくなり、細くなり、まもなく三角点に着いた。
   昔懐かしいキスリングで登っていた男性によると、昔はもっと楽なコースで、ここまでお母さんが小さい子供を連れて登ってこれたのだそうだ。
    下りで、地元の方に聞いた話によると、以前は確かにもっと渡渉も楽だった。地元の方が、石を並べ、掘削機で足場を作り、しっかり整備してきたが、ここ数年の豪雨で被害を受けた。山の保水力が失われてきているのか、溜め込めない水が沢に流れこんでいる、という事のようだ。
   中越の山は浅草岳にしろあちこち被害を受けているが、ここもそうらしい。

0747 〆掛小屋

すでに立派なブナ林の中を登っているが、雨晴清水の場所がわからず、どこからを「雨晴のブナ林」と呼ぶのかがわからない。




0902 雨晴 吉ヶ平からのコースを合わせる
眺めが素晴らしい。粟が岳をはじめとする川内山塊。かなり霞んでいるのが残念。
藤島玄著「越後の山旅」では、雨晴にアバセとルビを附っている。ご丁寧に雨にア、晴にバセとしっかりわけてある。
藤島さんは、必ず現地調査して、地元の方がどう呼んでいるかを重要視して地名を記載していて、しかも、わざわざルビを附っているということは当時アバセと呼ばれていた可能性が高いと思うのだが。
昔はアバセだったのか。いつからアバラセなのか。近くにアバラシ沢もある。ここを境に天気が違うから雨晴という説とともに調べる楽しみがある。


0948 中津又岳

1000 大岳

大岳より袴岳

最近の定番山ごはん
①豚肩ロースの味噌漬け(内容量110g、スーパーのタイムサービスで100円しない)
②ビビンバ(内容量70g)
③パックご飯
ワンバーナー&ワンフライパンクッキング
シェルパ斎藤さんの教えに従い、パックご飯は、開ける前に手で揉みほぐす。
肉は火が通ってからハサミで切る。
テフロン加工のフライパンは食べ終わったら紙で拭くだけで、あっという間にきれいになる。

1100 安全祈願祭

1151 下山開始

1211 中津又岳

1239 雨晴

1259 雨晴清水
登りには見つけなかった道標。ここが雨晴清水か。清水はどこだろうと探していると、地元の腕章をつけた、地元愛に溢れる男性が下ってきて、場所を教えてくれた。このルートに精通する彼から、色々教えていただいた。私が、コシアブラがどれか見分けられないというと、立派なコシアブラの木を見つけてあるのだ。案内してやろう。少し取っていけばいいさ。奥さんは家で揚げ物する?ついてきなさいと、グングン下り始める。なかなかのスピードでついて行くのが大変。

コシアブラは橅と木肌の感じが似ている。枝先の5枚葉。昔はこの葉っぱから油を取ったとか?


1353 〆掛小屋(「越後の山旅」によると注連掛小屋)

1404 猿とにらめっこ

1406 三角点
ここを過ぎると、次第に苦手な渡渉が現れるようになる。
これだけ渡渉すると、少しは学習する。
最初はなるべく濡れないように、水面からしっかり出ている岩だけ選んで渡っていたが、多少の濡れは覚悟して
水面下でも、平坦な石を選んで渡れば安全!と考え、渡渉のコツを掴んだつもりでいたら、最後の渡渉で滑ってこけた。

最後だから特に慎重に。右上の方が流れが緩やかそうに見える。
そちらに迂回してバシャバシャ渡ろうと、右に1歩踏みだしたら左足が滑り、太ももまで浸かった。

1542 堰堤脇を後にする。
美味しいトン汁を頂いた。昔は雨晴清水の所でトン汁を作っていたそうな。それが、高齢化に伴い〆掛小屋、三角点と場所が移動し、
現在の堰堤脇になった、という話も伺った。




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