どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ホテル

2006年09月07日 09時50分07秒 | モンブラン
 泊まったホテルは山岳ホテルと三つ星、二つ星クラスした。
街では安さと利便性を山では風景を重視した結果です。スーツケースは二人分を1個であったがゴロゴロ転がして運ぶにしても石畳は運びにくい。駅から近いほうがいいので全て駅から3分で歩ける近いところにした。それでもスーツケースは持って移動するとタイヘンなので2・3日分の着替えをリュックに詰めて、スーツケースは次の目的地に送った、スイスパスを持っていると10フランしか掛からない。

 駅前の安ホテルの風呂はシャワーだけというのが殆んどで、バスタブが付いていたのはたった一ヵ所のみ、思わずワ~ッバスタブがあると妻が声を上げたほどです。ツアーでそういうホテルだけに泊められたら絶対文句が出るだろう。私は日ごろシャワーだけで済ませているので湯船に浸からなくても平気だ、慣れているのでそのような不満は感じない。勿論あればあったで年に数回のゼイタクな風呂を楽しみます。

 バストイレが共用というのも多かったので、部屋にバストイレが付いているだけで高級なホテルに泊まった気分になった。(笑)
共用でも数があれば不便や気まずさは感じないが、1フロアに一ヵ所というのは少なすぎる、幸いプレシーズンで客が少なくて助かったけどシーズン真っ盛りなら不満が出ただろう。
このようなホテルを選んだので宿泊料が安くつき70フラン前後で泊まれた。ユースホステルなら2食付45フランで泊まれる、そこでも良いのだが孫もいる年なのでユースホステルはどうも・・・と思い始めから除外していた。

 山岳ホテルはグレード・内容に違いがある。ごく普通と思われる山岳ホテルは部屋に2段ベッドが幾組か置かれて共用のシャワーとトイレが設置されている。食事は2食付が多かった。宿泊費も安い、景色が下界ー下の村ーとは格段に違うので出来るだけ上で泊まるようにした。部屋の設備が少々物足りなくてもそれを補ってなお余りあるものが得られる。バカの高上がりと言わずに我慢してでも泊まってみたら如何でしょうか。

 山岳ホテルでもゴルナグラートは別格のようだ。そうじて高いがッターホルンを目の前に夕日や朝日が楽しめる。赤く焼けるマッターホルン、刻一刻その色が移りゆく様を眺めるときスイスに来た甲斐があったと心から思う。リッフェルベルグのホテルでもいい、小さな教会とマッターホルンは誰が写しても絵になる。鉄道の終点クルムホテルは設備眺めとも素晴らしい。冷たい朝の空気の中氷河越しに見えるマッターホルンも又別世界だ。別のところの二日分の宿泊費を払うことになるが悔いは無い、長旅のなかでたまには贅沢を味わうのも好い。

 夕食付き、しかもコース料理を優雅な気分で食べて1万4千円なので、私たちにはチョット無理したけど許容範囲というところでしょうか。
中継地としてただ泊まる所は近くて便利の良さを規準に、景色が美しい所はあくまでもその景色が堪能できる場所という風にハッキリさせた選び方は間違っていなかった。

なお山岳ホテルの隣に高級ホテルがあるところも多い。安ホテルはどうも・・という方はそちらの方へどうぞ。

写真はメンリッフェン(ベルナーオーバーランド)の山岳ホテル

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