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「軍事に軍事で対応すればエスカレートを招く」「外交的解決の姿勢がないまま、危機感をあおるばかりの(岸田政権の)対応は最悪だ」と批判。

2022-11-28 11:29:39 | 岸田・石破の早期退陣を望む声が多い

敵基地攻撃能力の保有は違憲

対話・交渉の平和外交を

NHK日曜討論 山添政策副委員長が主張

 日本共産党の山添拓政策副委員長は27日、NHK番組「日曜討論」に出演し、安保3文書改定に関する政府有識者会議の報告書について各党代表と討論しました。山添氏は「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有や大軍拡計画を批判し、軍拡財源を増税にたよる方針に消費税増税の危険を指摘。岸田政権はまともな外交戦略がなく「軍事一辺倒」だと述べ、対話と交渉による平和の外交ビジョンを提案しました。自民、公明、日本維新の会、国民民主は「敵基地攻撃能力」保有や軍事費増額が必要だと主張。立憲民主党も理解を示しました。 (詳報)


 山添氏は、中国の覇権主義的行動と北朝鮮の相次ぐミサイル発射を厳しく批判した上で、「軍事に軍事で対応すればエスカレートを招く」「外交的解決の姿勢がないまま、危機感をあおるばかりの(岸田政権の)対応は最悪だ」と批判。日本共産党が掲げる「平和の枠組みをつくる外交ビジョン」を紹介し、「あれこれの国を排除するのではなく、地域の全ての国を包み込むインクルーシブ(包摂的)な平和の枠組みが重要だ」と訴えました。アジア政党国際会議(ICAPP)で採択された文書は、「紛争解決の唯一の道としての対話と交渉を強調している」とし「これがアジアの本流だ」と主張しました。

 自民党の小野寺五典元防衛相が「軍事力や経済力を背景にした外交でないと前に進まない」と主張したのに対し、山添氏は「有識者会議の報告書では軍事力強化の話ばかりしている」と反論しました。

 山添氏は、同報告が「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有と増強を「不可欠」としていることについて、政府は相手に攻撃的脅威を与えるような兵器は憲法上保有できないとしてきたとして、「それを百八十度転換し、憲法違反を公然と進めるものだ」と強調。岸田政権が購入を検討している米国製の巡航ミサイル・トマホークについて、「もっぱら攻撃のための兵器だ」「大量保有することは、相手にとって先制攻撃の可能性のある脅威となる」と批判しました。

 軍拡財源を巡り、小野寺氏が「数字ありきではない」と述べたのに対し、山添氏は「自民党が選挙公約でGDP(国内総生産)比2%という数字を出している」と突き付け、「岸田首相がバイデン大統領に『相当な増額』を約束した」と批判。「アメリカの要求にこたえようとするものだ」と述べました。

 報告書が財源について「幅広い税目による負担」や「企業の努力に水を差すことのないよう、議論を深めていくべき」と明記していることをあげて、「大企業の負担にならないように気を使って国民全体で負担せよということであれば、消費税増税も排除されない」と批判しました。

 山添氏は、政府の税調では消費税のさらなる増税まで議論している状況だとし、「国を守るためだから国民は我慢せよというなら、かつての戦争と同じだ。平和も暮らしも押しつぶす道を歩んではならない」と強調しました。

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中車資陽と提携先が共同で研究開発したもので、将来的に中国初のラック式鉄道である都江堰―四姑娘山区間(都四区間)で使用される。

2022-11-28 09:31:32 | 中国を知らなければ世界はわからない

中国初のラック式列車がラインオフ

人民網日本語版 2022年11月25日13:32
 

中国初のラック式列車が24日、中車資陽機車有限公司(中車資陽)でラインオフした。これは中国初で完全に独自の知的財産権を持つ新方式列車で、中国のラック式列車分野における空白を埋めた。同列車は中車株洲電力機車有限公司の支援のもと、中車資陽と提携先が共同で研究開発したもので、将来的に中国初のラック式鉄道である都江堰―四姑娘山区間(都四区間)で使用される。人民網が伝えた。

同列車は「通常鉄道+ラック式鉄道」のハイブリッド牽引モデルを採用し、通常鉄道区間の最高運行速度は120km/h、ラック式鉄道区間の最高運行速度は40km/hにのぼる。言い換えれば、都四区間の最も高い位置にある坂道で600メートル走行すると、20階建ての高さに達することができる。その登坂能力は中国の幹線鉄道を走る列車の10倍以上。

列車は4両編成で、定員は145人。豪華VIPファミリー用個室、豪華観光席、普通席の3種に分かれ、乗客のさまざまな需要を満たす。また列車には中国最大面積の曲面観光ガラス窓があり、車内の観光客が自然景観をより楽しめるようになっている。

スマート化の面では、同列車は北斗・5G/IoT自動運転、自動保護、運営ビッグデータ保存、スマート分析などのハイテクを導入し、列車の「ブレーン」がより「スマート」になった。一方で、車両の外観はパラメトリックデザインの照明を採用し、車内のドア付近と客室にはそれぞれスマートディスプレイを設置。テクノロジーが安全な移動を支えている。

都四区間の第1期は2023年末の開通、26年の全線開通を予定。完成後、観光客は都江堰から同列車に直接乗り換え、四姑娘山景勝地に向かうことができる。両地域間の移動時間は従来の5時間から2時間に短縮される。

同列車は登山鉄道に用いられる新型鉄道交通列車だ。列車走行部に一つもしくは複数の歯車を配置することにより、列車は登坂中にレールの中間に設置されているラックレールと噛み合い、その噛み合う力によって安定的に走行する。ラック式鉄道は安全性と適応性が高く、環境に優しく低コストのため、特に山間部や観光地の観光路線に適している。同列車は将来的に、中国の山間部の鉄道交通及び観光の重要交通機関の一つになる見込みだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年11月25日

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