どこ吹く風

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トイレあれこれ

2005年12月21日 05時03分53秒 | 旅-トルコ
 各地に様々なスタイルのトイレがある。
人間の排泄作用なのでその地域、気候風土に合うスタイルがあるのは当然だろう。私が子供の頃のトイレは、簡単に言えば縦穴を掘り踏み板を二枚並べてその上に坐る式だった。
紙はトイレットペーパーなるものは無く、新聞紙を手ごろの大きさに切って釘に刺してありそれを取って使った。また読み古した雑誌をポンと置いて適当なページを破って使うというのもあった。それら新聞とか雑誌の紙を使うときは両手でクチャクチャに揉んで紙を柔らかくしてから使うのは生活の知恵ということか。
 もっとスゴイのは紙の代わりに木の葉が置いてある便所もあった。木の葉はユウナの木の葉が大きさ丈夫さで優れていたようだ。ただし葉っぱの裏側を使うのが原則、表側はツルツル滑って拭きにくいのである。

 さてトルコのトイレであるが、出かけるときは小銭を用意する必要があった。有料トイレが多いからだ。0.5リラが相場だった。スイスではコインを投入する無人トイレが多かったので、0.5フラン場所によっては0.25フラン硬貨を常に準備していないと悲劇に見舞われることになる。トルコでは会計係が常駐しているところが多かったのでコインを用意する必要は無かった。

 またスイスでは男性の小はフリーが多かったが、トルコではしっかり取られた。小で0.5リラは高い。
紙をトイレ内に用意してある所が多かったが、中には料金徴収所で渡す所もあった。それを知らずに往生したことがあった。男性の場合は必ずしも紙を必要としない時もあるので請求しないと渡さないようだ。

 トイレの形式も洋風と和風があり、様式には手動のウォッシュレットが付いており、和風には桶が置いてある。手動のウォッシュレットとは、普通に見られるボタンを押せば水が出る式ではなく、ガランを手で捻る式であった。ホテルのトイレもガランを捻る方式なのでこれが一般的なのだろう。

 タイでは1mほどのホースがありレバーを握れば水が勢いよく出る。
タイ式とトルコ式どちらが良いのか・・・命中率つまり自分が好きな箇所に水を中てるのはタイ式が良い。トルコ式は尻を動かして場所決めする必要が有る。日本で見られるウォッシュレットとの違いは、日本式では水が出るところが自動的に飛び出してきて上手い具合に尻に命中するようになっている。
ところがトルコ式は水の出口が便器の後部に固定されているので、日本式ほど命中率が良くない。

 またトルコ人はそれほど背が高いとは思えないが、小便器の取り付け位置が高すぎる。ちょっと爪先立ちになるような感じで済ましていた。また大便器も足がブラブラしそうで安定感が無かった。
水を流すレバーがなく水タンクの蓋の一部をプッシュするものや壁のボタンや板状のモノを押して流す式などいろいろあった。

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