どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ウズベキスタン航空

2005年12月22日 12時37分25秒 | 旅-トルコ
 魅力の15都市を廻る!! 15日間のトルコ 全食事付
129.800円~159.800円 の文字がチラシに躍っている。
さらに37回の全食事(朝13・昼12・夕12) イスタンブール、トロイ、ベルガマ、イズミール、ミレトス、ディディム、エフェソス、パムッカレ、アンタルヤ、シデ、コンヤ、カッパドキア、ボアズカレ、アンカラ、サフランボルと地名が並んでいる。

もちろん文字の大きさ色づけされ写真が興味をそそる。地名は知っている処もあるが、知らない所はなお更魅惑的に思われてくる。129.800円というのがイチバンの魅力だ。
トロイはもちろんの事カッパドキアは言うに及ばずバムカッレの石灰棚も見たい。しかしコーヒールンバの歌詞ではないが、♪だけども私にゃ カネがない♪だ。そこでさりげなく妻に見えるようにチラシを置いた。

”あら いいじゃない、説明会に行って来て。”しめしめと思いながらも顔には出さずに鷹揚に構えてその場を離れる。そして首尾よく出発まで漕ぎつけた。
日程の都合で139.800円掛かった、それに関空発着のツアーなので往復2万数千円が余分に必要だ。幸い前後泊が要らない時間帯の発着便だったのが救いだ。

 安ツアーはJTBのタイ旅行で経験済みなので何の不安も感じないし又過大な期待もしない。”まあこんなものだろう”で済ますことにしている。15日間のほぼ全ての経費を込んで14万円弱なので文句を言う方が間違っているという雰囲気になる。

 使う便はウズベキスタン航空、聞いたことも無い航空会社だ。アフガン戦争でアメリカが基地を置き、最近断られたウズベキスタンという国、そこの会社だからマトモではないだろう。安ツアーに耐えられる会社と言うことだろう。いや、その会社に耐えられる客ということか。

 数グループのツアー客で飛行機は満席、旅行社からは人気があるのだろう。タシケントで乗換のために一時待合室へ行く。添乗員は次便の席の手配でおおわらわのようだ。別のグループは次々と説明を受けているようだが、我が方は何故か”今しばらく・・”との言葉があったあと音沙汰無し。イライラしている人もいたが、ようやく説明があった。”タシケントーイスタンブール間を15ドルの追加でビジネスクラスに乗れるが希望者はいるか、との事。それから暫らく待った後搭乗券が配られた。オーバーブックキングで我がグループの内大半の人がビジネスクラスになった。

 後日談だが、ビジネスクラスに移った人がいて、その15ドルはどうも会社ではなくカウンターの職員のポケットに入ったようだ。
こんなこともアリのお国柄で会社である。そういう事で目くじら立てるより笑って済まさざるを得ないでしょう、外国では。

 ウズベキスタン航空の良い点は、天山山脈やヒンズークシ山脈(と思われる。)を眼下に楽しめることだ。延々と続くシベリアのツンドラを退屈しながら見るよりはるかに素晴らしい風景を眺めることが出来た。
ヨーロッパへ行く機会が又あったら、ヒマラヤの外れとはいえ数千メートル級の山々が連なる光景を窓側で見たい。

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