niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

7月9日 猫魔ヶ岳と、雄国沼のニッコウキスゲ

2017年07月11日 | 隣県
 足の具合がイマイチで、連休の平ヶ岳を泣く泣くキャンセル。もうひとつ火打山の話もあったが、前回登った時に思ったより時間がかかったので、これも無理。でも山の息吹に触れたいと、選んだのが雄国沼。ニッコウキスゲが盛りのはず。足の具合に問題なければ猫魔ヶ岳にも。

●「山中を車で右往左往」
未明に塩川のコンビニを出発。明るくなる前に金沢峠に上がり、天の川の写真を撮ろうかと。
この時期の雄国沼へのアクセス方法をご存知の方はもうお分かりだろうが、6月、7月の一定期間はマイカーで金沢峠へ上れないのだが、そんなこととはつゆ知らず、グングン坂を上る。やがて雄国萩平駐車場に到着。入口はロープで閉ざされ、中に入れない。この駐車場は現在使われているものなのか?表示が少なくわからず。そのまま細い舗装された林道を辿っていく。熊、でそう。と、ヘッドライトの光芒に照らされるタヌキ。心細くも先を急ぐ。
すると、ああ車止めが。この道は車両規制されているのかぁ。方向転換し、坂を下る。途中、雄国パノラマロードの表示。これは? 沼に通じてないか? 暫く進むと雄国沼への進路を示す表示。それに従って進むとまた先ほどの駐車場に。こんな事を数回繰り返す。狭い範囲を行ったり来たりしていたのだ。これではらちが開かないと麓のコンビニまで戻り、店員さんに雄国沼へのアクセスを訪ねるが知らないと。売り物の地図で道を調べてると、店員さんが横でわざとらしくため息ついたりして居心地が悪い。漸く、もう少し南側から金沢峠へ続く舗装路があることがわかり、ダメ元でそちらから雄国沼を目指す。もう、とっくにあかるくなった道を飛ばす。

0418


案の定行きどまり。いつも行きゃぁ何とかなるで出発して失敗して反省してるのに、またやってしまった。
そこには、6月3日から7月17日はマイカー規制して雄国萩平からシャトルバスが出てるのでそっちに回れという表示があり、漸く全てを理解したのだった。
また、駐車場へ戻る。明るくなって駐車場の奥にそれっぽい建物があるのがわかる。ロープを跨いでそこまで行くと、金沢峠までのシャトルバスの時間や料金などが書かれた表示があった。入口にも書いといてくれないと。いや、スマホの人はその場で情報見れるのかも?ガラケーではね。これも情報格差。




さて、トイレ借りようと思ったらまだ施錠されてる。仕方なく、また麓のコンビニへ。双六は振りだしに戻ってしまった。

●シャトルバスで雄国沼へ
駐車場に戻るとようやく入口が開いていた。
奥まで進み駐車した。
0515


広い駐車場


暫くすると切符の販売が始まった。
2番目に購入。しかしこれは整理券の役割はない。バス停に早く並んだ者勝ち。定員36名。
37番目の女性の落胆した表情。次のバスまで35分待ち。
ここでGPSをマイカーの中に忘れて来た事に気づくが、満杯の窓際の席からは取りに戻るとは言えなんだ。
会津バスは、狭い、ガードレールも一部にしかない林道をひた走る。側溝あり。結構怖い。

0623 無事、金沢峠着


峠に設置されたテラスからは、さざ波ひとつないカルデラ湖に映る逆さ猫魔ヶ岳。ちなみに猫魔ヶ岳は一番高く見えるピークの右隣り。その右が猫石。
最奥が磐梯山。




●漸く登山開始


0628 テラス脇から登山開始。まずは沼に向かって真っすぐ下る。


丸太の階段は下りにくい。


0633 沼に降りる手前で、雄国沼を周回するコースが左に分岐


0641 次いでテラス脇から直に下ってくるコースと合流。


0642 時々視界が開ける。


0649 雄国沼休憩舎 トイレあり。



0700 周回コースは休憩舎から一旦湖畔に出る。

少し進むとすぐ森の中へ。

0712 猫石まで2km、かな?


0713 時々視界が開けるが・・・。


0714 ほとんど展望の無い森の中へ。


0717 猛暑予想のこの日でも陽射しが遮られ快適なんだが、眺めがないのはつまらない。


0722 最初の渡渉


0728 漸く登山道らしくなってくると、


0732 猫石まで1km


0743


0745 猫石まで0.5km


0749 この辺りでスライドした山ガールに「猫石はもうすぐですか?」と尋ねる。この娘と後でまたスライドするのだった。 


●猫石から猫魔ヶ岳へ

0800 猫石 岩の下にいる登山者に、眼下のパノラマを解説している方、かな?

これは私でないよ。でも、私同様「知っている山の名前を誰かに教えずにはいられない病」にかかっている人かも・・・。
この解説を聞いている方とも、後でスライドすることになる。

眼下に広がる雄国沼 その奥にまだ残雪を頂く飯豊連峰

辿って来た道は、樹海なんだな。起伏がないから展望がない。

ズームイン


さらに拡大


目指す猫魔ヶ岳の先に磐梯山


時計回りに


猪苗代湖


雄国山


高曽根山の左奥は飯森山


0807 猫魔ヶ岳への分岐


0824 漸く・・・


0825 猫魔ヶ岳一等三角点




主役は磐梯山


猪苗代湖 足元はアルツ磐梯のゲレンデ


桧原湖と吾妻山


もう一度磐梯山 


0845 下山開始 往路を戻る

0904 猫石手前の分岐を左に ここから金沢峠近くまで誰にも会わなかった。


0918 猫魔ヶ岳から、またず~と展望のない樹海の中を辿る。


0919 分岐を右に 


0929 林道に出る。どこかで地図に記載のある登山道(遊歩道?)に戻るのかと思ったが、ず~とこの展望のない、つまらない林道を辿る。

時々、空き缶やフライパンが吊り下げられてる。自分の熊鈴も手で振りながら歩いてるが、これらも見かける度に叩く。後ろで何か音がするとポール構えて振り返ったり。
まったく雄国沼は見えない。
この道はほんとに正しいのか?道間違えて沼から離れて行ってないか?だんだん不安になって来たころ、

0949 舗装路に出る。


朝、コンビニの地図をチェックしてから目指した林道が左から合流。


漸く、雄国沼が見えた。


やれやれと、ここで一服し再び歩き始めると、向こうから歩いてくる男女二人連れ。先に歩いて来た女性が声を掛けてくれた。
猫石の近くでスライドした方だった。少し遅れてきた男性は猫石でパノラマの解説を聞いていた方。反時計回りに周回中なのだった。
ここから猫石までの道はどうか?と聞かれて、なんと答えようか迷った。私はもう二度と歩きたくない林道。
(カップルなら熊怖くないかな)と、「眺めがなくてつまらないですよ。でも一度は周回したいルートですもんね。」とだけ答える。
また、向こうから別のカップルが歩いてきて、全く同じ会話を繰り返す。

金沢峠への道すがら、沼とは反対側に広がる展望を
博士山 現地で見ていた時には、会津駒だ!と思うほど立派

会津駒は、燧ケ岳とともに、博士山の背後にわずかに望めるようだ。

御神楽岳周辺




1013 金沢峠に向かって上がってくるバスが見えた。 


1015 峠には多くの登山者、いや観光客が。 


こんなところを上がってくる






さて、これから雄国沼へ下り、ニッコウキスゲを堪能しよう。すでに遠目にニッコウキスゲが咲き乱れているのはわかっている。ワクワク。

●朝とは比べ物にならないほどの人混みの中、丸太の階段を下りきると、そこは楽園。


並んで歩いてるから、ステップがシンクロしてるなぁ。




木道は反時計回りの一方通行














アヤメも




1047 そろそろ帰りの時間が気になり、去りがたい湿原を後にする。


●帰り道でまた迷走す
11時発のバスに乗る。




1127 駐車場に戻ると満杯の車


これから金沢峠に向かう人々 この時間だと、上でもあっちぇえよぉ。


さて帰る前に、日帰り温泉で汗を流したい。地元の方に尋ねると、ありますよ。真っすぐ下って121号線を山形方向に行くと「蔵の湯」がありますよ。
どのくらいかしら?車で10分くらい・・・???最後の方は尻切れトンボ。礼を言ってすぐさま出発。
まっすぐ下るが121号線に出るまえに道は左右に分かれる。左に行くのが自然な流れのようだったので、左にかなり走ってから121号に出る。
山形方向へ、走る、走る、走る。見つからない。さては見逃したか?近そうなニュアンスだったよなぁ?コンビニによって道を尋ねる。
蔵の湯なら山形方向にず~と行くと右手にありますよ、と。もっと遠いのか。さらに走る。ず~と走る。私のアホカーナビには載ってない。
おかしい。見逃したか?来た道を戻った。ない。またお店に寄って尋ねると、店員さんはスマホでささっと検索してさらに向こうだと。
走る、走る。ようやく到着。あとでグーグルマップで調べると30分以上かかる距離。姐さん、10分って・・・。(自分の下調べしないことを棚にあげて)
でも、広くて露天風呂もあり、湯に浸かった瞬間そんなことはどーでも。あ~ビバビバ。

取りあえず (完)







コメント (10)
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