niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

10月18日 蒜場山

2015年10月18日 | 蒜場山
大境山とともに、新潟の山を登り始めた当初から気になっていた蒜場山。
近くて遠い下越の名峰にようやく登ってきた。


駐車場で支度をしていると、車の窓に映った自分が被っている帽子に虫が止まっている。
帽子を取って振るとアスファルトに落ちた。
思わずウオッと声がでた。スズメバチ!頭にスズメバチがとまったのは初体験。
だが、こいつ、何だか動きがとろい。朝の寒さのせいか?接近して撮影。

写りを確認するため数秒目を離し、視線を戻すといない。ワー飛んだ!と一人で大騒ぎしたが、そのまま飛び去ってくれた。

蒜場山に二の足を踏んでいたのは、クマ、スズメバチ、サル、マムシなんでもござれというイメージがあったから。
やはりそうなのか?
ほとんどの車は湯ノ平狙いで先へ進む。
大境山のように、他に人が入っていない山は気が進まない。
男性が2名、ダムを渡るのを確認してから出発した。
結局、登りでスライドした方が3名、同じころ山頂にいた方が5名、下りでスライドした方が6名。多くの方が登っていた。

0813 米平新道登山口
前の黒姫山が慌ただしい登り下りになってしまったので、今回はゆっくり登ろう。
天気も安定しているようだし、午後の光線の具合のほうが飯豊の眺めがよくなるだろうし。

いきなり階段の急登。だが階段はすぐに終わり、それからは階段なし。比較的新しい登山道だが、よく踏まれ、急なところでもいい位置にステップがある。想像していたよりずっと登りやすいコースだった。

0942 岩岳

真ん中にハチ注意のプレートが。
他の方のブログを見ると、昨年はなかったみたい。
ということは、現在進行形のCAUTION!?
小休止だが、気分は休まらない。


0957 泊まり場 いや、絶対クマにあうでしょ。


1023 気づくと後ろから男女2人組 あっという間に置いてかれた



1031 鎖場 鎖に頼らずとも三点確保で登れそうな。


1033 烏帽子岩
新潟100名山 P113 の地図のエボシ岩の場所、間違いですよね?

1040 錦秋の尾根の先は霧で山頂方向は全く見えない。


1047 兎戻し
短いが、垂直な一枚岩。どう登るのかちょっと迷う。

1116 空が明るくなってきた。前方の小ピークが見えてきたと思ったら


1121 ここに来て急速に霧が消えていく。全く見えなかった山頂が現れる。


1128 山伏峰

1131 雲が騒めく。遠くの雲海が美しい。


山頂の奥に飯豊が


1141 山頂着

辿ってきた米平新道
完成したのは平成9年で、それまではエキスパートだけの山だったとか。


大日岳


北股岳も瞬間顔を出すが、カメラ間に合わず。





気になる西ノ峰から赤津山
開通した湯ノ平への林道の途中から道があるという。




次第にガスに覆われていく。そろそろ下山しよう。

1255 下山開始

1306 山伏峰

1343 烏帽子岩が近づく


1358 烏帽子岩で大休止

1401 下ってきた登山道を振り返る




1417 烏帽子岩の鎖場を見下ろす


1453 岩岳

1552 登山口着

越後百山   33座目
新潟100名山 41座目



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10月12日 戸隠キャンプ場から黒姫山

2015年10月13日 | 北信五岳
連休の天気予報は新潟だけ☀マークがない。12日の長野は晴れそう。と、いうことで。

夕刻戸隠に着き、まず神告げ温泉に。いい湯だった。
それでは夕食を、と思ったら、日暮れとともに蕎麦屋さんはどんどん閉まっていく。
あきらめかけた頃、ようやく「築山」さんを見つけ、人気No,1という「スタミナにんにく鳥そば」を注文。
すごーく旨い!お勧めです。匂いが気になる方は注意だけど。

0430 駐車場にてオリオン三ツ星と大星雲

私のレンズではこのくらいが限界だが、ちゃんと大星雲はピンクっぽく写るんだなぁとご満悦。

暗いうちから多くの方が、ヘッデンつけて高妻山に向けて出発していく。

翌朝、まず戸隠神社奥社に参拝。

0616参道入口の大鳥居


実はこの時間、戸隠山に向かう登山者や観光客が沢山で、なかなかシャッターチャンスが訪れない








0721


大橋に移動し、黒姫山を目指した。

0817 古池経由の登山道の入り口

0837 古池から黒姫山

きょう一日の快適登山が約束されたと思ったのだが。

0939 新道分岐

1006 しなの木
ここから先の急登もなかなかきつい。

1034 ようやく外輪山の淵に辿り着いたか?

1044 しらたま平
登りつくと戸隠山と高妻山の絶景が待っていた。
思わず、ポールなどを地面に置き、写真撮影。








思えばこの時、早く登頂したいと気が急いていたか?

1049


1056浅間山


1058 飯縄山




飯縄山の奥、八ヶ岳の隣に微かに富士山。ネガポジ反転すると少しよく見えるようになった。


黒姫はお鉢巡りとは言わないか。なだらかな外輪山の淵をグングン飛ばすが、最後の岩がちな急登は想定外だった。




1115 ハァハァ言って山頂着


山頂では、誕生日のお祝いをしているグループもいて、

いいねいいねと、写真を撮らせてもらい、さて、自宅に山頂着の連絡いれようと携帯を探すが、ない。蓬峠に続いてまた落としたようだ。
空身でしらたま平辺りまでもどるが落ちていない。
登りにしらたま平で携帯を手にした記憶はあるので、そこより下ではない。再び山頂に戻る。
やはり見つからず、でも山頂の写真は何枚か撮影し、下山することにした。昼ご飯抜きになってしまった。
この間、多くの方にご心配いただき、また二人の方にはスマホをお借りして、家族に連絡することだけはできた。
黒姫山頂の北側は圏外(docomoは不明)、南側は圏内だった。また、しらたま平までもずっと圏内だった。

しらたま平までゆっくり探しながら下るが見つからない。
ここから下では絶対ないなとペースを上げて下る。

1338 しなの木

1405 新道分岐
どっちに行こうか迷うが、こういう時はやはり一度でも通った道のほうがいいな、と古池に向かう。

1500 大橋着

公衆電話を探しに中社まで戻る。
試しに携帯に電話すると、通じた。驚いた。力が抜けた。相手は戸隠駐在所の駐在さんだった。しらたま平で拾った方が届けて下さったとのことだった。

帰宅すると、見つかったのは登山より先に奥社に参拝したから戸隠の神様が助けてくれたんじゃないの?と家内が言う。
なるほど手力雄命のお力で一度隠れた物が現れたってことか。

ところで、
日本二百名山が何座目か数えてみた。
朳差岳・二王子岳・御神楽岳・守門岳・中ノ岳・荒沢岳・仙ノ倉山・荒船山・茅ヶ岳・乾徳山と黒姫山で
日本二百名山 11座目

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10月4日 大境山

2015年10月04日 | 飯豊連峰
8時に中田山崎(私が持ってる2.5万図には田中山崎となってるが、最新版では直ってるのかな?)バス停前に着く。他の車はない。
これは予想外。一人も登ってない山に入っていくのは怖いんだ。
先に樽口峠に上がり、飯豊を眺めよう。






9時半頃バス停に戻ってくるが、やはり車はない。
まあしょうがない、と出発。
結局、下山するまで一人も会わなかった。
人だけではない。登山口の標柱と山頂三角点、赤テープ以外に、1段の階段も、1本の鎖もない、余計な人工物のない登山道だった。


バス停の右から入っていく。


堰堤を渡って(水深1,2cm?)、左の標識のところへ

1023 堰堤の先、右 大境山頂の標識


クマ鈴は当然、。右ショルダーベルトのポケットには、蓬ヒュッテで奇跡の生還を果たしたラジオ。左のポッケにゃチューインガムじゃない、ICレコーダー。両方とも最大音量で鳴り響く。
結局、猿、クマ、蛇、スズメバチいずれとも遭遇しなかった。

県境稜線にでる手前で道を間違えた。稜線に近づき、本来の道は左に巻いて行くことが後でわかったが、登りの時は全く気づかずに稜線に直角に交わる道に入ってしまい、適当なステップのない急坂を回りの枝を掴みながらやっと登り、藪に突入。躍り出た稜線も藪の中。でもなんとなく踏み跡があるように感じられたし、急坂の途中にはペットボトル(そういえば人工物があった)があったりしたので、まだ道を間違えたという意識は低く、こんな凄い道なのかと稜線上の藪に突入。少し進んで、まてよ、下山で同じ場所から降りられるのか?と心配になり、引き返す。案の定、もうどこから登り着いたのかわからない。
さて困ったと、周りを見回すと、前方の斜面にはっきりした道が見えた。ここでようやく間違えたことを確信。藪を漕いで行くと、なんのことはないはっきりした道にぶつかった。
どこで間違えたのか、全くわからない。
下りで確認すると、

下りの時に下から見上げる方向で撮影。画面の左方向から合流する道から降りてきた。
登りの時、なぜか見落とした。
たぶん、この右から伸びだした枝を右手で右方向に避けてすすみ、左に注意が向かず、直進のはっきりした道に入ってしまったのかと。
画面の左から合流する道もはっきりしてるし、ご丁寧に長い赤テープも下がっていた。
おそらく注意喚起のための長いテープなのだろう。
もしかしたら、この右から伸びだした枝は、直進の道を塞ぐために残してあるのか?とこれを打ち込みながら思った。

一旦、どんどん下る。滑りそうな斜面を大股で超える沢があったりして。この辺がクマがでそうな雰囲気120%。

大セド峰の右を巻いて、向きを西に変えた後は、次々現れる小ピークに何度も何度も騙されて。






1241 池 隙間からちょっとしか見えなかった。水面に紅葉が映って綺麗そうだったが。



1247 山頂 着


1点360度の大展望である。
取り合えず、飯豊本山から朳差岳まで











飯豊本山の左に小さく磐梯山


蔵王


朝日連峰


光兎山


赤外調っていう設定で撮影。
でも、ただの白黒写真との違いは?それも撮ればよかった。
平野武利さんの「山頂にて」山と渓谷社刊、ご存知だろうか?
見れば必ず「山頂」に立ちたくなる写真集である。
特に大菩薩嶺からの南アと富士山、高ボッチからの北アなどを見てると、「あ!永遠が見える」って、何かのキャッチコピーが浮かぶんですよ。
感動もんです。

飯豊連峰








頼母木小屋が見える。




登山道は、ずっと携帯繋がるようだった。
山頂三角点のところだけ圏外。ほんの少し山形県側に寄ると通じる。


1405 山頂 発

余計な階段などない急な登山道は、当然滑りやすい。かなり神経を使う下りの連続で、しまいには足首から下が攣りそうになる。
恐らく、他の山のように階段を整備したら、階段だらけになるんじゃないか?

1600 堰堤着

マシャのFM聞こうと思ったが、電波が入らなかった。

バス停周辺は見事な美田が広がり、静かな静かな里の秋でありました。



越後百山   32座目
新潟100名山 40座目

コメント (3)
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