niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

6月8日 南魚沼の雲洞庵と三国川ダム(さぐりがわダム) ①雲洞庵

2020年06月09日 | 金城山

三国川ダムは、丹後山登山などの折、数回前を通ったが、いつも急いでいてちゃんと写真を撮ったことはなかった。

奥三面ダムにも行きたかったが、こちらは昨年の大雨の影響で、林道の開通が遅れているらしい。

梅雨入り前の貴重な晴れの日曜日。先に三国川ダムへ行こう。南魚沼へ行くのだから魚沼スカイラインからの越後山脈・三国山脈の写真も撮りたい。はるりんさんに教えてもらった樽山にも行きたい。

車に乗ると、「六日町に行くんなら雲洞庵にも連れってってくれ」と。僕も子供の頃に一度行った記憶はあるが、ほとんど覚えていない。

3つ回る時間はあるかどうか。樽山は雲の出方次第で展望なさそうだったら後回し、ということで関越を魚沼へ。

小千谷を過ぎたくらいから日が陰った。雨降るかも?魚沼スカイラインはきょうは無し。

大和ICで関越降り、291号線(清水街道)を南下。

9時半過ぎに雲洞庵着

 

 

 

黒門を入る。

 

すでに厳かな雰囲気が。

 

赤門

向かって右側の柱には、「雲洞庵の土踏んだか」と記されている。

赤門の写真を撮っていると、左奥の森の中から、ピロロロロとアカショウビンの鳴き声が。こんなところで聴けるとは思ってなかった。

(どう聴いても、キョロロには聴こえない)

大草鞋に絵馬が。

 

1歩赤門を入ると、いきなり、心に染み入る景観が。

雲洞庵の土、僕も踏んだよ。

 

 

いいお顔だなぁ。歯痛も治してくれるかな。

 

左奥に何か近代的な建物が。

 

こうした建物も何百年か経つと、古刹の中に融けこんでゆくのかなぁ。

 

正面に戻ると、鐘楼が。

 

白い石や、首飾りが、何やら西洋の彫刻を思わせる(のは、私だけ?)

 

では、本堂へ

 

日本一の庵寺、越後一の寺、と謳われる雲洞庵の本堂。     (ピンボケ多謝。絞り値間違ってた。)

 

 

なんと絢爛な。

 

こうした彫刻には、ちゃんとしたストーリーがあるんだろうな。

 

 

雲洞庵は曹洞宗のお寺。坐禅堂へ。

 

 

坐禅堂の廊下からは大池が望める。

 

 

掃き清められた廊下を渡り、客殿へ。

客殿の椅子に座り、外を眺めていると奥の森からホイホイホイ。サンコウチョウの鳴き声も聞こえて来た。

 

 

今は世の中は、コロナとの長い闘いの時。

仏様、どうか我々をこの病魔から救ってください。

薬師如来十二神将

 

 

子年の神は、クビラ大将。 千手観音の化身とのこと。

 

さらに

 

韋駄天走りで日本を、世界を。

 

最後に宝物殿へ。

最古のものは鎌倉時代とか?お宝が沢山。でも、僕の眼に止まったのは

いいなぁ。こういう絵図。

ずっと眺めてるうちに、ふと思った。

これは、魚沼スカイラインの樽山付近から見た金城山かも。

カシミール3Dで描画。

雲洞庵。行く度に新しい発見がありそう。いずれまた。

 

田植えが終わったばかりの魚沼の田園を抜け、三国川ダムへ。

(続く)

 

コメント (2)
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5月11日 絶景の金城山 白馬岳まで。

2014年05月12日 | 金城山
丸一日晴天が約束された日。
どこへ行こう?11日山開きの予定はない。山岳展望の素晴らしい山に行きたい。できれば越後百山から選びたい。
村上方向はクマが怖い。(どこ行っても同じだとはわかりつつも)あまり人の少ない山でないほうが安心。
中越の未踏の展望の山。下権現堂山、金城山、飯士山などが候補。
金城山は、観音山コース以外は災害で荒れているようなので、皆、観音山コースを選ぶだろう。ということで金城山に決定。
越後百山だし。
越後百山17座目ゲットへ。

0852 登山口


登山道は、緩急はあるもののほぼ登り一辺倒で思いのほかきつかった。しかも背は高くないが視界を遮る灌木に囲まれ、展望のない登山道である。
タムシバ、ツツジ、シャクナゲなど咲き続き、数メートルおきに、あの黒くて大きい、妙に人懐っこい蜂が、ホバリングしながら待ち構える。
ガタイがでかいので羽音もでかい。近づいても何もしないのはわかっているので姿が見えればいいが、後ろから来られると、スズメバチか?とビビッてしまう。あの蜂の名前は?オオマルハナバチ?、クマバチかな?

坂戸山


1043 7合目

残雪とブナの新緑が美しい場所。ご夫婦?がここで大休止中。コーヒーのいい香りがした。

1107 雲洞大月分岐




1156 9合目


9合目を過ぎると雪の上に踏み跡が見えなくなった。
でも所々夏道が見えているので、なんの疑いもなく尾根を直登。

1206 胸突き八丁の急登


かなりきつい登り。先行者の足跡はない。キックステップで足元固めノロノロ登っていると鈴の音が左手から聞こえる。
はるか左下を軽快に下る女性の姿。
そーか。残雪期は向こうがメインコースなのか?
今更引き返すのも面倒で、気合を入れ直して直登。
右からの尾根が合わさると、そちらから登ってきた足跡と合流した。
ここが葡萄平?
右から登ってくるコースはガイドブックには載ってないが、これも積雪期だけのコースか?

山頂岩峰群。

そーかこうなっていたのか。よくガイドブックに載ってる写真の岩場は。と、ひとり納得。
でもここを進むのはおっかなかった。無風状態で良かった。
この巨岩群には名前があって、屹立した男天井、扁平な女天井、摩利支天等々。御岳神社に八海山神社もあるという。
3,40人も入れる岩窟もあるというが、それらを確かめる余裕はない。

1226 山頂標柱 でもここが最高地点ではないと後で知る



シャリバテ。早く昼食にしようとすぐに避難小屋目指して出発。
避難小屋まで来ると男性が1名。
素晴らしい展望の話などするうちにコースの話になり、彼は登りの途中で金城山に詳しい方から、この時期は、9合目からは岩峰を避けて避難小屋に直接向かうルートを取るように勧められたらしい。おっかないコースだったのも当然か。調べ足りなかったと反省。(下りでもっとコースの知識不足を思い知らされるのだが)

山頂から見えた、もったいないような越後の残雪の山々(教科書「展望の山旅」の表現のパクリ)








写真を見ているうちに前衛の大割山が気になってきた。
光兎山のようなカッコいい三角錐。登山道はないらしい。見下ろしてるのに、私ではあの頂に到達できそうもない。











カシミールによると牛ヶ岳と小沢岳の間に至仏山が頭を覗かせるらしいんだが確認できなかった。





1353 下山開始
1427 雲洞大月分岐

7合目を過ぎ、登山道が崩れ小さな段差になっている場所を降りたところで道を間違えた。
気づくと踏み跡がない。でも登りはこの方向だったような気がしてそのまま下る。
やはり違うようだ。尾根は左。尾根上に出ようと急斜面をトラバ-ス気味に進むと、落ち葉に足を取られ数mほど滑り落ちる。実際は1mくらいかもしれないが、肝を冷やした。少し先は谷に向けてもっと急斜面になっているらしい。
ようやく尾根に乗ったが踏み跡はなく、藪。
思いもよらず藪漕ぎして登ることになってしまった。二王子岳に続き、またも道を間違えた。地図をもっと読めるようにならないと。

1506 段差になったところに戻り正規のルートを発見。
尾根を挟んだ反対側だった。


1513 6合目


1529 4合目

4合目手前で、小学生とお父さんの二人連れが登ってきた。
こんな時間にどこまで行くのだろう。かなり上に行くまで、灌木に遮られ展望もない山道なのに。

1602 登山口に戻る。


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