お盆休みの14日は、茂倉新道から谷川岳へ初登山、と決めていたが、天気予報は次第に悪くなり、前日にはついに午後に傘マークがついた。
せっかくの休みだし、それなりの名山に登りたい。
福島、山形側から飯豊?、山形から大朝日岳?
色々候補を探したが、どこも天気に不安がある。
山形方向しか候補がない。そうだ月山へ行こう。
13日墓参りに半日かかり、19時前に出発。
7号線を北へ。鶴岡市を横切り羽黒山の大鳥居をくぐり月山ビジターセンターの周辺に着いたのは22時半。ここで車中泊。
4時過ぎ、隣の車のエンジン音に目覚める。5時くらいまでは寝てるつもりだったが、そうなるともう寝てられない。
0519 月山八合目着
駐車場は8割がた埋まっていた。支度をしていると雨がポツポツ。先行き不安。
0613 月山中之宮
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少し登るとクロサンショウウオがお出迎え。いや、これはイモリか?ひっくり返して腹をみる勇気なし。
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0649 岩を累々と並べた登山道はなかなか歩きにくく、足元ばかりみて登っていると、途中で休憩していたファミリー登山のお母さんが、「虹が出てるんですよ」と教えてくれる。「雨が上がった~」、と子供が。
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これだけなだらかな登りが続く登山道は始めて。深田久弥が登った頃はアスピーテ型火山だと思われていたという。ただ岩だらけなので、風景に見とれて歩いていると捻挫しそうだ。
山形の山には、土地勘というか山勘というか、がない。
どの山がどの方向に見えるか見当がつかない。だから、登りの途中で左手奥に見える山はどこだろう?飯豊?くらいしか思い浮かばず蔵王なんて名前は考えもしなかった。
0737 仏生池小屋(9合目)着
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9合目を超え、尾根の西側が見える場所に登り着くと鮮やかな色彩の山肌が現れる。
出羽三山のひとつ湯殿山
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池塘の多い平原の広がる尾根の東側と、起伏の多い西側と。成因の違いは?
0835 月山頂上小屋(1984m)
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コマクサ、見られるんだ!
月山山頂の南側へしばらく歩いたところからの展望
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朝日連峰と飯豊連峰が重なって見えるとは思ってなかった。カシミールでちゃんと調べとけば、その場でわかっただろうに
大体、飯豊から月山を見たら、朝日連峰の後ろに見えるんだから、反対から見たらどうなるか。わかりそうなもんだが。
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朝日連峰全景
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肉眼じゃ気づかなかったが、朝日連峰と蔵王の間には磐梯山が。
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月山神社本宮に荷揚げするヘリコプター
何往復もして運び上げていた。
周辺で休憩している人のタオルが飛ばされる。
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さすがに百名山。多くの登山者が続々と。
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念仏ヶ原の向こうに葉山と蔵王連峰。葉山の奥は船形山だと後で知る。
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実業之日本社「続々 展望の山旅」の蔵王山からの展望図では、祝瓶山の左に葉山が描かれている。
月山はどの辺りに、と思っているうちに、位置関係がおかしい事に気づいた。
月山から大きく見える葉山でなくて他の葉山なんだということに気づくのにしばらく時間がかかった。
展望図では、左下にも葉山という山名が記されている。
山形の山名はまだまだ馴染みが薄い。
三角点より来し方を眺める。
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1032 下山開始
鳥海山を正面に木道を進む。
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1124 仏生池小屋
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1230 8合目着
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1335 月山ビジターセンター着
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中を見学。綺麗な建物で、展示も充実。見ごたえあり。
日本百名山は8座目