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niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

苗場山麓ジオパークガイド検定でよく出題されるSK030

2024年03月12日 | 苗場山麓ジオパーク
苗場山麓ジオパークのお勉強その6


                                     ウィキペディアの写真を拝借

穴藤の川原で見られるSK030と呼ばれる火山灰に含まれる菫青石(きんせいせき)は、青紫色で透明感のある鉱物。角度によって違う色に見える多色性がある。
115万年前に榛名山付近で起こった火山活動の噴出物である上越火山灰をSK030と呼ぶ。
魚沼層群の模式地(ある地層の標準となる露頭がみられる特定の地域)は長岡市小国町の芝ノ又地域で、SKのSは芝ノ又、Kは鍵(key)層のKから取っている。
ちなみに、鍵層とは、地層の年代を比較し特定するために用いられる特徴的な地層。広い地域にわたって短時間に形成され、かつ識別の容易な地層で、地層の区分・対比の基準となる。鍵層の例としては、火山灰層・凝灰岩層・石灰岩層・化石層などがある。
魚沼層群の上部に挟まっている特徴的な鍵層はSK010、020、030・・・130等に分類されていて、そのうちのSK030に含まれる菫青石は、苗場山麓ジオパークガイド認定検定試験(初級)で必ずといっていいほど出題されるキーワードなので覚えおかなければいけないよ。(誰が?自分でしょ?さすが、検定試験。細かいとこついてきます)

間違いがあったらご指摘ください。
続く。
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苗場山麓ジオパーク 前倉橋と結東層

2024年03月12日 | 苗場山麓ジオパーク
苗場山麓ジオパークのお勉強その5

前倉集落の上流側の、苗場山麓ジオパークを代表するスポットのひとつ、前倉橋。(カシミール3Dに登録した前倉が前嵓になってた💦)


新潟の橋50選に選ばれている。
その価値を高めているのが周囲の岸壁。


この岩は結東層という、新生代第三紀中新世(今から1500万~1800万年前)、日本海ができ始めた頃に海底に堆積した、海底火山噴出物を主体とした地層で苗場山麓ジオパークで一番古い地層。
この火山噴出物が堆積してできたのがグリーン・タフという緑色の岩石。
ちなみに、結東層→藤沢層→西田尻層→魚沼層群の順に新しくなる。

魚沼層群は、洪積世前期(今から100万年前から70万年前)を通して堆積したきわめて大規模な地層で、苗場山麓ジオパークの基盤を成す地層で、泥岩や安山岩質の角礫凝灰岩 などからなる。
石落としや大嵓の柱状節理が乗る地層。
いずれもフォッサマグナを構成する地層の一部といえる。

間違いがあったらご指摘ください。
続く。

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