どこ吹く風

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興慶宮公園でダンス

2007年11月07日 08時14分06秒 | 西安留遊
 興慶宮公園での市民の楽しみ方は見ていて楽しくなる。研修旅行に参加している同学(tong2 xue2 )に公園の様子を話すと既に散歩した者、公園風景を写真に撮るのに嵌まっている人、行きたいと言う人様々であった。

 ある日曜日の朝3名で待ち合わせて公園散歩へ出かけた。彼女達は公園には行ったが朝のレクレーション風景を未だ見ていない。興慶宮公園には阿倍仲麻呂記念館があるので、そこは見学している。今回は遙か唐の時代を偲ぶよりも今生きている人たちのエネルギーを感じたい。
門を潜る前の広場では若者の太極拳が行なわれており、その場には似合わない西洋音楽が聞こえてくる。公園で踊っているジャズダンスグループからのミュージックだ。入って見ると軽快にステップを踏んでいる、同行の女性は歩きながらリズムに乗って身体を揺らしそれだけでは納まらずに列に入って踊りだした。

 通行人がその輪に入ろうが傍らで見ていようがお構い無しなのがいい。誰も気にする人がいない、大音響の中一心不乱に踊っている。その無関心さがたまらなく心地好い。書を見て、凧揚げを見て笛やコーラスを聴きながら一回りして社交ダンスのところまで来た。そこはワルツ専門なのかたまたまワルツの時間なのか前回もワルツを踊っていた。準備運動の腰を捻る動作は私たちのサークルに取り入れても良さそうな動きだ。
デコボコの石畳で踊るワルツだから音楽ステップはワルツだが、踊っているのはワルツ”風”であってワルツと呼ぶにはちょっと・・・という印象だ。スポーツワルツと表現するのが当たっている。

一緒に踊ろうと誘いグループと少し離れた場所で1.2.3と踊った。朝早くウォーキングシューズで石畳の上で踊るワルツも悪くない。ナチュラルターンからリバースターン、ホイスクシャッセの繰り返しが基本なので難しいことは無い。私たちが踊るのを見て”見ていた人がイチバン上手と褒めていたヨ”とは先ほどジャズダンスを踊った同行の女性の弁。

 次にクイックのグループへ行く。こういう場ではオキナワクイックが役立つ、何せ木立の間の石の舗道をステップを踏みながら回るのでクイックステップよりウチナークイックのステップが適している。また踊った、一辺が2~30メートルの三角形の舗道を回るので運動量も大きい。両側に木を見ながらスロースロークイッククイックと軽やかに歩き、ターンすると池が見える。朝っぱらから踊るのはこのようなシチュエーションが最適だ、楽しかった~。

 中国の社交ダンスはスポーツの範疇だろう、パーティで踊るというよりスポーツとして捉えているようだ、あれはダンス風のスポーツであるというのが受けた印象です。

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